今回は「哲学」の本を紹介します。日本の教育では、「お金」と「哲学」について学ぶ機会がまだまだ少ないと感じます。これには、「お金の流れが分かると、誰が既得権益を得ているかが分かってしまう」「哲学は、要は疑うことでもあるので、今の権力体制に疑問を持たれても困る」──という背景があったのではないかと思います。 でも、今の常識を疑うことで、リスクを取る行動ができたり、社会を変えていけたりもするはずです。また、日々の仕事がマンネリ化しているときに、哲学的な視点から見直すと、ブレークスルーが起きることもあります。そのためか、経営者や起業家は哲学書を読んでいる人が多い印象です。 ただ、哲学書はいきなり読むと難しく、とっつきにくいと感じる人も少なくないでしょう。哲学の本を手に取るときは、何かガイドがあったほうがいいと思います。そこで今回は、楽しみながら哲学について学べる本を、入門・古典・傑作のジャンルで8