政府は、武力衝突が続く南スーダンでの自衛隊のPKO活動について、拠点としている首都ジュバの治安は現時点では悪化していないとして、警戒を強めながら、避難民への給水活動などを継続する方針です。 武力衝突が続く南スーダンでは、韓国軍の宿営地のあるジョングレイ州の州都ボルの周辺で戦闘が激しさを増し、陸上自衛隊が、国連を通じて韓国軍に銃弾1万発を提供したほか、国連のパン・ギムン事務総長が、PKO部隊を大幅に増強するよう勧告するなど情勢は緊迫化しています。 こうしたなか、首都ジュバに拠点を置く自衛隊の部隊およそ400人は、空港に隣接した国連の施設内にある宿営地にとどまり、避難民への医療や給水活動を行っています。 首都ジュバの情勢を巡って、陸上自衛隊の部隊の隊長は24日テレビ電話を通じて、小野寺防衛大臣に対し「人々の生活も平常に戻ってきており、沈静化に向かっている。問題なく任務を遂行している」と報告しま