本書は「小さなことをする、小さなソフトウェアチームがうまくやっていくために!」という副題のとおり、小規模な開発チームにおける様々なプラクティスについてまとめられた本です。 著者のロバート・C・マーティン(アンクル・ボブ)は元プログラマーでありアジャイルの第一人者です。アジャイル開発の誕生の瞬間に立ち会った人物のひとりで、その後は世界中の大企業を対象にコンサルティングやトレーニング、スキル開発を行っています。 著者は、冒頭で本書は分量が少なく、約20年間アジャイルと関わってきた私の個人的な思い出、観察、意見であると述べています。 それだけに少し砕けた表現になっており、本質的なものに要点も絞られているため、シンプルで読みやすい本です。小規模開発に関わっている人がアジャイルを取り入れるために読む本としては最も適しているのではないでしょうか。 あらゆるプロジェクトは、鉄十字と呼ばれるプロジェクトマ