今月3日に静岡県熱海市で発生した土石流で、県が土石流の起点とみている場所の盛り土の規模を分析した結果、当初、届け出にあった計画のおよそ1.5倍の量だったとみられることがわかりました。県は大量の盛り土が土石流の被害を大きくした可能性があるとみて、いきさつを詳しく調べています。 熱海市伊豆山で起きた土石流で静岡県は、土石流の起点とみている上流部で崩れた盛り土が造成されたいきさつを7日、明らかにしました。 それによりますと、14年前の平成19年に神奈川県小田原市の不動産業者が「静岡県土採取等規制条例」に基づいて、熱海市に対し3万6000立方メートル余りの盛り土を造成する計画を届け出ていたということです。 そして、届け出から2年後の平成21年に土砂が搬入されるようになりましたが、業者が開発する土地の面積を無断で拡大していたほか、搬入後には土砂に木くずなどの産業廃棄物が混ざっていることが発覚し、県と