ポータブル電源が原因とみられる火災が起きた横浜第2合同庁舎の一室=2021年1月25日午後6時16分、横浜市中区、杉本康弘撮影 横浜市内で昨年、ポータブル電源が出火原因とみられる火災が少なくとも3件あった。横浜市消防局によると、火災現場から見つかったポータブル電源に、内部から異常発熱した形跡があったという。消費者庁は強い衝撃を与えたり、水にぬらしたりしないよう注意喚起している。 【写真】ポータブル電源のイメージ=消費者庁提供 ポータブル電源は内部のリチウムイオン電池などを充電して使う比較的大容量の充電池。携帯電話のほか、タイプによってパソコンやテレビ、扇風機なども動かすことができるため、災害対策やアウトドアといった用途で利用されている。 消防局によると、昨年1月、横浜市中区の横浜第2合同庁舎2階で厚生労働省の麻薬取締部横浜分室が入る事務所の一角が焼けた。ポータブル電源2台を充電中だったとい