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  • 中国ウォッチャーが見た韓国人の頭の中-最近の日韓関係に添えて ※2019/9/2編集 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    前編である前回の記事の続きです。 parupuntenobu.hatenablog.jp 久しぶりに書いた記事がまさかの大花火、死に体だったうちのブログに息を吹き返してくれたのは、ひとえに読んでいただいた読者さんのおかげです。 で、かんたんな御礼はこれくらいにして、本編に入っていきます。 韓国はなぜ半狂乱になっているのか-プロローグ しばらくブログを書かないうちに、日韓関係は急速に展開していきました。ついには、日米とも(おそらく) 「これはないだろう」 と思っていたGSOMIA*1まで破棄してくる始末。 日本「頭がついていけない」 アメリカ「わけわからん」 と政府高官が頭を抱えるほどの斜め上の行為でした。まことにあちらさんらしいと言えばそうですが。 私は最初、 「我が国をホワイト国再復帰させたらGSOMIA破棄を考えてやってもいい」 という向こうの公式の言葉に、 「アメリカさん、日本が言う

      中国ウォッチャーが見た韓国人の頭の中-最近の日韓関係に添えて ※2019/9/2編集 - 昭和考古学とブログエッセイの旅
    • トルコ東部で発掘がすすむ「130世紀前の遺跡」が人類史の常識を覆すかもしれない | 世界で最も重要な考古学的遺跡をめぐる旅

      自然の岩盤から彫られた高さ2.4メートルほどの硬直した朱色の男根が十数個、青天井の小部屋に押し込められているのを私は見つめている。 同様に、天然の岩を切り出して彫られた奇妙な頭像(人間か、悪魔か、司祭か、神か?)がこの男根型のトーテムを睨んでおり、あたかも原始のガーゴイルのようだ。その表情は陰鬱で、ほとんどしかめつらだ。 彼、または彼女、あるいは「それ」は、この状況のすべてが気に入らないかのように見える。白日の下で何もかもがむき出しの状態となり、130世紀ぶりにこの娑婆に晒されているということが。 そう、130世紀ぶりなのだ。というのも、トルコ東部、砂煙の舞うハッラーン平原からいま現われ出でんとするこれらの男根、独特の小部屋、そしてカラハン・テペの名で知られるこの不可思議な場所全体は、信じがたいほどに太古の存在なのだ。言い方を換えれば、推定1万1000〜1万3000年前に建造されたものなの

        トルコ東部で発掘がすすむ「130世紀前の遺跡」が人類史の常識を覆すかもしれない | 世界で最も重要な考古学的遺跡をめぐる旅
      • 「松本城のお堀が汚いから水全部抜きたい」発言に反論した城塞考古学者の千田先生に田村淳氏から反論のレスが→千田先生がさらに「なぜ水全部抜きたい企画が現実的でないか」を丁寧に解説する流れに

        田村淳さんが文化放送の番組で「松本城のお堀の水が汚い」と発言したことを受けて、城塞考古学者の千田嘉博先生が反論したお話 千田嘉博_城郭考古学 @yoshi_nara 田村淳さん、誤解しています。湧水を水源にした松本城の水堀は透明度が高く、堀底の土が見えているのです。汚くありません。さらに石垣の基礎に胴木を用いた松本城の堀の水を安易に抜いてはいけません。「田村淳、松本城のお堀が汚すぎて『池の水ぜんぶ抜く』に企画を提案」 jtame.jp/jtame/119382/ 2023-11-26 10:09:36 田村淳 @atsushiTSK はじめまして田村淳と申します。 考古学者の千田さんからSNSを通じて名指しでのご教授痛み入ります。石垣の基礎に胴木を用いてる為、お堀の水をなかなか抜くことが難しいと…大変勉強になりました。ありがとうございます。そしてお堀の水は湧水を使用してるから綺麗であると…

          「松本城のお堀が汚いから水全部抜きたい」発言に反論した城塞考古学者の千田先生に田村淳氏から反論のレスが→千田先生がさらに「なぜ水全部抜きたい企画が現実的でないか」を丁寧に解説する流れに
        • 【更新】「もはやネット考古学」Twitterを2007年4月から開始してた人たちの始めた理由の考察が濃すぎる

          Munechika Nishida @mnishi41 ところで、もはや昔話すぎて忘れてしまったのですが、「Twitterを古くから使っている人に2007年4月からの人が多い」のって、なんか理由あったんでしたっけ。(私も07年4月から利用しているらしいですが、当時のことなどカケラも覚えていない) 2020-08-17 16:42:12

            【更新】「もはやネット考古学」Twitterを2007年4月から開始してた人たちの始めた理由の考察が濃すぎる
          • 日本考古学史上最大の謎「土偶の正体」がついに解明 「土偶は女性モチーフ」の認識が覆った!驚きの新説(前編) | JBpress (ジェイビープレス)

            縄文時代に作られた土偶は、女性や妊婦をかたどったものだ、というのが多くの人の認識だろう。「そうではない」という驚きの新説を提唱したのが、人類学者の竹倉史人氏だ。では、土偶は何をかたどっているのか? その結論に至った過程と具体的な土偶の解読内容を前後編でお送りする。(JBpress) ※土偶(どぐう)とは:縄文時代に作られた素焼きの人形。1万年以上前から制作が始まり、2000年前に姿を消した。現在までに2万点近い土偶が発見されている。なお、埴輪(はにわ)は、古墳にならべるための土製の焼き物。4世紀から7世紀ごろに作られたもので、土偶とは時代が異なる。 (※)本稿は2021年4月に発行された『土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎』(竹倉史人著、晶文社)より一部抜粋・再編集したものです。 ついに土偶の正体を解明しました。 こういっても、多くの人は信じないだろう。というのも、明治時代に

              日本考古学史上最大の謎「土偶の正体」がついに解明 「土偶は女性モチーフ」の認識が覆った!驚きの新説(前編) | JBpress (ジェイビープレス)
            • 輸出実務者が書く、誰でもわかる韓国のホワイト国解除-前編 経済産業省通知解説 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

              先月は全くブログを更新しなかったのですが、それには深い…でもないけれどそれなりの理由があります。 Twitterを見てくれている人はもうおわかりですが、わたくしBEのぶ、ついに「島流し」の期間満了につき本土に戻って参りました。 鉄道がない場所から一気に新快速停車駅へ。それだけでも生活の根本が変わった気がします。京都大阪まで電車一本で行けるぞヒャッハー!!という感じで(笑) これについてはほんの挨拶代わり。じきに地元関連の記事が増えて行くと思うので、馴染んでるなと温かい目で見守ってあげて下さい。 で、今回のメインディッシュは当然こんな近況報告ではありません。近況報告くらいならTwitterでとっくに済ませています。 日本と韓国の関係が、史上最悪というほど険悪になっています。 そんな中、先月7月に経済産業省が、 「安全保障上の理由で韓国を『ホワイト国』から外します!目処は8月」 と通告しました

                輸出実務者が書く、誰でもわかる韓国のホワイト国解除-前編 経済産業省通知解説 - 昭和考古学とブログエッセイの旅
              • 名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功

                名古屋大学(名大)は1月12日、旧人と新人というふたつの人類集団の空間分布動態を表現すると同時に、集団間の資源競争による人口密度の変化を示す数理モデル「生態文化分布拡大モデル」を用いた人類進化史の説明に成功したと発表した。 同成果は、名大博物館・大学院環境学研究科の門脇誠二講師、明治大学 総合数理学部の若野友一郞教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、科学誌「Quaternary International」にオンライン掲載された。 ここ最近10年間の人類進化史の研究における進展はめざましく、現在の中学校や高校の歴史や生物の教科書が追いつかない状況となっている。それら教科書では、我々ホモ・サピエンスこと新人は、ネアンデルタール人などのさまざまな旧人よりもあとに登場し、より発展した文化を最初から持っていたと説明されている。しかし、もはや大きな更新が必要だという。 まず新人の登場時期が、約3

                  名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功
                • Oguchi T/小口 高 on Twitter: "約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9"

                  約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9

                    Oguchi T/小口 高 on Twitter: "約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9"
                  • 長大なトンネルに解剖室…旧日本軍「731部隊」最大規模の“地下実験場”内部が明らかに | 中国の考古学研究チームが調査

                    旧満州のハルビン市近郊に拠点を構えていた関東軍防疫給水部本部、通称「731部隊」は、人体実験の結果をもとに生物兵器の開発をしていたことで知られる。最近、中国の考古学研究チームが、黒竜江省に残された同部隊の地下研究施設についての報告書を発表。その非人道的な実験の一端を明らかにしている。 中国の黒竜江省文化財・考古学研究所のチームは、第二次世界大戦中、旧日本軍の「関東軍防疫給水部本部」、通称「731部隊」が生物兵器の開発のために恐ろしい人体実験をおこなっていた地下研究施設を発見した。 施設が見つかったのは、黒龍江省安達市の近郊だ。 長大なトンネルと複数の小部屋 2023年5月、中国の考古学誌「ノーザン・カルチュラル・レリックス」に、この地下研究施設の調査報告書が掲載された。同報告書は、この施設の発見によって、戦争犯罪の新たな証拠が見つかる可能性があると述べている。 「報告書には、いまも残る73

                      長大なトンネルに解剖室…旧日本軍「731部隊」最大規模の“地下実験場”内部が明らかに | 中国の考古学研究チームが調査
                    • Apple Store でトイレを借りたら使い方が分からず困惑しきり「考古学者か言語学者が要りそうな」追記→正解は?

                      はさみたこ @hasamitaco ほんとわからん。 ・お箸が溺れています ・お箸が溺れて苦しみもがいています ・お箸が溺れた場所は水流が強い ・かまぼこタイフーン ・お箸がおにぎりに挟まれそうです ・お箸が細ってるッ! ・かまぼこ、ボンゴレリング、歯磨き粉、歯ブラシが出てくるお得なセット ・かまぼことおにぎりの量の増減 twitter.com/synfunk/status… 2022-02-27 08:37:22

                        Apple Store でトイレを借りたら使い方が分からず困惑しきり「考古学者か言語学者が要りそうな」追記→正解は?
                      • ポンペイ遺跡で考古学者の通訳ガイドをすると一番多い質問「亡くなった人の服が焼けていないのはなぜ?」に対する考古学者の答えが興味深かった

                        ヴィズマーラ恵子🇮🇹 @vismoglie ✍️ニューズウィーク日本版WorldVoice【イタリア事情斜め読み】ブロガー・コラムニスト 🎙文化放送【おはよう寺ちゃん】コメンテーター活動中 🍵JAPANESETEASTORE.com 日本茶舗代表取締役MATCHA STORE® 🏎スーパーカー並行輸出入コンサル会社経営 🇯🇵⇄🇮🇹 逐次通訳・翻訳 newsweekjapan.jp/worldvoice/vis… ヴィズマーラ恵子 🇮🇹イタリア在住 @vismoglie ポンペイ遺跡考古学者の通訳ガイドをする時「亡くなった人の服が焼けてないのはなぜですか?」という質問が一番多かった。400度の熱風を吸い込めば人は即死する。骨の中にコラーゲンが残っていたので人々を襲った高温は400度未満だと判明。コラーゲンは500度以上でゼリー状のゼラチンに変化するからね 2020-12

                          ポンペイ遺跡で考古学者の通訳ガイドをすると一番多い質問「亡くなった人の服が焼けていないのはなぜ?」に対する考古学者の答えが興味深かった
                        • 「高輪築堤の破壊、容認できない」 日本考古学協会がJR方針に抗議:東京新聞 TOKYO Web

                          日本考古学協会(辻秀人会長)は22日、国内初の鉄道の遺構「高輪築堤」の保存を一部にとどめるJR東日本の方針に対し「保存しない部分は調査後に破壊するという方針は、容認できない」と抗議する会長コメントを協会ウェブサイトで公表した。同協会はこれまで、約800メートルにわたり出土した遺構全体の現地保存を重ねて要望している。

                            「高輪築堤の破壊、容認できない」 日本考古学協会がJR方針に抗議:東京新聞 TOKYO Web
                          • m-take on Twitter: "2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE"

                            2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE

                              m-take on Twitter: "2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE"
                            • 城郭考古学者が選ぶ「絶対に攻めたくない山城」ベスト10! 1位は埼玉「杉山城」、2位は?〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

                              杉山城の馬出し曲輪/緻密な縄張りで「芸術品」にもたとえられる杉山城だが、実は誰がいつ築城したのか、諸説あって明らかになっていない謎の城だ。 一見、「天守や櫓がなく、土と山だけ」と思われがちな山城。しかし開発にさらされがちな平城等に比して保存状態が良く、ほぼ往時の姿をとどめている山城も多い。週刊朝日ムック『歴史道 Vol.17』では、「戦国の山城の歩き方」を特集。3人の専門家に「オススメの山城」を推薦してもらった。今回の推薦者は、城郭考古学者で山城ファンの千田嘉博さん。選定のテーマは「絶対に城攻めしたくない山城」だ。 【千田さんが選ぶ「攻めたくない山城ベスト10」詳細と写真はこちら!】 *  *  * ――山城にもさまざまな楽しみ方があると思います。当時の武将の視点で、「絶対攻めたくない城」をご紹介ください。 城はとても美しく壮大で、鑑賞するのはとても楽しいです。しかしそもそも城は戦いのため

                                城郭考古学者が選ぶ「絶対に攻めたくない山城」ベスト10! 1位は埼玉「杉山城」、2位は?〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
                              • 篠原千絵 on Twitter: "わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg"

                                わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg

                                  篠原千絵 on Twitter: "わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg"
                                • Dr. RawheaD on Twitter: "考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e"

                                  考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e

                                    Dr. RawheaD on Twitter: "考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e"
                                  • 前方後円墳を厚木で発掘 かながわ考古学財団 あす見学会:東京新聞 TOKYO Web

                                    国道246号のバイパス「厚木秦野道路」建設に伴う「及川伊勢宮(おいがわいせみや)遺跡」の発掘調査で、公益財団法人「かながわ考古学財団」(横浜市南区)は、厚木市の荻野川流域で初めて古墳時代(3〜7世紀ごろ)の前方後円墳が見つかったと発表した。20日に現地見学会を開く。 財団によると、前方後円墳は全長37メートル、幅は21メートル。昨年の現地見学会では、前方後円墳のうち円形の盛り上がりだけが確認できたため、円墳として紹介していた。現地では他にも、古墳時代のものとして方墳の一部、土器、石器が見つかった。また、近世と中世の塚が各1基、周辺では縄文時代の住居跡1基も見つかっているという。 現地見学会は20日午前10時からと、午後1時半からの2回で参加無料、申し込み不要。現地集合(厚木市及川2)で、最寄りのバス停「松蓮寺」付近に案内人がいる。詳細は同財団のホームページで。(志村彰太)

                                      前方後円墳を厚木で発掘 かながわ考古学財団 あす見学会:東京新聞 TOKYO Web
                                    • 大井町駅前の通りは歴史を横断できる~考古学者と街を歩く

                                      専門家と街を歩くシリーズに甘い棒球が来た。東京の歴史に詳しい考古学者と街を歩く回であり、街歩き界隈垂涎ものの企画である。 今回は古代から現代にかけて通史的に東京の歴史を読み解くことをテーマとして研究している考古学者の谷口榮さんと大井町を歩く。ここに古墳群があったらしいが…その前にこの大井町駅の通りを歩くだけで歴史を横断できるらしい。 考古学者の谷口榮さんが案内してくれるのは東急大井町線の大井町駅周辺 かつてこの周辺に勤めていたデイリーポータルZウェブマスター林雄司(右)と3人で歩きます 1本で東京の歴史を横断できる道がある 谷口:大井町の駅前のこの道。これを1本下るだけで、品川、いや東京の古代から現在に至る時代を横断できるんです。品川の歴史を横断してみようということで。 林 :最高ですね。それは。この通りは昔からある通りなんですか? 谷口:これは新しいんだと思います。 林 :中世は品川の湊

                                        大井町駅前の通りは歴史を横断できる~考古学者と街を歩く
                                      • 田村淳「松本城のお堀の水が汚いから『池の水全部抜くやりたい』」に城郭考古学者が反論「誤解しています。松本城の水堀は透明度が高く、汚くない」

                                        千田嘉博_城郭考古学 @yoshi_nara 田村淳さん、誤解しています。湧水を水源にした松本城の水堀は透明度が高く、堀底の土が見えているのです。汚くありません。さらに石垣の基礎に胴木を用いた松本城の堀の水を安易に抜いてはいけません。「田村淳、松本城のお堀が汚すぎて『池の水ぜんぶ抜く』に企画を提案」 jtame.jp/jtame/119382/ 2023-11-26 10:09:36 千田嘉博_城郭考古学 @yoshi_nara 城郭考古学者。大阪大学博士(文学)。名古屋市立大学 高等教育院 教授・奈良大学 特別教授。姫路ふるさと大使。著書に『信長の城』岩波新書、『城郭考古学の冒険』幻冬舎新書、『歴史を読み解く城歩き』朝日新書、『最強の山城』PHP(春風亭昇太師匠と共著)など。Prof. Dr. SENDA Yoshihiro nara-u.ac.jp

                                          田村淳「松本城のお堀の水が汚いから『池の水全部抜くやりたい』」に城郭考古学者が反論「誤解しています。松本城の水堀は透明度が高く、汚くない」
                                        • 大阪城の石垣に使われなかった「残念石」を「万博のトイレの柱」にする計画に、城郭考古学者の千田先生が猛反発

                                          ながひと🐄🥛🥛🥛 @nagahito 大坂城再建で使われなかった「残念石」、400年経て大阪・関西万博でトイレの柱に : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/expo2025/20240… 全部で500個も残ってるのか。 pic.twitter.com/GQfWZ0tXNi 2024-01-20 12:33:10 千田嘉博_城郭考古学 @yoshi_nara 徳川大坂城の石垣のために藤堂高虎が京都府木津市の石丁場から切り出した石材で、文化財として京都府と木津川市は適切に保護する必要があります。 大坂城再建で使われなかった「残念石」、400年経て大阪・関西万博でトイレの柱に : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/expo2025/20240… 2024-01-20 22:02:53 リンク 読売新聞オンライン 大坂城再建で使われなかった「残念石」、400年経

                                            大阪城の石垣に使われなかった「残念石」を「万博のトイレの柱」にする計画に、城郭考古学者の千田先生が猛反発
                                          • 18世紀パリの人々はどんな音を聞いていた?─音響考古学が再現する“音の歴史” | ノートルダム大聖堂の再建にも活用

                                            昔の人々が聞いていた音を再現する「音響考古学」という学問がある。古地図や文献などの資料をたよりに、当時の音環境を分析し、再現する学問だ。 その第一人者のミレーヌ・パルドアンは、2011年から18世紀パリの生活音の再現に取り組んできた。現在は2019年に火災に見舞われたノートルダム大聖堂の再建にもかかわる彼女の活動を、仏誌「ル・ポワン」が取材した。 ノートルダム大聖堂の再建に生かされる技術 ノートルダム大聖堂に夜の帳がゆっくりと下りる。建物に入ると、今では天井の先に巨大な空が見えることに驚く。 崩壊した天井のアーチからは、様々な耳慣れない音が聞こえてくる。工事用の足場には不安な風の音、呼びかけあう夜間労働者の叫び声、空に開かれた大聖堂を今夜の寝床とする鳥の叫び……。 地上では、白い防護服を着て、まるで亡霊のように忍び込んだ専門家の一団が、最新の録音機材で音響のチェックを進めている。夜遅くまで

                                              18世紀パリの人々はどんな音を聞いていた?─音響考古学が再現する“音の歴史” | ノートルダム大聖堂の再建にも活用
                                            • 日本でただ1人 "水中考古学" 専門家が任期満了で就職活動中... 価値ある研究分野が日本で存続危機→「研究職の存続を」「海外で研究しよう」

                                              水中考古学・沈没船研究 @Nautarch_japan 来年3月で仕事の任期が…。わが国初の皆様の貴重な税金を使い水中考古学の研究1本で飯を食べていた人間がゼロになる。韓国では専門の国立博物館(2件目)が出来た。先進国は、どこも50-100人程の水中考古学者がいる。どうする国民一人当たりの海岸線の長さ世界no.1の国、日本。就職活動中。拡散お願い。 2019-12-12 23:59:04 水中考古学・沈没船研究 @Nautarch_japan 世界の水中・海洋考古学関連のニュースを発信しています。日本で3人しかいない水中考古学博士号取得者のうちの一人です。講演(学校・イベント)・執筆依頼受け付けています。お気軽にご相談ください! #水中考古学 こちらもよろしくーhttps://t.co/xiuehWCciQ… nauticalarchaeologyjp.com

                                                日本でただ1人 "水中考古学" 専門家が任期満了で就職活動中... 価値ある研究分野が日本で存続危機→「研究職の存続を」「海外で研究しよう」
                                              • イギリスの考古学者が「建物のどこで幽霊が出るか」研究してたが、幽霊のトレンドの変遷を感じて面白い

                                                中園聡 @satorunakazono 考古学者。鹿児島国際大学/大学院教授(考古学・博物館学)土器・認知考古学・胎土分析(XRF)・3D考古学ほか。日本情報考古学会。著書/共編著『九州弥生文化の特質』九州大学出版会,『認知考古学とは何か』青木書店,『稲作伝来』岩波書店,『季刊考古学140・3D技術と考古学』雄山閣,『文化情報学事典』勉誠出版ほか researchmap.jp/satorunakazono 中園聡 @satorunakazono そういえば昔、建物の中のどこで幽霊が出るかを研究していたイギリスの考古学者がいたな。幽霊の存否問題ではなく、幽霊を見たと主張する人がいるのは客観的事実。出る場所(階段の踊り場とか)が時代とともに変わるそうで、建築様式・部位空間の意味、時代のコンテクストなどが究明できるらしい。 2024-02-19 12:34:22 中園聡 @satorunakaz

                                                  イギリスの考古学者が「建物のどこで幽霊が出るか」研究してたが、幽霊のトレンドの変遷を感じて面白い
                                                • 「マイクロサービス化は考古学」メルペイで技術負債と向き合い続けたBackendエンジニアの話 | mercan (メルカン)

                                                  2016年ジャストシステムへ新卒入社。新規サービスの立ち上げでマイクロサービスの設計や開発・運用に従事し、2019年7月にメルペイ参画。Credit DesignチームのBackendエンジニアとしてメルペイスマート払いに関連するマイクロサービス化や新機能開発に従事している。 技術的負債と戦う メルペイスマート払いは、2019年4月に提供を開始したサービスです。なので、記事執筆現在では、まだ2年と少ししか経っていません。「2年で大きな技術的負債?」と感じる方もいらっしゃるかもしれないので、まずはリリース当初の話を少ししたいと思います。 当初、メルペイスマート払いのサービス提供に向けた開発は、メルペイのマイクロサービスアーキテクチャに則り、独立した開発を想定していました。しかし、開発工数とお客さまに提供開始したい時期には大きなギャップがありました。 そこで、「メルカリ月イチ払い」というメルペ

                                                    「マイクロサービス化は考古学」メルペイで技術負債と向き合い続けたBackendエンジニアの話 | mercan (メルカン)
                                                  • アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ

                                                    アイルランド沿岸のケイジ・フィールズは、世界最大級の石器時代の遺跡のひとつだ。かつて泥炭地に埋もれていたこの遺跡に新たにできた体験型観光施設では、6000年以上前に人々がこの地でどのように耕作を行い、どうやって食物を保存していたかを体験できる。(PHOTOGRAPH BY GARETH MCCORMACK, ALAMY STOCK PHOTOS) アイルランド西部のメイヨー県のバリーキャッスルとベルマレットの間には、ドラマチックな断崖と大西洋に挟まれた、広さ13平方キロメートルに及ぶ湿原が広がっている。木々がほとんどなく、丘も高くはないため、何もない土地のように見える。が、この孤立した海岸には「アイルランド最大の考古学的発見のひとつ」と称される遺跡がある。 アイルランドには、はるか昔の社会を垣間見せてくれる泥炭地がいくつかある。そこから、聖杯や大量の金製品、中世の詩篇書といった宝物、200

                                                      アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ
                                                    • 【第1回】中国古代史から見た弥生時代の考古学

                                                      日本で出土する青銅器の鉛の同位体比を調べると、日本最古の経済成長が、戦国七雄の戦乱のおかげだったことが分かった…かもしれないという話。今後の研究の発展で、結論は二転三転するかも。

                                                        【第1回】中国古代史から見た弥生時代の考古学
                                                      • 考古学者、人類学者、作家、アイヌ、さまざまな立場からのコメント、切り抜き|ヘンテコだよねノート

                                                        本項は考古学者や人類学者、作家、またはアイヌがどのようにアイヌ、北海道の歴史や文化、現代のアイヌ民族を捉えているかを、紹介するnoteです。 あえてこのようなページを設けるのにも意味があり、今回紹介した研究者の方やアイヌ民族の方の何人かは、時に前後の文脈を無視してあたかもアイヌ民族に対して否定的な言説を言っているかのように切り取られることがあるからだ。 そうです。読めば、考古学者や研究者の立場からは、皆さんほとんど同じことを言われている。 また、さまざまな立場からのコメントは物事が立体的になり、直接的に差別の現状を語ったコメントはなくても、行間からその憂いや深い傷が浮かぶ。 ページの最後に『明日に向かって/アイヌの人びとは訴える』のnoteへのリンクを載せた。50年前のアイヌ民族の苦労と厳しい差別を当事者たちから聞き取った勇気ある先住民たちの記述書だ。人間同士が差別し合うようなことが二度と

                                                          考古学者、人類学者、作家、アイヌ、さまざまな立場からのコメント、切り抜き|ヘンテコだよねノート
                                                        • 人工衛星から遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』

                                                          Wikipedia ”Cropmark” より かつて、そこには石壁や住居の基礎があった。そうした構造物は、長い時間をかけてゆっくり土に埋もれてゆく。 地表に牧草などが根付いた場合、その根は深く伸びることができない。そのため、牧草の生育が悪くなり、上空から見ると、奇妙な模様が浮かび上がる(考古学で、クロップマークと呼ぶ)。 Wikipedia ”Cropmark” より クロップマークは、航空写真で確認できる。 だが、もっと微妙な、植生の健康状態の違いは、近赤外線データから読み取ることになる。人の目には同じに見えるが、近赤外線画像だと、クロロフィル(葉緑素)の違いは、赤色の違いによって判別できるからだ。 宇宙から遺跡を探す この発想を広げて、人工衛星から撮影した画像データを元に、地下に眠る遺跡を探すのが、宇宙考古学になる。 単なる解像度の高い写真ではない。地上 640km から撮影された電

                                                            人工衛星から遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』
                                                          • 真田広之:“俳優の完成形”とJACの歴史を、ビデオ考古学者・コンバットRECが振り返る | 国境を越えて活躍する日本人 第1回

                                                            国境を越えて活躍する日本人 第1回 [バックナンバー] 真田広之:“俳優の完成形”とJACの歴史を、ビデオ考古学者・コンバットRECが振り返る 2021年7月27日 12:10 2428 5 × 2428 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 1172 1091 165 シェア 新連載「国境を越えて活躍する日本人」がスタート! 本連載では、独自の武器を持って海外の現場で闘う俳優たちを取り上げていく。 第1回では、「ラスト サムライ」「47RONIN」などで知られる真田広之をフィーチャー。6月公開の「モータルコンバット」での“実質主役”ぶりが話題となり、「ジョン・ウィック」新作への出演も決まった彼の活躍は、海外メディア「The A.V. Club」に“ルネッサンス”をもじった「The Hiroyuki Sanadaissance」と

                                                              真田広之:“俳優の完成形”とJACの歴史を、ビデオ考古学者・コンバットRECが振り返る | 国境を越えて活躍する日本人 第1回
                                                            • 「ユダヤ教」はいつ生まれたのか? 新説を提示したイスラエルの考古学者に聞く | 「聖書に書かれていることだって、必ずしもそうとは限らない」?

                                                              ユダヤ教はいつ生まれたのか? 伝承によれば、3000年以上も前にシナイ山で生まれた。聖書の最初の五書である律法(トーラー)に収められている十戒とその他もろもろの法を、神がモーセに授けたときだ。 大方の研究者はずいぶん前から、「出エジプト」とシナイ山での啓示を創設神話として片づけてきた。そのため、この最初の主要な一神教がいつ、どのように生じたのかという問いが残されている。さていま、その問いにまつわる新説が学界に衝撃を与えている。 紀元前2世紀になるまで、古代ユダヤ人が律法を守っていた、あるいはそもそも知っていたという歴史的・考古学的な証拠はないことが大規模な再調査からわかったと言うのは、イスラエルのアリエル大学で考古学を研究するヨナタン・アドラー教授だ。米イェール大学出版局から出版されたばかりの『ユダヤ教の起源』(未邦訳)の著者でもある。 そこから示唆されるのは、われわれがいま知るユダヤ教が

                                                                「ユダヤ教」はいつ生まれたのか? 新説を提示したイスラエルの考古学者に聞く | 「聖書に書かれていることだって、必ずしもそうとは限らない」?
                                                              • 子供が最近ずっと自分で考えたお城の見取り図を書いてる→お城の考古学者も大絶賛「守りだけでなく反撃力を発揮する設計」

                                                                k @unasui831 うちの自閉症息子 最近ずっとこんなの描いてる ちょっと前までお城の見取図を描いてて、山城にハマってからはこんな感じの絵になってきた 自分で考えたお城なんだって お城の構造から仕組みから色々知ってて凄い! #日本のお城 #自分のお城作りたいらしい #城郭博士 になりたいんだって #中度知的 pic.twitter.com/Z3DcQJ8gkk 2023-10-28 19:22:02

                                                                  子供が最近ずっと自分で考えたお城の見取り図を書いてる→お城の考古学者も大絶賛「守りだけでなく反撃力を発揮する設計」
                                                                • 「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末

                                                                  2004年インド洋で発生した津波によって露出した古い墓標をきっかけに、この地域を襲った過去の津波について、研究者らが調べ始めた。(PHOTOGRAPH COURTESY PATRICK DALY) 2004年12月26日、スマトラ沖を震源とした地震により、高さ30メートルに達する津波がインドネシア、スマトラ島北西のアチェ州を襲った。 津波はインド洋に面する海岸の町を次々にのみ込み、はるか遠くアフリカ大陸のソマリアにまで到達した。アチェ州だけで死者は16万人以上、家を失った人々はもっと多かった。 このアチェ州は、600年以上前の14世紀末にも同様の津波に襲われ、やはり沿岸の村が甚大な被害を受けていたことが、新たな証拠から明らかになった。さらに、それがこの地域で強大な権力を誇ったアチェ王国の勃興につながったという。この調査結果は、5月28日付けで「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表され

                                                                    「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末
                                                                  • “神風”は本当に吹いた? 「水中考古学」で浮かび上がる歴史に迫る | 佐々木ランディに聞く 「日本に眠る遺産」

                                                                    海や湖、河川と人の関係の歴史を探る「水中考古学」。沈没船や水中遺跡のみならず、人間が水とどのように関わってきたかを調査する学問だ。 実は、日本では多くの水中考古学的「発見」があり、海外からも注目されるほどだ。と同時に、それらの遺産を守るうえで大きな課題も抱えている。 では、水底に眠る遺跡が現代人に教えてくれることとは? 水中考古学者の佐々木ランディに話を聞いた。 日本は「水中遺跡」大国だった! ──2022年2月に出版された著書『水中考古学 地球最後のフロンティア』では、水中考古学に対する想いが綴られ、印象的でした。同書で伝えたかったことは何ですか。 一番に伝えたかったのは、水中遺跡が「実はどこにでもあるもの」だということです。同時に、世界的に見て、日本がこの分野で大きく遅れをとっている事実を知ってほしいと思いました。「このまま変化を起こさないと貴重な遺産が失われていく」と。 ですが、ただ

                                                                      “神風”は本当に吹いた? 「水中考古学」で浮かび上がる歴史に迫る | 佐々木ランディに聞く 「日本に眠る遺産」
                                                                    • 公園にある古墳を専門家と見る~考古学者と街を歩く

                                                                      東急沿線の街を何かの分野の専門家と歩く記事シリーズ、今回はいよいよ古墳を専門家と見る回である。「ここ実は古墳なんです」と聞いて私たちは何を思えばいいのか。一体どう反応すればよかったのか。今日それらのふがいない過去をすべて精算するときがやってきたのだ。これからはもう、古墳、どんとこいである。 谷口榮さんが案内してくれたのは東急大井町線大井町駅。駅前の道を歩き歴代の東海道を見て歩いてきたが公園に入る 前回の記事に引き続き東急大井町線大井町駅から一緒に歩いてくれているのは考古学者の谷口榮さん。前回は大井町駅前の道を歩くだけで、古代の東海道、中世の鎌倉街道、現代の東海道(第一京浜)、近世の東海道(江戸時代)と辿れることがわかった。 今回はそこから横道に入りやってきたのは公園である。 公園に来ました。もうわかりますか 円墳あらわる 谷口:この高まりが古墳だと言われています。 林 :そうなんですか。

                                                                        公園にある古墳を専門家と見る~考古学者と街を歩く
                                                                      • ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由

                                                                        ノアの箱舟を描いた絵。旧約聖書にあるこの物語は、何世代もの画家たちを魅了してきた。それにとどまらず、伝説の舟の遺物を見つけようとする「科学的な試み」も100年以上にわたって行われている。(PAINTING BY SIMON DE MYLE VIA FINE ART IMAGES/HERITAGE IMAGES/GETTY) 旧約聖書の中でも、特に魅力的でよく知られているのが「ノアの箱舟」の物語だ。神は、自ら創造した人間に怒りを覚え、すべてを一掃すべく大洪水を起こした。しかし、族長ノアとその家族は、地上のあらゆる動物のつがいとともに巨大な木造の舟に乗り込み、その大洪水を生き延びた。 聖書には歴史的事実が正確に記述されていると考える人々にとって、同じく魅力的なのが、箱舟の考古学的な証拠探しだ。信仰心のあつい人々の中には、箱舟の到達地とされるトルコ東部のアララト山などをくまなく探す人もいる。 そ

                                                                          ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由
                                                                        • 旧約聖書に書かれた「ユダヤ人の起源」は、考古学的に正しいのか?

                                                                          日々刻々 橘玲 移り変わりの激しい世界の中でつい見逃しそうになる事件や経済、金融、社会問題などについて、作家・橘玲氏が鋭くメスを入れる。 バックナンバー一覧 日本の歴史を『古事記』の天孫降臨から始めるのは「歴史学」ではないが、戦前の日本はこれを学校で大真面目に教えていた。そしてイスラエルでは、いまでも旧約聖書の物語が“公式”の歴史観となっている。それによれば、「ユダヤ人の起源」は次のように説明される。 紀元前2000年頃、テラと呼ばれる男が、その息子アブラハムと妻サラ、孫のロト(アブラハムの甥)を連れて当時の文化の中心バビロニアを去り、ユーフラテス川を越えて現在のトルコ南部にあたるハランにやってきた。彼らは「イヴリム(川向うから来た人々)」すなわち「ヘブライ人」と呼ばれた。 父のテラが死んだあと、70歳代になったアブラハムは神ヤハウェ(エホバ)に出会い、神の戒律(男児は誕生から8日目にかな

                                                                            旧約聖書に書かれた「ユダヤ人の起源」は、考古学的に正しいのか?
                                                                          • 失われた4500年前の「太陽神殿」、考古学チームが発見か エジプト

                                                                            (CNN) 考古学者のチームがこのほど、エジプトの失われた「太陽神殿」の一つとみられる遺構を発見した。紀元前25世紀半ばの時期のものと考えられている。 発見場所は首都カイロの南約19キロに位置するアブグラブ。ポーランド科学アカデミー地中海東洋文化研究所のマッシミラノ・ヌッゾーロ助教授は15日、CNNに対し、アブグラブにある別の神殿の下に埋まっていた遺構が見つかったと明らかにした。 アブグラブでは1898年、発掘作業中の考古学者らが、紀元前2400年~2370年にかけてエジプトを統治した第5王朝第6代国王ニウセルラーの太陽神殿を発見していた。 今回の調査結果は、この神殿が別の太陽神殿の遺構の上に建てられたことを示唆するものだ。 ヌッゾーロ氏はCNNに寄せたメールで、「19世紀の考古学者はニウセルラーの石造りの神殿の下に隠れていた泥れんがの建物のごく一部を発掘した段階で、同一の建物の以前の建築

                                                                              失われた4500年前の「太陽神殿」、考古学チームが発見か エジプト
                                                                            • 古代の遺物からマイクロプラスチック発見、考古学に変化か 研究

                                                                              ロンドン(CNN) 歴史的な土壌サンプルから初めてマイクロプラスチックが発見されたことが、新たな研究で明らかになった。考古学的遺物の保存方法が一変する可能性もある。 英ヨーク大学主導の研究チームの22日の声明によると、1~2世紀に堆積(たいせき)し、1980年代に発掘された地下7メートルあまりの土壌堆積物で研究者がマイクロプラスチックを発見した。 現代の土壌サンプルや保存された過去のサンプルから、計16種類のマイクロプラスチックポリマーが見つかったという。 マイクロプラスチックは5ミリ以下(ごま粒ほどの大きさ)の微少なプラスチックで、より大きなプラスチックが化学的に分解したり、物理的な摩耗によって小さな破片になることで発生する。 研究者によると、マイクロプラスチックは2020年ごろまでは一部の美容品でも普通に使用されていた。ただ、近年はマイクロプラスチックの拡散をめぐる議論が高まっている。

                                                                                古代の遺物からマイクロプラスチック発見、考古学に変化か 研究
                                                                              • 過去へのタイムトラベラーの必読書『ゼロからつくる科学文明』から人工衛星を用いた遺跡探査の方法を描き出す『宇宙考古学の冒険』まで色々紹介!(本の雑誌2020年12月号掲載) - 基本読書

                                                                                はじめに 本の雑誌2020年11月号に載った原稿を転載します。この月に取り上げた本は科学書から経済までジャンルがバラけていて、しかも粒ぞろいだ。『ゼロからつくる科学文明』はその名の通りの一冊でおもしろかったし、経済理論としてのMMTの解説が完全に学べる『財政赤字の神話』。人工衛星からのデータで見つけられていない遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』も意外な視点と技術の活用方法でおもしろかった。 本の雑誌原稿 ゼロからつくる科学文明 タイムトラベラーのためのサバイバルガイド 作者:ライアン ノース発売日: 2020/09/17メディア: Kindle版もし、あなたが過去にタイムトラベルをして、しかも装置が動かなくなってその時代に取り残されてしまったとしたら......。そういう時でも、あなたが文明をゼロから作り直せるようにしよう、という観点から書かれた、人類の英知がつめられた文明速攻再始動マニュアル

                                                                                  過去へのタイムトラベラーの必読書『ゼロからつくる科学文明』から人工衛星を用いた遺跡探査の方法を描き出す『宇宙考古学の冒険』まで色々紹介!(本の雑誌2020年12月号掲載) - 基本読書
                                                                                • 『土偶を読む』を考古学者が論破。サントリー文芸賞受賞作品を10人の専門家たちはどう読んだか | ダ・ヴィンチWeb

                                                                                  『土偶を読むを読む』(文学通信) 全員が本気だ。 「縄文ZINE」の望月昭秀氏をはじめとした10人の考古学研究者が執筆した『土偶を読むを読む』(文学通信)は、『土偶を読む』(竹倉史人/晶文社/2021年)へのアンサーとして編まれた。〈ついに土偶の正体を解明しました〉から始まる『土偶を読む』の評価は考古学内外で大きく分かれ、ベストセラーとなりサントリー文芸賞を受賞する一方、考古学側からは評価されなかった。そうした『土偶を読む』の、どこがどのように問題なのか、検証不足や論理の破綻をじっくり解説したのが『土偶を読むを読む』だ。文圧は強く、しかし決して投げ捨てるような物言いではなく、むしろその検証の丁寧で鮮やかな過程に、「考古学、おもしろ!」となってしまう。『土偶を読む』を読んだ人はもちろん、読んでいない人も楽しめる一冊である。 ひとつエピソードを紹介しよう。『土偶を読む』には、「土偶はクリのフィ

                                                                                    『土偶を読む』を考古学者が論破。サントリー文芸賞受賞作品を10人の専門家たちはどう読んだか | ダ・ヴィンチWeb