4Kといえば水平画素のことだが、4K(2K)はデジタルシネマ由来のフォーマットということもあり、ビデオにはない特徴がある。それはRAWデータを扱うことができることで、4K2Kという解像度だけでなくRAWが扱えるからこうしたフォーマットを利用するという場合もあるようだ。ここでは、4K2Kを語る上で欠かせないRAWについておさらいをしてみようと思う。 画素の配列 RAWはセンサーからの情報そのままのデータなので、当然センサーによって異なることになる。つまり、統一した規格があってどのメーカー、どのカメラでも同じではない。このあたりが、RAWを扱う上で混乱しがちなところだ。 センサーはご存知のように画素で構成されているが、カラーの信号を得るためにRGBのフィルターがある。ビデオカメラでは、レンズからの光をダイクロイックフィルターでRGBに分けてRGB独立したセンサーで撮像する。デジタルシネマでは、