【重要声明】私は呉座勇一氏を巡るオープンレターについて、「賛同人に私の名前がある」と昨年末ごろ辻田真佐憲氏より連絡を受けました。私が賛同人を受諾した事実も、呉座氏との面識もありません。マネージャーにも照会した結果、承諾の事実はあり… https://t.co/aYaLQaesb7
エルサの「自己実現」はどう描かれる? 2013年に大ヒットを飛ばし、文化現象と言えるほどの影響力を持つようになったディズニー映画『アナと雪の女王』の続編である『アナと雪の女王2』が11月22日に公開された。この原稿を書いている12月9日時点でもヒット中で、世界興行収入は9億ドルを超えた。 この続編については賛否両論あるが、現時点で映画のレビュー点数化サイトであるロットントマトズではプロの批評家による評価が78%、それ以外の観客の評価が92%で、人々はおおむね満足して映画館から出てきていると言える。 本レビューの著者は、第1作について「理想宮か、公共彫刻か?――『アナと雪の女王』」という批評を書いたことがある。そこで指摘したのは、ヒロインのひとりであるエルサが一度は捨てた故郷アレンデールに戻り、女王としてのつとめを果たすことを決意するという結末は幸せと言えるのか、ということだった。 エルサは
元草津町議が草津町長から性被害にあったと訴えでた件について、元草津町議が虚偽を認めたそうだ(https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/369213) これについて、元町議の虚偽の発言を根拠に草津町長や草津町に対し、見るに耐えない非難や中傷が行われた(法的に誹謗中傷かはさておき、虚偽を元に非難し、社会的地位を危うくすることは、私の個人的な倫理観とは相容れない。お気持ちと言われればそれまでだが。)。(例示としてhttps://togetter.com/li/2252982、https://togetter.com/li/1974343、https://togetter.com/li/1973991など) オープンレターと草津町何故かは分からないが、オープンレター関係者と草津町長や草津町を非難していた人が複数重なっている。例示を二つ挙げておこう。 #草津温泉に
呉座だとか雁琳擁護してる人なんてほとんどいないのに、オープンレターが批判されたらそう受け止める人多すぎない? 今批判されてることは大きく以下の通りでしょ。 ○オープンレターに賛同していない者についても賛同者として無断で名前を掲載したこと ○オープンレターが言論の抑制のために使われてしまっていること ○オープンレターに呉座の名前が何度も何度も記載され、事実上個人攻撃となっていること ○オープンレター主催者側の言行不一致・ダブルスタンダード それぞれに議論があるんだろうけど、これは別に呉座や雁琳を擁護しなくとも成り立つし、二次被害とやらの概念が成立する余地がないと思うよ。 ※1/22 13:58追記 「二次被害とやらの概念が成立する余地がない」は言いすぎで不適切でした。 「二次被害を気にせずに議論できる」 に改めます。
https://anond.hatelabo.jp/20220120120358 「女性差別反対に賛同しますよね!」と署名を強いられた学生は多数いると思うし、 「あの人も賛同してると思う!」と名前を勝手に使われた研究者も多数いると思うけど 勝手に名前を使われているのに気づいたところで「自分は署名してません!」なんて人文系の空気の中で言える訳ないよね。 法的手続きによらず人民裁判でテニュアを奪われた様を見た人文系の学者や学生たちがこのカルチャーにNoと言えるわけがない。 「お前は女性差別反対に賛同しないのか!」と言われたら従うしかないのが現在の人文系の有様なのだ。 怯えながらジェンダー学者たちの先導に従うしかない。 自分たちは被害者であるというスタンスを取りつつ攻撃を止めないのが現代における最強の権力者なのだが、 彼らが束になって人民裁判を繰り返すようになってから久しい。 こんだけ外部からオ
草津町長の公式声明が出された後にTwitter上で北村紗衣さんが表明した、一連のツイートについて、読解とそれに基づく批評を試みたいと思う。 まず一連のツイートから、北村さんの言いたいことの骨子をまとめると、概ね次のようになる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (1) 私(北村紗衣さん)は、わずか1回しか、草津町長及び町民への誹謗中傷は行なっていない。 (2) わずか1回なので、草津町長や町民から告訴される可能性は、極めて低い。 (3) 私(北村紗衣さん)が告訴される可能性や処罰される可能性は、極めて低い。それにも関わらず、私(北村紗衣さん)は自発的に謝罪した。これは、私(北村紗衣さん)の良心の顕れである。 (4) つまり、私(北村紗衣さん)は、良心的な人間である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一読して最初に感じるのは、北村紗衣さんは、読者に向けて「誹謗中
※以下、結末までのネタバレを含みます。 『女の平和』が実現するバービーランドグレタ・ガーウィグ監督の最新作『バービー』は、おもちゃが主人公の子ども向けファンタジー映画とは思えないような実存的テーマを扱った作品である。ヴィジュアルはピンクを基調としたポップなものだが、聖書や古代ギリシア喜劇、メアリ・シェリーのゴシックホラー小説『フランケンシュタイン』(1818)などにさかのぼる哲学的課題を扱ってもいる。過去のSFやファンタジー、ホラーなどを消化しつつ、そこに現代的なフェミニズムなどの視点を加えた作家性の強い作品だ。 ヒロインである定番バービー(マーゴット・ロビー)は、マテル社が出している他のいろいろな種類のバービーたちと一緒にバービーランドに住んでいる(登場人物の大半がバービーかケンなので、これ以降、便宜的にヒロインは定番バービーと呼ぶことにする)。バービーランドはいわゆる典型的に「ガーリー
北村・雁林訴訟で雁林が敗訴し220万円の賠償を命ぜられた。 これまでの裁判例や学説からするとその理屈も金額も相当にユニーク(オブラート)な内容なので控訴の結果を注視したい。 この裁判を担当した鈴木わかな裁判長はなんと過去に北村・呉座訴訟も担当している(偶然って怖いね!) まぁそれは単に偶然として、その裁判結果が非常に面白い。(http://www.mklo.org/mklo/wp-content/uploads/2024/04/ffdd5b80e78c62b11a9a19dbd8ffa153.pdf) 3ページを御覧いただきたい。(2の前提事実の(3)) 「呉座は、国際日本文化研究センターの助教授であったところ」 「助教授から准教授に昇格させる旨の決定」 そう、この裁判長は助教授と助教の違いがわかっていなかったようなのだ。 助教授と助教の違いが分かっていない人に、助教の立場の弱さ(=北村先
Twitter事件をめぐって——いまだに続く二次被害 ——差し支えなければTwitterの事件についてお話を伺わせてください。もともとおふたりは面識はなかったんですよね? 【Twitterの事件】 2021年の3月末、著名な歴史学者の男性が、Twitterの鍵付きアカウントを用いて女性蔑視発言や知的エリート女性たちへの誹謗中傷を繰りかえしていたことが明らかになった一件。その誹謗中傷の対象とされていた女性のひとりが北村さんだったことが判明。その後、北村さんが本人に抗議して謝罪させた。 北村 はい。お互い東大生だったので共通の知り合いは何人かいたんですけど。 ——全然知らないところでそんなことされるのって、まさに交通事故ですよね。3月に北村さんがツイートされていた内容をよんで、胸に突き刺さってきました。 最初にこのことを知ったときはどういう気持ちになりましたか? 北村 わたしすぐ怒る質なので、
自身の鍵付きツイッターアカウントで、女性蔑視発言や、誹謗中傷を繰り返していた人気歴史学者・呉座勇一氏(国際日本文化研究センター助教)。誹謗中傷の主たるターゲットであった北村紗衣氏(武蔵大学准教授)による「ツイートのスクショ公開」が、この一連のハラスメント行為を暴くきっかけとなった。 呉座氏の謝罪で幕を引いたかに見えるこの騒動、しかし実際には第三者による北村氏への新たな加害が続いている。呉座氏とその周辺の人々が「フェミ」と嘲笑し愚弄した女性研究者は、今どんな思いで日々を過ごしているのか。当事者である北村紗衣氏に聞いた。(前後編の後編/前編を読む) 自分を責める気持ちがどんどん湧いてきてしまう ――北村先生の活動がツイッターで注目される理由のひとつに、寄せられるリプライに淡々と反論するスタイルがあると思います。「わきまえろ」の圧力を日々感じている人にとっては、あぁこういうやり方があるんだとすご
私、こいひろこと小池裕敏は、キャンセル・カルチャーに加担し呉座勇一氏を始めとする研究者の方々に御迷惑をおかけした「オープンレター」 https://sites.google.com/view/againstm/home に、まさかこうなるとは知らずに、軽はずみな気持ちで賛同してしまいました。現在、この「オープンレター」が、特定の方々の「表現の自由」を侵害するために利用されていることに対して、とても驚いています。 「オープンレター」に署名後の現在は、エンターテイメント表現の自由の会https://afee.jp/ に所属し、自分にとって不快な表現であっても、守ることを目指して、微力ながら活動しております。 この度は、私の未熟で軽はずみな行為により、呉座氏を始めとする多くの皆様に、ご迷惑をおかけいたしましたことを、心から謝罪し、オープンレターへの賛同は撤回させていただきます。誠に申し訳ありませ
このブログのはてなブックマークを非表示にしました。私自身のブックマークもプライベートモードに移し、見れないようになっています。実質的にはブックマークの使用をやめました。ブログは続けるつもりです。 私は、はてなダイアリ時代から自分の記事にブックマークをたくさんしていただいてきましたし、私自身も毎日のようにブコメを残したりしていました。ブクマのみでお目にかかる人も多く、やめてしまうのは寂しくはありますが、一区切りにします。ブクマは攻撃的なコメントや、誹謗中傷もあり、嫌な思いもしたのですが、私の場合は全部を振り返るとマイナスよりプラスのほうが多かったです。ブコメを通して、私が自分の態度を見直し、主張を修正するきっかけをたくさんいただきました。これまでありがとうございました。 今後は、これまでの姿勢を変更し、一方的に文章を発信するブログにしたいと思います。このごろはスターをつけていただくことが増え
明日、ゲンロンカフェに出演します。 genron-cafe.jp「歴史修正と実証主義──日本史学のねじれを解体する」というタイトルで、與那覇潤氏・辻田真佐憲氏と鼎談します。現在、文庫版『日本国紀』が大ヒット中ですが、依然として事実誤認・極端な解釈が散見されます。しかし単行本が発売された3年前と比べても、歴史学界やマスコミの反応は鈍いと言わざるを得ません。歴史学界の実証主義が歴史修正主義の跋扈を止められないのはなぜか、過去に遡って検討し、打開策を論じます。 この「『日本国紀』という題名がいけない。不遜だ。『百田尚樹の~』ならよろしい」という、超上から目線かつ滑稽なイチャモンは、3年前の単行本の際に、呉座勇一サマから頂戴したもの、そっくりそのままです。 https://t.co/XZon6G7J2V — 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2022年1月11
※noteは圧力で消される可能性もあるので、私と訴訟しない限り削除できない自分トコのサイトにも同じ内容を置いておくことにする。 「呉座勇一先生の裁判を支える会」のサイトに「呉座先生、日文研復職のお知らせ」が掲載された。 2023年8月に大学共同利用機関法人人間文化研究機構との間で取り交わされた和解条項の合意に基づき、本年11月1日より、呉座勇一先生が国際日本文化研究センターに助教として復職される予定です。 呉座先生が名実ともに、歴史学者としての再スタートを切られることに対し、支援していただいた皆様とともに、心より喜びを共有したいと思っております。 今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。 呉座勇一先生の裁判を支える会 代表 中田大悟 呉座勇一先生の裁判を支える会 「研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ」という文書に発起人の賛同者多数の名前を添えて公開され、その騒動を理由に研
呉座勇一氏は、門外漢の私でも知っているほどの、著名な日本中世史研究者だ。 メディア的には、井沢元彦氏や百田尚樹氏らを実証史学の立場から痛烈に批判したことで知られている。大河ドラマの時代考証にも関わっている人物だ。 そのような呉座氏が過去の発言で炎上していると知って、私はにわかには信じられず、togetterのまとめサイトを読んだ。 (※現在はtogetter記事自体は削除済) 率直に言って、開いた口がふさがらなかった。 同業者である北村紗衣氏に対する、粗雑な批判や中傷の数々がそこにはあった。 さえぼうの権利主張こそ「私はこんなすごい研究者なのに女だから正当に評価されていない!」というのが根底にあって、エリートとしての義務を果たそうとしているところを見たことがないぶっちゃけ、さえぼうは「自分は凄いのに(女性だから女性差別の日本社会では?)正当に評価されてない」と言いたいだけだよな。ポスドクが
saebou(北村紗衣)様・北守(藤崎剛人)様 弊社関係者の皆様へ 既にお聞きのことと存じますが、この度弊社代表社員平林緑萌が、SNS上にてsaebou(北村紗衣)氏および北守(藤崎剛人)氏を誹謗中傷し、人権を侵害する行為を行いました。 人権は守られるべき当然の権利であり、それを毀損する行為は何人たりとも到底許されるべきものではありません。 saebou(北村紗衣)様・北守(藤崎剛人)様には大変にご迷惑をおかけしました。両氏には、弊社からも深くお詫び申し上げます。 また弊社書籍の愛好者・著者・取引先の皆様におかれましても、ご心配をおかけしました。こちらも重ねてお詫びいたします。 弊社平林には、業務執行社員である山田が叱責しました。本人より、今回の件について深い反省の意を表明し、公開の場でも謝罪文を掲載するとの回答を受けました。また併せて、今後再びこのような発言をしないように、自らの行いを深
雁琳(がんりん) @ganrim_ 北村紗衣が本の帯だけで大塚ひかりさんにイチャモン付けるわ、島田雅彦がテロ容認発言をして叩かれたら変な言い訳を続けるわを見つつ、北村を皮肉っただけでクビにされた呉座さんや私と連中との間に物凄い不公平を覚える時に、木村素衛の『表現愛』など読んでいると、どうしてこうなったんや、と思う。 2023-04-21 20:20:24 雁琳(がんりん) @ganrim_ 木村素衛を読んでいるのは、この前植村恒一郎の古惚けた教条主義的近代美学放言に批判的に言及した折に、そう言えば途中の論文迄読んで読みさしにしてたのを思い出したから。それこそカントに主に依拠しつつ、人間の表現の根抵を探究せんとする木村素衛の美学は、矢張りとても佳い。 2023-04-21 20:25:56
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