2023年の1年間に自殺した小中学生や高校生は、暫定値で507人と、過去2番目に多くなる見通しで、文部科学省は一人1台配っている端末を、相談や健康観察に活用するなど、悩みを抱えた子どもの早期把握に取り組むよう全国に通知しました。 厚生労働省が発表した統計では、2023年の1年間に自殺した児童生徒の数は、暫定値で507人で、 ▽高校生は、前の年より12人少ない342人 ▽中学生は9人多い152人 ▽小学生は4人少ない13人でした。 確定値で514人と過去最多となった2022年に次いで、2番目に多くなる見通しで、文部科学省は27日に全国の教育委員会などに予防に向けて取り組みを進めるよう通知しました。 通知では「おととし同様に高い水準で極めて憂慮すべき状況にある」とし、2022年の事案の分析では、学業の不振や、入試の悩みなどが関係しているとみられるケースが多いとしています。 そのうえで、長期休み