クレジットカードの番号を大量に作成し、実際に利用できるカード番号を割り出す「クレジットマスター」と呼ばれる手口を使い、不正にインターネット通販で商品を購入したとして、警視庁中野署が大阪市の無職、旭千鶴容疑者(21)を窃盗と私電磁的記録不正作出・同供用などの容疑で逮捕していたことが分かった。旭容疑者の知人で住居不定、無職の男(47)についても7日に同容疑で逮捕状を取る。警察当局は、新手のカード犯罪とみて警戒を強めている。 逮捕容疑は、クレジットマスターを使い不正に作成した他人名義のカード番号を利用し昨年7月20日、ネット通販で防水ワイヤレスモニターなど計7点(約20万円相当)を購入し盗んだとしている。 商品の送付先などから旭容疑者を割り出し、先月に逮捕・起訴した。中野署は、2人が68人分のカード番号を割り出し、ネット通販で約300件(約1000万円相当)の商品を盗んだとみて裏付けを進める