大山健太郎(おおやま けんたろう)/1945年、大阪府生まれ。19歳で父親が急逝し、1964年に家業のプラスチック製品の大山ブロー工業所の代表者に就任。1989年に仙台市へ本社を移転し、1997年から中国・大連で生産開始。2014年に大阪の心斎橋に「アイリスオーヤマR&Dセンター」を稼働 真っ赤なハート柄がトレードマークのアイリスオーヤマ(宮城県仙台市)は、園芸用品やペット用品、LED照明、IHクッキングヒーターから収納まで幅広く扱うメーカーだ。年間1000点以上の新製品を世に送り出している。2005年ころには後発ながら家電分野に参入した。2014年には「大阪R&Dセンター」を稼働させ、大手電機メーカーからの退職者を積極的に採用し、着実に収益を上げてきている。順調に拡大するアイリスはいったいどんな会社なのか。どこを目指しているのだろうか。創業社長の大山健太郎氏に聞いた。 ――2015年12