米Google傘下のサイバーセキュリティ企業Mandiantは4月17日(現地時間)、ロシアの軍事諜報機関と関連があるとみられるハッキンググループSandworm(別名BlackEnergy、Seashell Blizzard、Voodoo Bear)をAdvanced Persistent Threat(APT44)に分類すると発表した。APTは特定の組織や個人を標的とする、計画的・持続的サイバー攻撃を指す。 APT44はウクライナ侵攻でも「恐るべき脅威」となっており、ロシアの軍事作戦においてかつてない規模で中心的な役割を果たしているという。さらに、脅威はウクライナに限定されるわけではなく、2024年の世界的な選挙イヤーで民主主義に干渉するおそれがあるとMandiantは警鐘を鳴らす。 Mandiantによると、APT44はロシア軍の1部門ではあるが、破壊活動は軍事目的だけでなく、ロシア