審査委員が作品をカテゴリー移動 橋田:実はこの作品(GODIVA「日本は、義理チョコをやめよう。」)、デザインカテゴリーに出品されていたんですよね。 原野:BC部門って「CM以外全部」と言っておきながら、いわゆる「広告(Advertising)」を出す枠が無いんだよね。グラフィック広告は「デザイン」のサブカテゴリーになってしまっているから。PRって「広告とは違うぞ」っていう意識で審査されることが多いので、新聞広告は出しにくい。 橋田:確かに、カンヌだとPR部門ではいわゆる「広告」を嫌うので、落ちちゃいますね。 原野:「カテゴリー間違い落ち」はいやだなと思ってデザインのほうに出しました。一応、サブカテゴリーには、新聞広告と書いてあったから。 橋田:審査をする中で、「これはPRだろう」となってカテゴリーを移したんですよ。社会へのメッセージというものを新聞広告でつくろうとしているのが、まさにPR