ブックマーク / blog.livedoor.jp/mikako0607jp (7)

  • THE BRADY BLOG:そろそろケヴィンについて語ろうか。

    We Need to Talk About Kevin. という映画がある。 邦題は「少年は残酷な弓を射る」で、日の配給側のマーケティング戦略のためにいきなり山岸涼子系映画にされてしまったようなのだけれども、当然ながら、英国ではそのような映画としては捉えられなかった。 We Need to Talk About Kevin. というタイトル(オレンジ賞受賞の原作も同題)が大変に優れていると思うのは、「(闇に葬らないで)ケヴィンについて語らなくっちゃね」というニュアンスが含まれているからであり、こうした事件が起こるたびにマスコミはびっくり下世話ニュースを書き立てるものだが、そういうのとは別のところで、「そろそろ、きちんと語りましょうや」という意志が感じられる。という理由がまず1つ目。 2つ目は、 We Need to Talk About Kevin. と言いながら、実はこれは少年ケヴィン

    njamota
    njamota 2012/09/21
    「自分以外の個体のライフを完全に受容し、包容などすることなどできない。 そうではなく、あれ(子供をぎゅーっと抱いている姿)は、「私も困っているのだ」ということなのではないか」cf http://azukiarai-23.jugem.jp/?eid=472
  • THE BRADY BLOG:五輪開会式はUKカルチャーの優れた宣伝だったと思うか?

    というユーザー投票をガーディアン紙電子版が行っている。 今のところYesが81%でNoが19%になっている。 週明け、月曜日のわが職場なども、保育士やペアレンツたちの会話はほぼ全てロンドン五輪開会式に関するものであった。 海外でウケているという007&女王の絡みは、英国人にも大ウケしている。 「ダイアナが亡くなる前の女王なら、絶対にあんな、ちゃらけたことはしたことはしなかった。あの人も、いろいろあって変わったのよ。王室のPR戦略を、子や孫たちのために実行しているのね」 というのは、ランチタイムにスタッフ休憩室で熱弁をふるっていた、わが保育園のマネージャー代理の言葉。 職場でたった一人の非英国人。 という立場で働いたことのある人ならご存知だろうが、こうした一大イベントがある度に、英国人というのは多大なる熱意を持って外国人に王室のことや何かを教えようとする。 性格的に教え好きなのか、文句ばっか

    njamota
    njamota 2012/08/14
    「「不潔だったり、とんでもないミスがあったりするが、貧民を見殺しにせず、無料の医療サービスを提供している」という点において、NHSはやはりわたしにとっても揺らぐことのない英国の美点」
  • THE BRADY BLOG:サンシャインと作業着 

    産経新聞によれば、日のケアシステムにおける里親たちは3つのカテゴリーに区分されるという。 1.保護者のいない子供や保護者による養育が適当でないと判断された子供を育てる「養育里親」 2.祖父母など3親等以内の親族が養育する「親族里親」 3.虐待などで専門的な援助を必要とする子供を養育する「専門里親」 里親家庭はそれぞれの区分や子供の受け入れ人数に応じ、手当や生活費などを受け取るそうだ。 英国のケアシステムではフォスターケアラーにこのような区分はなく、しかも「親族里親」というのは存在しない。親族が子供の面倒をみる場合には、国から里親手当などは一切支払われない。その部分では「親類だろうが他人だろうが、子育てには金がかかる」というリアリティーに基づいた日の制度は素晴らしいが、「養育里親」と「専門里親」の区別というのはどういうことなのだろう。 記事を読むと、「養育里親」は誰でもなれるが、「専門里

    njamota
    njamota 2011/06/22
    「愛の突き上げにより、可愛そうな子供を引き取りたいというのはヒューマンな感情だ。が、突き上げるものには盛り下がる時が必ずやってくる」被災3ヶ月後「パフォーマンスではなく、本物の作業着がモノを言う時期」
  • THE BRADY BLOG:愛着理論 第5章 カーテンコール 1 KATSUYO

    雪で止まった電車の中で、多くの通勤客と同じように勝代は足止めをっていた。 そういえば雪で走れなくなった電車の中で一泊したという人たちのニュースがあったなあ。と思い出しながら、鞄の中から書類を出して翻訳作業を始める。 今日はロンドンまで出張して家庭裁判所で日人女性の通訳をしてきた。 それは一年ほど前まで勝代が関わっていた日人女性のケースを思い出させる裁判だった。 1歳児を地方自治体に取られそうになっている日人の母親。 しかし、前に関わった礼子のケースと比べると、今回は母親の年齢がぐっと若く、人にあまり子供を育てたいという意志がないようだった。 この国の音楽ファッションが大好きで渡英してきたという彼女は、英語学校に籍を置きながらパーティー三昧の日々を送り、そのうち妊娠して子供を生んだが、子供の父親である英国人に捨てられてからは、赤ん坊を部屋に残してギグに出かけたりしていたという。

    njamota
    njamota 2011/01/02
    「全然自分は悪くないのに苦しんでいる人は助けますが、怠け者や愚か者は助けません、というのじゃね、ケツの穴が小さ過ぎるでしょ、人間として。そういう理屈は、要するに誰も助けたくないことの言い訳なんだよ」
  • THE BRADY BLOG:愛着理論 第4章 独奏4

    何日も外に出ていない。 外に出ないと服も着替えないし、顔も洗わない。歯も磨かない。 お酒を飲むことにした。何を買っていいのかわからないので、スーパーに行ってビールとワインを買った。 マックスが、これらのアルコールは女の酒だ、と言っていたのを思い出したからだ。 女の酒と彼が言うからには飲みやすいのだろう。と思ったのだが、赤ワインを最初に飲んだ時には気絶した。頭がぐるぐる回って2度ほど吐いて、とてもこの世のグラウンドに足をついているとは思えない状態になって、遠のく意識の中でああこのまま死ねるのかなと思った。 でも、そのうち目が覚めて、それが何日の何時に倒れたものかもわからないから、いったい何時間気を失っていたのかもわからない。 単に寝ていただけかもしれないけど。 アルコールのいいところは、体がふわふわして眠くなって寝れるところだ。 眠ってしまえば何もかも忘れられる。 眠っている間は何も考えずに

    njamota
    njamota 2010/12/02
    「殴られても蹴られても殺されかけても愛することをやめられない人間が、無条件の愛を知らないわけがない」もしかしてそれは”無条件の愛”というところの愛とは違う愛なのではないだろうか。
  • THE BRADY BLOG:人種差別だヨ!全員集合

    先日、底辺託児所にEMAS(Ethnic Minority Achievement Service)という団体から講師がやってきて、「バイリンガル幼児の言語能力開発法」というコースが行われた。 基的に託児所スタッフのためのコースだが、今回はテーマがテーマだけに、館内の別の部署でボランティアしている外国人スタッフも「バイリンガルの子供を育てている親として教養を深めたい」といった理由で受講を希望、蓋を開けてみれば圧倒的に外国人の受講者の数が多い。という顔ぶれでコースが始まったのである。 最初は純粋に言語的お話が続き、ふんふん言いながらみんなメモを取ったりしていたのだが、どこからそういう流れになってしまったのか、たぶん講師が「2カ国語以上の言語が話されている家庭ならではの、何か興味深い出来事はありませんか?」と外国人受講者の発言を促してからだったと思うが、気がついたら、あるロシア人女性が 「私

    njamota
    njamota 2009/10/27
    「このリアリティーが嫌なのであれば、文字通り、外国人は自分の国に帰るべき」上のmatsuiismさんのエントリと関連させて,"帰るべき"の他にも行き方があるんじゃないかと思いたい.
  • THE BRADY BLOG:マイ・リトル・レイシスト

    営業マンに苦手なクライアントがいるのと同じように、保育士にも“できればスルーしたい”と思うガキはいる。 わたしの場合、そのカテゴリーに該当するのは凶暴児ジェイクだった。 なにしろ彼の場合、顔つきがまず尋常ではない。こんなに暗い目、というか、ひょっとしたら狂っているのではないかと思うような強烈な目つきをした幼児を、わたしは他に知らない。 そんな凄い目つきのガキが、殴る、蹴る、痛めつける、破壊するといった行為をエンドレスで行っており、諌めれば必ず暴力で反撃される。 また、口にする内容がいっぱしのアンダークラスのフーリガンなため、人種差別的発言が多く、外国人の大人にとっては忍耐力を試されることになる。 その上、妙に頭が良く、何処を突けば大人を傷つけることが出来るか正確に知っているから始末におえない。 かくいうわたしなんかも、そもそも彼に対して苦手意識を持つようになった直接の原因は、 「あんたみた

    njamota
    njamota 2009/08/18
    英国で保育士をしている人が出会った小さなレイシストの話。
  • 1