「被ばく遺伝」6割不安=専門家「可能性低い」−福島 「被ばく遺伝」6割不安=専門家「可能性低い」−福島 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施した被災者アンケート調査で、被ばくの影響が遺伝する可能性が高いと回答した人が6割に上ったことが分かった。原爆被爆地の広島と長崎で遺伝は確認されておらず、不安が独り歩きしている現状に、福島県民の被ばく状況を調べている「県民健康管理調査」の検討委員から「極めて深刻」と懸念の声が上がっている。 アンケートは、原発事故の際、避難指示区域などにいた当時16歳以上の約18万人が対象。昨年1〜10月の回収分を集計し、有効回答は約7万3000件だった。 原発事故による被ばくが子孫の健康に影響する可能性について、「極めて低い」から「非常に高い」まで(1)から(4)の4段階で尋ねたところ、(4)が最も多い34.9%で、(3)が25.3%だった。低い方の(1)と