学問とビジネスの架け橋的存在に 英国リヴァプールに生まれたリンダ・グラットンは、リヴァプール大学で心理学を専攻し、PhDを取得した。その後は航空会社や経営コンサル会社勤務を経て、1989年からはロンドン・ビジネス・スクールの助教授となり、学者としてのキャリアをスタートさせた。 2005年には、アカデミック界とビジネス界をつなぎ連携するためのチーム「HSMアドバイザリー」を設立。このなかでつくられた「フューチャー・オブ・ワーク・リサーチ・コンソーシアム」には世界中の経営者や学者が参加している。先進的な働き方を共に実験する場を創り出したんだ。 2008年に英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、今後10年間で大きな変化をもたらすだろうビジネス思想家として、グラットンを選出した。 「働き方」をシフトせよ! 日本でリンダ・グラットンと聞いて多くのビジネスパーソンが思い浮かべるのが、やはり『ワーク・シフ