全国の高校生・高専生が理系の自由研究成果を競うコンテスト「第17回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2019)」の最終審査会が14、15の両日、日本科学未来館(東京都江東区)であった。全国142校の516人から267研究の応募があり、最終審査会では59人が32の研究を発表した。受賞者から7研究が来年5月に米カリフォルニア州アナハイムで開かれる国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として挑む。 【文部科学大臣賞】片岡柾人さん=島根県立出雲高2年 「オカダンゴムシのフンに常在するブレビバクテリウム属菌による揮発性抗カビ効果~ダンゴムシ研究11年目で掴んだ産業的・学術的可能性~」 小学1年でダンゴムシの魅力に取り付かれ、飼育しながら研究を続けてきた。ダンゴムシのふんに強力な防カビ効果のある物質が含まれることを発見。今回、その物質をつくる細菌が、これまでインド洋の深海でしか見つかったことがな
パプアニューギニアの高地に滞在するうち、サツマイモが主食でタンパク質摂取が少ない現地の人たちが筋骨隆々だと気づいた梅崎先生。 糞便サンプルを集めて分析し、窒素を固定する機能を持つ腸内細菌を探りあてました。 人類と腸内細菌との素敵な共生関係とは? たとえば、ライオンは地域が別でも肉食ですが、人類の食べ物は地域ごとにいろいろです。アフリカにいた頃にはまだ小さかった人類の多様性は、各地に広がって環境に適応するうちに拡大しました。そうした人類の多様性の解明を目指すのが、人類生態学です。 糞便から腸内細菌を調べる 人類生態学では調査地に長く滞在することが多く、私の場合はそれがパプアニューギニア高地でした。現場に入らないと見えないテーマを探すのがこの分野の醍醐味です。初めて現地に赴いたのは、博士1年だった1993年。通算2年超の滞在で感じたのは、現地の主食がサツマイモでタンパク質摂取が明らかに足りない
それを読んで自分も心当たりがあった。 在宅が増えたあたりからかなり頻繁に腹をこわしていて、毎日のように薬を飲んでは「これは本来そんなに飲むものではないのでは...」と不安になり、実費で大腸検査もしてみたが何の異常もないということだった。 ということでスポンジの交換をしてみたのだが、あまり効果が無かった。 しかし数ヶ月経った最近、急に思い当たったのだが、まさに在宅が増えた頃から、食事はほぼPCの前のデスク上で取っており、マウスの奥のデッドスペースに箸を置くのが定位置になったのだ。 もともとズボラな性格もあり、食事を取り終わってから明らかな汚れ物であり作業の邪魔である皿はキッチンに持って行くが、箸はそのまま置きっぱなしにし、あげくずっと洗わずに箸を使っていたのだ。 納豆でも食べなければ洗わずにいられないほど汚れた状態に感じることはなく、常にそうして使っていたが、今思えば雑菌が繁殖し放題のものを
患者から分離された新型コロナウイルス粒子の透過電子顕微鏡写真。CDCの新たな報告書は、21歳未満の致死的なCOVID-19症例を分析。その大半は、小児多臓器炎症症候群(MIS-C)と呼ばれる症状に由来していた。(Image by NIAID) 2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した米国の子どもは74万1000人におよぶ。 幸いなことに、その大半は比較的症状が軽く、また感染した子どもの16〜45%は無症状とも言われる。一方で、このグループ(21歳未満)の子どもたちは、「小児多臓器炎症症候群(MIS-C)」と呼ばれる重篤な疾患を発症することがある。 MIS-Cの初期症状には、発熱、発疹、腹痛、下痢、嘔吐などが含まれる。急ピッチで進められた数カ月におよぶ研究のおかげで、当初は原因がわからなかったさまざまな症状を、明確な疾患として特定できるようになった。 MIS
堺市内で見つかった細菌が世界の注目を集めている。ペットボトルを「食べる」性質があり、プラスチックごみ対策の切り札にしようと各国で研究が進んでいる。プラごみによる海洋汚染が国際的な問題となっており、プラごみ削減は今月末に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の主要テーマのひとつ。大阪発の細菌が世界規模の課題の救世主となるかもしれない。 この細菌は堺市内のペットボトルの処理工場で、京都工芸繊維大の小田耕平教授(現・名誉教授)らが見つけた。発見場所にちなんで、2005年に「イデオネラ・サカイエンシス」と学名がついた。 その後、慶応大に在籍していた吉田昭介さん(現・奈良先端科学技術大学院大特任准教授)らの研究で、この細菌は特殊な2種類の酵素を出して、ペットボトルなどの素材として利用されているポリエチレンテレフタレート(PET)を分解し、栄養源としていることがわかった。厚さ0・2ミリの
細菌性の食中毒といえば、以前は腸炎ビブリオ、サルモネラが多数を占めておりましたが、食品の低温流通や飲食店だけでなく家庭でも食品衛生の知識が向上したことで、これらの細菌による食中毒は事件数、患者数とも減少傾向が続いています。その中でカンピロバクターによる食中毒の発生件数はほぼ横ばいで、食中毒統計の上位にランクインするようになってきました。 カンピロバクターによる食中毒は症状そのものは重篤でないものの、まれに発症する合併症のギラン・バレー症候群は様々な神経症状をきたす神経障害であり、生涯にわたる後遺症や死亡例もあるため、十分な予防対策が求められています。 ■カンピロバクター食中毒の特徴 カンピロバクター食中毒の多くは、鶏刺しやたたきなどの生や加熱不十分な鶏肉を食べたことによるもの、鶏肉を調理する過程で、使用した調理器具から他の食材へ移る二次汚染によるものと考えられています。カンピロバクターは鶏
日本橋弁松総本店 @benmatsu1850 江戸から続く弁当屋です。 甘辛の濃ゆい味の茶色弁当を愛して下さるみなさまに感謝🙇♂️ 🏠本店 中央区日本橋室町1-10-7 🏠工場 江東区永代1-1-9 💻公式グッズストア benmatsu.shop 💻インスタグラムアカウント instagram.com/benmatsu1850 benmatsu.com 日本橋弁松総本店 @benmatsu1850 一年中、過剰なまでに衛生面に注意している我々から見るとご家庭での弁当作りでガクブルな点は、 ⚫加熱していないものが入っている。 ⚫加熱したものを冷まさないで密閉容器に入れる。 ⚫素手で詰める。 ⚫器具のアルコール消毒をしていない。 などがあります。 続く▶ 2023-05-22 22:01:35 日本橋弁松総本店 @benmatsu1850 朝作って昼に召し上がるならまだ菌数が増えて
抗生物質開発、次の一手がなくなりそう。WHOが警告2023.04.03 12:3037,818 Ed Cara - Gizmodo US [原文] ( 福田ミホ ) 抗生物質のない世界に逆戻り…は阻止したい! 世界保健機関(WHO)が、抗生物質の開発状況についてヘビーな警告をしています。 新たな抗生物質、とくにいわゆる耐性菌への対抗薬の開発パイプラインが枯渇しそうなんです。 重要な感染に対する候補薬のうち、臨床試験中と考えられるものはあと2ダースちょっとしかありません。 しかも、その中で既存の抗生物質が効かないいわゆる「スーパー耐性菌」に使えそうな薬はごく一部です。 現在臨床試験段階の抗生物質はたった27種類WHOの抗微生物薬耐性部門のチームリーダー・Valeria Gigante氏は、欧州臨床微生物学・感染症学会議に新たな報告書を提出しました。 その報告書によれば、2017年から2021
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腸内細菌などのバクテリアとは違って、ウイルスは独自に増殖することができず代謝もしないことから、長年にわたり生物か非生物か議論の的になっています。そんなウイルスよりもさらに小さく単純ながら、これまで発見されているものとは明らかに異なることから、新しく「オベリスク」との名称が与えられた存在の発見についての論文が発表され、科学界から大きな注目を集めています。 Viroid-like colonists of human microbiomes | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.01.20.576352v1.full ‘It’s insane’: New viruslike entities found in human gut microbes | Science | AAAS https://www.science.o
巨大細菌チオマルガリータ・マグニフィカ(Thiomargarita magnifica)がカリブ海のマングローブ林に沈んだ葉の表面で増殖する様子のイラスト。(ILLUSTRATION BY NOÉMIE ERIN) 細菌と聞けば普通、顕微鏡でしか見えないほど小さな生物を思い浮かべるだろう。しかし、肉眼で容易に確認できるほど巨大な細菌が、カリブ海の小アンティル諸島にあるフランス領グアドループのマングローブ林で見つかった。この発見は6月23日付けで学術誌「サイエンス」に発表された。 細菌の長さは最大2センチほどもあり、白い糸状で、汽水に沈んだ腐りかけの葉に付着していた。しかも、驚くべき特徴は大きさだけではない。既知のどの細菌よりも複雑な構造をもつうえ、他の大半の細菌とは違い、DNAを小さな袋に収納しているのだ。
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 イタリアのトレント大学などに所属する研究者らが発表した論文「The person-to-person transmission landscape of the gut and oral microbiomes」は、約1万の糞と唾液を採取し、世帯内外の個人間でどの程度細菌が広がるかを調査した研究報告である。 多くの細菌は芽胞を形成して空気中で生存することができるため、親密な関係でなくても家庭内で口腔内の細菌3分の1が同居人に伝染する結果を示した。 腸内や口腔内をはじめ、体内や体外に生息する何百種類もの微生物マイクロバイオーム(細菌やウイルス、真菌など)が健康に与える影響については、人類にと
私たちの体の中や表面には無数の細菌が生息しており、そのほとんどが何らかの恩恵をもたらしている。このほど、ある種の細菌が、がん細胞を守っていることが研究により明らかになった。この発見は、がんと闘うための新たな戦略のヒントになるかもしれない。(ILLUSTRATION BY RUSSELL KIGHTLEY, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 人体の中に生息している細菌のほとんどは、私たちの生命維持に役立っている。だが最近の研究から、一部の細菌は腫瘍の中に入り込んで、その増殖や転移を助け、免疫系ががん細胞を破壊するのを困難にしていることがわかってきた。 2022年11月に学術誌「ネイチャー」に発表された研究により、口腔がんと大腸がんの中に生息している細菌は、人間の免疫反応を抑制し、がん細胞がより速やかに広がるのを助けることによって、がんの進行を直接促していることが示された。また、同
細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功 / Credit:Canva動物や植物の細胞の中には、ミトコンドリアや葉緑体など、かつて独立した生命であった存在が共生体として住み着いています。 かつて動物と植物の祖先(真核生物)には、酸素呼吸能力も光合成能力もありませんでしたが、ミトコンドリアの取り込みによって細胞は酸素呼吸が可能になり、葉緑体の取り込みによって光合成が可能になりました。 ミトコンドリアや葉緑体は独自の遺伝子を持ち、動植物に新たな能力を与えています。 そこで近年の生物学では、細胞内部に有用な細菌を共生させる試みが続けられています。 新たな共生生物を得ることができれば、ミトコンドリアや葉緑体が与えてくれたような劇的な変化を細胞に起こすことが可能となるからです。 今回、ミシガン州立大学の研究者たちはマウスの免疫細胞(マクロファー
目に見えない細菌やウイルスと私たち人類の間には切っても切れない関係にあり、人類の存在する場所には必ず細菌やウイルスが存在するともいえます。地上から高度400kmを飛んでいる国際宇宙ステーション(ISS)から4つの細菌株が発見され、そのうちの3つはこれまで未発見だったことが判明しました。 Frontiers | Methylobacterium ajmalii sp. nov., Isolated From the International Space Station | Microbiology https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2021.639396/full Three bacterial strains discovered on space station may help grow plants on Mars
マングローブで発見された細菌「チオマルガリータ・マグニフィカ(T.マグニフィカ)」/Olivier Gros (CNN) 顕微鏡を使わなくても肉眼で見える巨大な細菌が発見されたとして、米国の研究チームが23日の科学誌サイエンスに論文を発表した。 巨大細菌はカリブ海の小アンティル諸島にあるフランス領グアドループで発見。人のまつ毛ほどの大きさがあり、形状もまつ毛に似ているという。 その大きさにちなんで「チオマルガリータ・マグニフィカ(T.マグニフィカ)」と命名された細菌は、細胞の長さが平均で、1センチ近い9000マイクロメートル以上もあった。大きなものは2センチに成長することもある。 一般的な細菌の細胞の長さは2マイクロメートル前後で、長くても750マイクロメートルにとどまる。 論文の共著者で、米エネルギー省関連研究所の研究者ジャンマリー・ボーランド氏は22日、「この細菌がどれほど巨大かを人間
培養した肺炎桿菌。塩酸のみに漬けた(左)と、ビールのみの(中央)では菌が減らないが、塩酸とビールに漬けた(右)はほぼ死滅した(松岡達臣教授提供) 「酒を飲んでアルコール消毒するか!」。いかにも土佐人が言いそうなこのせりふ、あながち間違いでないことを、高知大理工学部の松岡達臣教授(64)=分子生理学=らの研究グループが実験で示した。胃に入った細菌などは、胃酸との相乗効果によりアルコール分の低いビールや日本酒でも死滅する可能性があるという。「酒飲みのざれごととは言い切れない」と松岡教授は言う。 主に飛沫(ひまつ)感染や接触感染で拡大する新型コロナウイルスやインフルエンザなどへの効果は「不明」としている。 胃酸には、細菌などの微生物の細胞を破壊する水素イオンが含まれている。ただ、肺炎桿菌(かんきん)など一部の微生物は、厳しい環境に置かれると休眠状態になり、水素イオンが細胞壁を通りにくくなる。 実
冬になると風邪やインフルエンザといった感染症が流行しますが、その理由には「ウイルスは低温で乾燥した環境で感染力が強くなるから」「ウイルスや細菌が拡散しやすい室内にとどまる時間が増えるから」といった説が挙げられています。ハーバード大学とノースイースタン大学のチームによる研究で「寒くなると鼻にある免疫機能が損なわれる」という新たな生物学的メカニズムが発見され、これが冬に感染症が増える理由かもしれないと研究者らが説明しました。 Cold exposure impairs extracellular vesicle swarm–mediated nasal antiviral immunity - Journal of Allergy and Clinical Immunology https://doi.org/10.1016/j.jaci.2022.09.037 Why Upper Respi
細菌は脳や神経系を持たないが、その体験から記憶のようなものを作り、数世代にわたって受け継いでいることが明らかとなった。テキサス大学オースティン校の研究チームによると、この記憶の分子的基盤は、細胞内の鉄の濃度だという。今回の発見は、細菌による感染症の予防や対策、抗生物質耐性菌の課題解決に応用できる可能性があるという。研究成果は、『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に2023年11月21日付で公開されている。 これまでに、スウォーミング(細菌が群れを形成し、べん毛によって集団として表面を移動すること)を経験した細菌は、その後のスウォーミング効率が向上することが知られている。細菌にはニューロンやシナプスのような神経系はないため、その記憶は私たちの記憶とは異なり、コンピューターに保存された情報に似ている。 「細菌は脳を持っていませんが、環境から情報を収集することができます。そして、その環境に頻繁
クロノバクター・サカザキ(Cronobacter sakazakii)の走査電子顕微鏡(SEM)写真(着色)。この細菌は、土壌からヒトの腸内まで、さまざまな環境にいる。乳児の髄膜炎や壊死性腸炎との関連が指摘されており、その多くは粉ミルクの汚染によるもの。血流感染や中枢神経系感染から、けいれん発作、脳膿瘍、水頭症などを引き起こすこともある。(PHOTOGRAPH BY DENNIS KUNKEL MICROSCOPY, SCIENCE SOURCE) 食中毒を引き起こす細菌の中で、クロノバクター・サカザキ(Cronobacter sakazakii、サカザキ菌とも)は、大腸菌やサルモネラ菌ほど有名ではない。だが、新生児や免疫力が低下している人には大きな被害を与えることがある。 2022年の初め、米国でクロノバクター・サカザキに汚染された粉ミルクを摂取した2人の乳児が死亡していたことが明らかに
大腸菌の遺伝子を改変して発電能力を与えることで、環境に有害な有機物が大量に含まれている工場廃水で増殖できる発電バクテリアが誕生したことが報告されました。 Extracellular electron transfer pathways to enhance the electroactivity of modified Escherichia coli: Joule https://www.cell.com/joule/fulltext/S2542-4351(23)00352-5 Bacteria generate electricity from wastewater - EPFL https://actu.epfl.ch/news/bacteria-generate-electricity-from-wastewater/ Scientists Engineer E. Coli Bac
マラソン選手から見つかった腸内細菌をマウスに投与したところ、パフォーマンスの向上が見られた/Andrew Burton/Getty Images/FILE (CNN) マラソン選手の腸内細菌を調べた最近の研究で、大会後に目立って増える細菌があり、これが運動能力に影響しているとの可能性が指摘された。 研究は生物医学誌ネイチャーメディシンに発表された。2015年のボストン・マラソンに参加した選手の一部を対象に、大会前と大会後それぞれ1週間の便を採取し、腸内細菌の変化を調べた。 その結果、大会後はどの選手もベイロネラという種類の細菌が目立って増えたことが分かった。ベイロネラには、強い運動によって体内に生じる乳酸を代謝する働きがある。 研究チームは次に、選手らの便からベイロネラの一種を抽出し、マウスに与える実験を行った。すると、ベイロネラを与えたマウスはそうでないグループに比べ、トレッドミルで走ら
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細胞やバクテリアというと、高精度な顕微鏡をのぞき込んでようやく見えるものだというイメージがある人は多いはず。そんなイメージを覆す、肉眼で見えるほど大きな細菌が見つかりました。既知の巨大細菌の50倍を超すサイズで、単細胞の細菌としては過去最大であるこの発見に、科学者は「バクテリアの細胞という概念に疑問を投げかけるもの」と舌を巻いています。 A centimeter-long bacterium with DNA contained in metabolically active, membrane-bound organelles https://www.science.org/doi/10.1126/science.abb3634 Giant Bacteria – 5,000 Times Bigger Than Normal – Discovered in Guadeloupe Mangr
紫外線の一種「Far-UVC(遠紫外線)」が、室内の空気中にただよう細菌・ウイルスを死滅させるのに有効であることが、新たな研究で示されました。 実験では、天井灯から放射される遠紫外線により、5分以内に室内の細菌を98%以上減少させたとのこと。 特筆すべきは、すでに殺菌に使われている従来の紫外線と違い、人体にダメージを与えないことです。 これにより、人の安全を保ちつつ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含む、新たなパンデミックの回避に役立つかもしれません。 研究の詳細は、米コロンビア大学(Columbia University)、英セント・アンドルーズ大学(University of St. Andrews)らにより、2022年3月23日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されています。 New Kind of Ultraviolet Light Safel
クロノバクター・サカザキ(Cronobacter sakazakii)の走査電子顕微鏡(SEM)写真(着色)。この細菌は、土壌からヒトの腸内まで、さまざまな環境にいる。乳児の髄膜炎や壊死性腸炎との関連が指摘されており、その多くは粉ミルクの汚染によるもの。血流感染や中枢神経系感染から、けいれん発作、脳膿瘍、水頭症などを引き起こすこともある。(PHOTOGRAPH BY DENNIS KUNKEL MICROSCOPY, SCIENCE SOURCE) 食中毒を引き起こす細菌の中で、クロノバクター・サカザキ(Cronobacter sakazakii、サカザキ菌とも)は、大腸菌やサルモネラ菌ほど有名ではない。だが、新生児や免疫力が低下している人には大きな被害を与えることがある。 2022年の初め、米国でクロノバクター・サカザキに汚染された粉ミルクを摂取した2人の乳児が死亡していたことが明らかに
堺市内で見つかった細菌が世界の注目を集めている。ペットボトルを「食べる」性質があり、プラスチックごみ対策の切り札にしようと各国で研究が進んでいる。プラごみによる海洋汚染が国際的な問題となっており、プラごみ削減は今月末に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の主要テーマのひとつ。大阪発の細菌が世界規模の課題の救世主となるかもしれない。 この細菌は堺市内のペットボトルの処理工場で、京都工芸繊維大の小田耕平教授(現・名誉教授)らが見つけた。発見場所にちなんで、2005年に「イデオネラ・サカイエンシス」と学名がついた。 その後、慶応大に在籍していた吉田昭介さん(現・奈良先端科学技術大学院大特任准教授)らの研究で、この細菌は特殊な2種類の酵素を出して、ペットボトルなどの素材として利用されているポリエチレンテレフタレート(PET)を分解し、栄養源としていることがわかった。厚さ0・2ミリの
Published 2024/01/26 20:44 (JST) Updated 2024/01/27 00:35 (JST) 突発的に発症し致死率が3~7割と極めて高い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が増えているとして、厚生労働省が注意を呼びかけている。2023年に全国から報告された患者は速報値で941人。それまで最多だった19年の894人(確定値)を上回り、1999年の感染症法による届け出開始以降、過去最多となった。 主な病原体は子どもの間で流行し咽頭炎の原因となる「A群溶血性レンサ球菌」で、他にB群、G群などがある。劇症型は、体の痛みや発熱から始まって急激に進行し、多臓器不全を伴うショック症状に至る。 手足などの壊死を引き起こすことがあり「人食いバクテリア」とも呼ばれる。子どもから大人まで発症するが特に30代以上に多い。 国立感染症研究所のデータによると、患者数は約10年で3.
2020年からの世界 中国という国 人類の未来 インフルエンザウイルス感染から私たちを守ってくれているのは「喉と鼻の細菌叢」だったことがアメリカの研究で判明。そこから悟った中国でのコロナウイルスの感染力が爆発的である理由 ・medicalnewstoday.com 「石鹸の功罪」を冷静に考える 先日の以下の記事で、中国の武漢のひとつの病院での医療従事者の感染率が 30%近くになっているという医学論文の報告をご紹介しました。 コロナウイルス最新情報 2020-02-08 中国での隔離人数は「4億人」に。 米国医師会の報告は医療従事者30%の感染を示す 地球の記録 2020/02/08 しかし、2月6日のエポックタイムズ日本語版(大紀元)の記事を読みますと、武漢での医療従事者の方々の事態はさらに深刻なのかもしれません。 そこに掲載されている「武漢での医療関係者の感染者数と感染疑いの人の数」は、
自閉症スペクトラム(ASD)の症状に、腸内細菌叢の変化が関わっているという可能性を初めて読んだとき、細菌叢フィーバーを反映しているだけで、いつかこの熱も冷めるのではと思っていた。ところが、あれよあれよといううちにこの分野はASD研究の重要な分野として成長しており、いまやASD児への細菌叢移植治療が行われるようになっている。 今日紹介するカリフォルニア工科大学からの論文はこの分野での実験研究の一種の集大成ともいえる話で、初めは又かと読み始めたが、読んでいるうち結構真剣になってきた。ただ、結び合わされているデータは全て統計的解析で、結果を実感できない難点は感じてしまった。タイトルは「Human Gut Microbiota from Autism Spectrum Disorder Promote Behavioral Symptoms in Mice (ASDの腸内細瑾叢はマウスの行動学的症
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