キプロスと欧州連合(EU)が合意した100億ユーロの支援に対するロシア当局の支持を示唆している可能性がある。 報道官は、プーチン大統領は「キプロスの経済・銀行システム危機の克服に向けた取り組みを支援することが可能と考えている」と述べた。 ロシアはこれまで、欧州のキプロス危機問題への対応を繰り返し批判する一方、キプロスのアナスタシアディス大統領が求める金融支援強化の要請も拒んできた。 だがキプロスとEUが100億ユーロの支援で合意後、態度を軟化させている。 ロシアはオフショア拠点としてキプロスに依存する企業への差別的な扱いを批判する一方、終りのない金融支援や欧州諸国との火種になり得る戦略的なコミットメントに深入りしないよう警戒してきた。 だがこれに先立ち、ロシアのメドベージェフ首相は、ロシアの顧客を含む外国預金者に損失負担を強いる対キプロス支援について「盗みが続いている」とし、批判的な姿勢を
3月22日(ブルームバーグ):キプロスはロシアに対して求めた金融支援を得られなかった。キプロスのサリス財務相が明らかにした。欧州が示した救済条件を拒否した同国は、ロシア支援に望みを託していた。 同相はモスクワのホテルをチェックアウトした後にインタビューに答え、「われわれが望んでいた支援は得られないようだ」と述べた。「しかし、今は帰国しなければならない。キプロスでは事態が深刻になっている」と付け加えた。 キプロス議会は22日、欧州からの救済融資を受けるために必要な法案の審議を開始する。欧州中央銀行(ECB)が同国の銀行への緊急流動性支援を25日までで打ち切ると通告していることから、金融システム崩壊を防ぐために救済確保が急務となっている。 キプロスは欧州連合(EU)が100億ユーロ(約1兆2200億円)の救済融資の条件とした銀行預金課税の法案を議会が否決した後、必要額の58億ユーロを調達
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