15日午前11時45分ごろ、緊急搬送が必要な患者を収容するため、北海道函館市の函館空港に向け飛行中だった陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)のLR2連絡偵察機(4人乗り込み)の行方が、空港の西側上空で分からなくなった。自衛隊や道警などが墜落したとみて捜索を進めている。 防衛省によると、視界が悪く計器飛行で着陸しようとした際、函館空港の西約30キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶えた。約1分後に航空自衛隊のレーダーから機影が消えたという。自衛隊は夜通しで、道内の厚沢部町と北斗市をまたぐ山林付近を捜索。