2018年10月22日、オープンアクセスジャーナルプラットフォームMDPIが、刊行するすべての雑誌でオープン・ピア・レビューオプションを選択可能にすると発表しました。 MDPIのオープン・ピア・レビューは2014年から一部の雑誌で開始され、現在までに14の雑誌で導入されていました。これらの雑誌では著者が査読レポートを論文とあわせて公開することを選べるオープン・レポートオプションと、査読者が自身の氏名を公開できるオープン・アイデンティティオプションが提供されており、特にオープン・レポートオプションについては対象となる雑誌掲載論文全体の41%、一部の雑誌では60%の論文で選択されていたとのことです。オープン・アイデンティティも、23%の論文で、少なくとも一人の査読者が選択していました。 各オプション選択者の割合に大きな変化はなく、MDPIはオープン・ピア・レビューが今も広がり続けているとは言え