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OOPの検索結果1 - 40 件 / 42件

  • オブジェクト指向宗教史

    OOC 2024 の発表資料です。後のフィードバックを参考に、より妥当な文言に改訂してあります。 ※ 本コンテンツには、一部特定の宗教思想の迫害に言及する表現がございますが、そのような行いを肯定する意図の内容ではございません。

      オブジェクト指向宗教史
    • 継承はなんでダメ? - まめめも

      「オブジェクト指向の継承を使うな」という主張が広まっているようです。なんでダメになったんでしょうか。 インターネットで見かけた「継承はダメ」という主張をいくつか眺めて、友人と議論しつつ、考えてみました。 「コードが読みにくくなる」 継承があると、メソッド呼び出しが実際にどのメソッド定義を呼び出すのか字面でわからない。 デバッガを使って、親クラスのメソッドに飛んだり、子クラスに飛んだりするのを追いかけないと行けない。 つらい。という主張。 めっちゃわかる。わかるんですが、これは「高度に共通化されたコードは読みにくい」という一般的な側面がかなり大きいような。 たとえば継承の代わりに高階関数を使うと、関数呼び出しがどのクロージャに飛ぶか字面でわからなくなる。 ひどいとコールバック地獄になって何が何やらになります。 継承がことさらにまずい理由を想像すると、すべてのメソッド呼び出しがポリモーフィック

        継承はなんでダメ? - まめめも
      • オブジェクト指向は必要なのか / Is object-oriented needed?

        2024/3/24に開催されたObject-Oriented Conferenceでの登壇資料です。 https://ooc.dev/2024/

          オブジェクト指向は必要なのか / Is object-oriented needed?
        • デザインパターン〜とかアーキテクチャ〜〜とか・・・に行く途中の話

          こんにちは、NE会社で働いておりますきんじょう(@o0h_)がお送りします。 弊社ではPHPを用いてアプリケーション開発を行っています(Ruby, Go, Javaも領域によっては利用しております) さて、つい先日のことですが、社内にいるメンバーから「デザインパターンについて、勉強してみてるんだけど・・・」「ちょっとついていくのが難しくて」「どうしたらいいですかね?それとも、先にやっておくべきことが他にありますか?」なんて雑談をしました。 なるほど、コレは頻出質問になりそうだな・・・という気持ちにもなったので、今回はこの場を借りて「デザインパターン[1]、その前に〜個人的に思ったことをツラツラと〜」でお届けしていきたいと思います。 「デザインパターンを(から)勉強してみる」ことの、オススメ/オススメナイ いちおう、今回は「リーダブルコードくらいは読んでいる」「デザインパターンの勉強をしてい

            デザインパターン〜とかアーキテクチャ〜〜とか・・・に行く途中の話
          • 【C#】SOLID原則を学ぼう - Annulus Games

            今回の記事はオブジェクト指向プログラミングにおける設計の基本、「SOLID原則」について。 ある程度プログラミングの文法を知っていれば、動作するコードを書くことは可能です。しかし、より良いコードを書きたいのであれば、文法の知識だけではなく、設計に関する知識も必要になってきます。 特にUnityでは、適当にコードを書いていくと目も当てられないようなスパゲッティーコードが容易に出来上がります。「とりあえずシングルトンにすりゃいいや!」みたいなノリで「何とかManager」クラスを作りまくった結果、「あれ?この処理どこに書いたんだっけ?」という状況になったこと、誰しも一度はありますよね…? 今回は、そんなクソk…良くないコードを書かないための設計原則である「SOLID原則」について紹介します。記事内のコードはC#で記述しますが、言語に関わらずSOLID原則は広く応用の効く考え方なので、是非とも覚

            • ビジネスロジックを「型」で表現するOOPのための関数型DDD / Functional And Type-Safe DDD for OOP

              Object-Oriented Conference 2024で発表した資料です。 https://fortee.jp/oocon-2024/proposal/b31c9818-3cb8-4350-adfe-cbc839cdf829 ビジネスの専門知識(ドメイン)を中心に据えたドメイン駆動設計に代数的データ型などの関数型のパラダイムを加えたよりタイプセーフな関数型DDDを紹介します。 本セッションではドメインモデリングによって発見したモデルやビジネスロジックをソフトウェアに反映する際により型を重視した設計を加えます。 型で表現する範囲が広がることでビジネスロジックをより明確にコードで表現できるようになります。 さらには型で表現されているためコンパイルフェーズで気付けるミスが増え、ソフトウェアの品質向上にもつながります。 関数型の考えをいれるといってもただ単にHaskellなどに代表される関

                ビジネスロジックを「型」で表現するOOPのための関数型DDD / Functional And Type-Safe DDD for OOP
              • 時代がstaticおじさんに追いついてきた(追記あり) - きしだのHatena

                この文章みてください。 オレはもう20年以上システム業界にいるけどな、その長い経験から言うと、オブジェクト指向なんてものは、理論としては面白いけど、およそ実用的とは言い難いものだな。まぁ、例えばGUIのコンポーネントとかはオブジェクト指向に基づいて作られているようだから、そういうツールとかを作る人には必要なものなのかもしれない。しかし君たちがいずれ作ることになる業務アルゴリズムにはまったく無縁のものだと思ってもらって間違いない。どうもこの業界、オブジェクト指向でなければダメ、というような風潮がまかりとおっているけどな、オブジェクト指向なんか本当に使っている人はほとんどいないよ。オレも少し勉強してみたけど、カプセル化とかポリ何とかとか、どうにも利点が理解できなかったね。実際、実業務で使ったことなどないしな…… 「またお前、オブジェクト指向の話をしてるのか」と思ったかもしれませんが、2010年

                  時代がstaticおじさんに追いついてきた(追記あり) - きしだのHatena
                • マリオで学ぶSOLID原則

                  はじめに 最近オブジェクト指向とデザインパターンについて学び始めたので、勉強しつつ記事にまとめていきたいと思います。 初回はSOLID原則についてです。SOLID原則はオブジェクト指向プログラミングにおいて、開発者にとって読みやすく、メンテナンスが可能なプログラムを作成しやすくするために考えられたルールです。 この記事では、オブジェクト指向プログラミングの重要な開発原則であるSOLID原則について皆さんが想像しやすいマリオのクラス実装を例に解説していきます。 1. S (Single Responsibility):単一責任の原則 クラスは単一の責任を持つべきと言う原則です。 ここでの責任というのは、オブジェクトが持っている機能のことです。 一つのクラスができる機能(責任)が複数あると、クラス内部の関数が強い結合を起こす可能性が高ま理望ましくありません。 次のマリオクラスを見てみましょう。

                    マリオで学ぶSOLID原則
                  • Enumとてもつらい、でも負けない - エムスリーテックブログ

                    列挙型、JavaでいうならEnum型、使っていますか。使わないわけにいきませんよね。 でも、Enumを使っていたせいで辛い目にあったことありませんか。ないですか。それならきっともうすぐに辛い目にあうと思います。 Enumはすべてのプログラマに等しく辛みを与えてくれるからです。そんな辛みについて、ちょっと一緒に直視してみましょう。 エムスリーエンジニアリンググループ、Unit1(製薬企業向けプラットフォームチーム)三浦(@yuba@reax.work) [記事一覧 ]がお送りいたします、エムスリー Advent Calendar 2023の6日目です。 アプリケーションプログラミング上の辛み 1. 既存のif文が偶発的に意図しない方に倒れる 2. switch文に至っては「どちらでもない」で処理不発に アプリケーションプログラミング上の対策 1. 分岐条件をEnumに持たせる 2. swi

                      Enumとてもつらい、でも負けない - エムスリーテックブログ
                    • オブジェクト指向は業務システムで本当に不要なのか? - Qiita

                      主旨 以前はシステムの状態をオブジェクト指向でカプセル化し、オブジェクト同士の通信でシステムの制御をしようとしていた しかし、Webアプリケーションのように状態をメモリ上に保持し続けるのが難しい環境が増えると、上記のことがやりにくくなった(ORMのインピーダンスミスマッチの影響が大きくなった) 現在では、システム全体の状態を管理するためにオブジェクト指向を用いるシーンは減っているが、要所要所でシステムを抽象化する道具の一つとして用いるシーンはあり、適材適所で使い続ければ良い はじめに 一時期あれだけもてはやされた「オブジェクト指向」ですが、現在では「業務システム開発においてオブジェクト指向で作るとろくなことがない」、とか、いっそ「不要である」、という意見もよく見かけます。 オブジェクト指向、この記事では特に「オブジェクト指向プログラミング」を対象として話をしますが、その利点は以下の3点に集

                        オブジェクト指向は業務システムで本当に不要なのか? - Qiita
                      • SOLID原則を理解し、JavaScriptで実践するためのガイド - deve.K's Programming Primer - プログラミング初心者のための入門ブログ

                        ソフトウェア開発者にとって、堅牢でテスト可能で拡張性があり、保守性の高いオブジェクト指向のソフトウェアシステムを設計することは重要です。 そこで登場するのがSOLID原則です。 SOLIDは、ソフトウェア開発中に生じるかもしれない特定の問題を解決するために5つの設計原則が組み合わさったセットです。 この記事では、SOLID設計の原則について詳しく学んでいきます。 具体的には、SOLID原則が何を意味しているのか、各部分がそれぞれ何を表しているのか、また実際のプログラム例を挙げながら現役のプログラマーが説明します。 さらに、JavaScriptを使ってこれらの原則を実装する方法も紹介します。 SOLID設計原則とは? 単一責任原則 (SRP) Open/Closed原則 リスコフ置換原理 (LSP) インターフェース分離原則 (ISP) 依存関係逆転の原則 最後に SOLID設計原則とは?

                          SOLID原則を理解し、JavaScriptで実践するためのガイド - deve.K's Programming Primer - プログラミング初心者のための入門ブログ
                        • オブジェクト指向の複雑性を軽減する、データ指向プログラミング入門

                          思った以上に反響をいただき嬉しく思っています。SNSやコメントで言及していただいている構造化プログラミングとの比較や現代的なOOP開発への適応記事を執筆予定です。記事が完成しましたら自分のSNSで共有いたしますので、もし良ければフォローしてお待ちいただけますと幸いです。(記事を書くのは思考が整理されて良いものですね。) TL;DR データ指向プログラミング(DOP) とは、データとコードを分割してアプリケーションを設計・実装するプログラミングパラダイムのこと。 DOPの実装は、以下の原則に従う。 コードとデータを分離する 汎用的なデータ構造でデータを表現する データをイミュータブルなものとして扱う データスキーマとデータ表現を分離する 個人的にDOPは、バックエンドを宣言的プログラミングっぽく書くための現実的な解だと捉えています。実装の詳細は翔泳社より出版されている「データ指向プログラミン

                            オブジェクト指向の複雑性を軽減する、データ指向プログラミング入門
                          • 現実世界の事象から学ぶSOLID原則

                            # Object-Oriented Conference 2024 https://fortee.jp/oocon-2024/proposal/e1eb34cf-78ef-43f6-8a03-bb26c996cb62 概要 オブジェクト指向プログラミング (OOP) のコーディング慣例として広く採用される、SOLIDの原則。 コードの保守性、拡張性、再利用性を語る上では共通言語としても使用される一方で、初学者にとっては決して理解のしやすいものではありません。 これらの原則が抽象的であり、実際のコードにどのように適用されるか・適用した際に得られるメリットを理解するのが難しいことが理解を困難にする一因です。 しかし一度理解すると、SOLID原則が現実世界のありとあらゆる場所で適用されていることに気が付くはずです。 「clean architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計」にお

                              現実世界の事象から学ぶSOLID原則
                            • 目的を規定せずにモデリングを考えても意味がない - きしだのHatena

                              オブジェクト指向の本では「自転車をモデリングしてみましょう」「鳥をモデリングしてみましょう」ということが、どういうシステムで使うか規定せずによく書かれています。 けれども、モデリングではどういうシステムで使うかということが大事で、それを決めずにモデリングを考えても意味がありません。モデリングすべきはモノではなくシステムのプロセスです。 よく、オブジェクト指向では現実をモデリングするのようなことが言われますね。 例えば鳥が鳴くとして、その一種であるニワトリをどうモデリングするか、ということを考えるとします。 そうすると、まず void 鳴く() { print("コケコッコー"); } のようなメソッドを考えるのですけど、コケコッコーとうまく鳴けるのは鳴き慣れたニワトリです。そのため、鳴くメソッドにカウンターを用意してどんどんうまくコケコッコーになるようにしたくなります。 いや、そもそも、コ

                                目的を規定せずにモデリングを考えても意味がない - きしだのHatena
                              • オブジェクト指向でUIを考えられるようになりたい。 - Qiita

                                1. 目的 UIデザインを勉強し始めました。現在「オブジェクト指向UIデザイン-使いやすいソフトウェアの原理」を読んでいます。そのため、学習進行の記録と復習を兼ねて、学んだことを記事にしようと思います。 以下「1. オブジェクト指向UIとは何か」という本書のさわり部分についてまとめています。 この記事で載せている例には私が考えたものも含まれていますので、間違い等ありましたらコメントにてご指摘いただけますと幸いです。 2. オブジェクト指向UI(OOUI) UIをオブジェクト(ユーザーが操作する時の対象物)を起点に設計します。GUIももともとオブジェクト指向プログラミングのコンセプトに合わせて考案されました。多くのアプリはオブジェクト指向型のGUIです。 最大の目的は、ユーザーがオブジェクトに対して自由な順序で働きかけながら目的を達成することです。 原則 オブジェクトを知覚でき直接的に働きか

                                  オブジェクト指向でUIを考えられるようになりたい。 - Qiita
                                • Java の enum を使いこなせるあなたに sealed interface

                                  はじめに Java の enum は大変便利で非常多くのシーンで活用されています。例えば区分を表すようなオブジェクトを表現したい際にもよく使われていますね。 Java 14 で正式機能となった switch式にて網羅性検査が行えるようになり、それまで以前ではどうしても抽象メソッド等を活用する必要があった処理についても、switch式を利用する事で簡潔に表現することができるようになりました。 また、Java 17 で正式機能となった sealed classes/interfaces と Java 21 で正式機能になった Record Patterns によって、これまで必要だった区分値のような enum を必ずしも定義しなくて良い場合も出てきました。 この記事では、今まで enum を使っていたコードがこれらの機能によってどのように変わるのかを紹介し、盲目的に enum を定義するのでは

                                    Java の enum を使いこなせるあなたに sealed interface
                                  • 『オブジェクト指向 UI デザイン』 に書かれていないもの|ai

                                    私は普段、家の脱衣所で仕事をしているのだが、デスクの隣にある縦型洗濯機がちょうどいい高さということもあり、そこにいつも仕事中に参照する本を積んでいる。洗濯機の蓋もまさか、漬物石みたいに本が置かれることになるなんて思ってもみなかっただろう。それらの本は主に、その時々の仕事に関係するものとか、読みかけのものだったりするから、頻繁に入れ替わっていくのだけど、ずっと置いているお気に入りが、いくつかある。そのうちの一つが、OOUI 本こと『オブジェクト指向 UI デザイン 使いやすいソフトウェアの原理』- ソシオメディア株式会社、上野 学、藤井 幸多(著) 上野 学(監修)だ。 出版されてから 3 年以上たっても、私は時折この本をふと、開いてみてはいつの間にか没頭し、そういえば私は仕事をしていたんだっけな、みたいになってしまう。端的に言って大好きだ。この 3 年間で読書会も 2 度主催したことがある

                                      『オブジェクト指向 UI デザイン』 に書かれていないもの|ai
                                    • 実務への応用例から考える 変更に強いオブジェクト指向設計 / 20240324-ooc2024

                                      2024年3月24日(日)「 Object-Oriented Conference 2024 」に開催された、弁護士ドットコム サーバサイドエンジニアの貞森友章が登壇した際の資料です。 イベントURL:https://fortee.jp/oocon-2024/proposal/aac7a433-4dad-41d3-b2be-0cf459ff6ebc ■ 弁護士ドットコム株式会社プロダクト組織について https://speakerdeck.com/bengo4com/introduction-for-creators ■ 採用情報はこちら https://hrmos.co/pages/bengo4/jobs

                                        実務への応用例から考える 変更に強いオブジェクト指向設計 / 20240324-ooc2024
                                      • Lispとオブジェクトシステム

                                        Lispとオブジェクト、オブジェクト指向システムを概観します。

                                          Lispとオブジェクトシステム
                                        • クソコード動画『カプセル化 Mk-II』 で考える 上手くカプセル化できない理由 / encapsulation2

                                          オブジェクト指向カンファレンス2024 クソコード動画『カプセル化 Mk-II』 https://twitter.com/MinoDriven/status/1771763728234537310 下記セッションで用いたスライドです https://fortee.jp/oocon-2024/proposal/9e935d37-5480-4488-bc6d-3b9ee492106f

                                            クソコード動画『カプセル化 Mk-II』 で考える 上手くカプセル化できない理由 / encapsulation2
                                          • オブジェクト指向のプラクティスをフロントエンドで活用する

                                            AppDeveloperCon 2024 EU: Building polyglot developer experiences in 2024

                                              オブジェクト指向のプラクティスをフロントエンドで活用する
                                            • 業務システムとオブジェクト指向 - Hot Heart, Cool Mind.

                                              業務システムの設計・開発を職業とする人々の間で、オブジェクト指向はいまだに一般的なものと受け止められていないように思える。しかし実際にやってみると、オブジェクト指向は業務システムにうまく馴染むし、システムの品質とメンテナンス性の改善につながる。 ==== オブジェクト指向の適用例 具体的な例で見てみよう。仕訳を作成して記帳するという、会計システムのもっとも基本的な処理を、Javaでオブジェクトを使って書いてみる: /** * 7月度の「帳簿(book)」を取得する。 */ 1: Book book = application.getBook("2006/7"); /** * 仕訳(JournalSlip)」を生成し、項目を設定する。 **/ 2: JournalSlip slip = book.createJournalSlip(); //仕訳日 3: slip.setJournalDat

                                                業務システムとオブジェクト指向 - Hot Heart, Cool Mind.
                                              • Nimで知る「オブジェクト指向をする/しない」ということ

                                                Nim は、「もしアラン・ケイがオブジェクト指向と言わなかったら」という歴史の if を感じさせてくれる言語だと思った話をします。 私自身は Nim 初心者です。細部の「こいつ慣れてないな」感はご容赦ください。この記事は、この言語については初心者だけれど、プログラミング言語とパラダイムを考えるうえでとても価値があると思った気付きがあったのを、図々しくも記事にしました。複数のプログラミング言語を歴史的な観点で評価するうえで、Nim を通して 70 年代以前の言語と 80 年代以後の言語、具体的には、C with classes と C++ の境界線を見つめ直すことができるんじゃないかと思います。 ズバリ言うと、Nim はアラン・ケイのオブジェクト指向が通じない言語です。 Nim の言語標準には class キーワードがありません(マクロを作れば語句の拡張は可能ですがオプションです)。が、そん

                                                  Nimで知る「オブジェクト指向をする/しない」ということ
                                                • 『データ指向プログラミング』読んだ / OOP以前とDOPとの対比と差分などについて - Lambdaカクテル

                                                  先々月あたりに邦訳が出た『データ指向プログラミング』を読んだ。めちゃくちゃざっくり言うとオブジェクト指向における「データと振舞いの一体化」というドグマを手放させるもので、めちゃくちゃざっくり見るとC言語的な構造化プログラミングの世界に回帰するようにも見えることから、世間的には色々な評価があるらしい。 イミュータビリティが良い、みたいな話は重々承知なので適宜飛ばしながら読んだ。また、lodashまわりの話は単なるライブラリ紹介であり、特筆することがないので飛ばした。 こういう感じで言及されている zenn.dev slides.com 自分なりに読んで思ったことをまとめる。面白い本だったし、自分の思想にも近しいものがある。僕は普段ScalaやTSを書いているので、その観点からの感想が多いです。OOPの歴史に詳しいわけではないので、不足があったらすみません。 OOP以前の世界との差異 イミュー

                                                    『データ指向プログラミング』読んだ / OOP以前とDOPとの対比と差分などについて - Lambdaカクテル
                                                  • 「コンパイル時のユニットテスト」導入するとユニットテストを 書かなくてよくなるのか?

                                                    Scott Wlaschin氏は著書である"Domain Modeling Made Functional" (和訳本なし)に関する講演で、関数型言語を用いてドメインモデルを定義すると、テストを書く必要がなく、たくさんのフラグをチェックする必要もないと説明しています。 彼はこの方法を「自己文書化」と「コンパイル時のユニットテスト」と呼んでいます。 この話では、彼の言う「コンパイル時のユニットテスト」が具体的にどのようなものなのか、そしてこの方法を使うことでテストがどれほど効率的になるのかを扱います。ただし、ドメイン駆動開発の定義やC#やF#の詳細な文法については説明しません。 https://zenn.dev/jtechjapan_pub/articles/d4e1dacb6f00a2 こちらのブログで練習で話したセッションなども見ることが可能です。

                                                      「コンパイル時のユニットテスト」導入するとユニットテストを 書かなくてよくなるのか?
                                                    • オブジェクト指向設計の5つの原則「SOLID」を解説

                                                      オブジェクト指向プログラミングにある程度精通していれば、この開発スタイルが、特定の言語やフレームワークの選択よりも、基礎となる設計手法に深く関わっていることを知っているだろう。オブジェクト指向の適切な設計については数多くの主張や見解があるが、「SOLID原則」は、オブジェクト指向設計に携わる全ての開発者が従うべきルールとして、その権威を確立している。 SOLIDの原則を真に理解するには、この原則が推奨する個々の設計プラクティスについて学び、「各原則を並べて議論する必要性」を理解しなければならない。そこで本稿では、SOLIDが表すオブジェクト指向設計の5つの原則をそれぞれ確認する。「各原則がどう違うか」ではなく「各原則を相互に結び付ける根本的な概念とは何か」について説明する。 オブジェクト指向設計のSOLID原則とは オブジェクト指向プログラミングには特有の5つの原則がある。この5つの原則は

                                                        オブジェクト指向設計の5つの原則「SOLID」を解説
                                                      • ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2024」発表 単体テストの考え方/AWS運用ノウハウ/ プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる、など

                                                        この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2024」発表。単体テストの考え方/プログラマー脳/ プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる、など」(2024年1月17日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 「ITエンジニア本大賞」は、仕事の役に立った本、初学者におすすめの本、ずっと手元に置いておきたい本など、おすすめの本をITエンジニアがWeb投票で選ぶイベントです。 主催は翔泳社ですが、対象となる書籍は出版社を問わず技術書、ビジネス書全般となっています。刊行年も関係なく、これまで大賞に選出された書籍を除き、この1年を振り返っておすすめしたい書籍が対象となります。 今回発表されたのは技術書部門とビジネス書部門それぞれのベスト10です。現時点では50音順に並んでいます。 以下は選出された技

                                                          ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2024」発表 単体テストの考え方/AWS運用ノウハウ/ プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる、など
                                                        • オブジェクト設計スタイルガイド

                                                          オブジェクト設計において、コードの読みやすさ、書きやすさ、メンテナンス性を向上させるにはどうすればよいでしょうか? 本書は、より良いオブジェクト指向のコードを書くためのルールを紹介します。オブジェクトの種類に応じたオブジェクトの構築、メソッドの定義、状態の変更や公開など、設計ルールを説明します。Java、Python、C#など、あらゆるオブジェクト指向言語に適用できるテクニックを、擬似コードを使ってわかりやすく解説します。コードの品質を上げるためのルールを紹介する本書は、プログラマ必携の一冊です。 まえがき 序文 本書について 1章 オブジェクトを使ったプログラミング入門 1.1 クラスとオブジェクト 1.2 状態 1.3 振る舞い 1.4 依存関係 1.5 継承 1.6 ポリモフィズム 1.7 コンポジション 1.8 クラスの整理 1.9 Return文と例外 1.10 ユニットテスト

                                                            オブジェクト設計スタイルガイド
                                                          • オブジェクト指向のリ・オリエンテーション~歴史を振り返り、AI時代に向きなおる~

                                                            Object-Oriented Conference2024 基調講演(2024.3.24Sun)のスライドです。 オブジェクト指向という考え方がプログラミング言語Simula(Simula I:1962、 Simula67:1967)の影響のもとでAlan Kayによって1970年前後に生まれてから半世紀以上が過ぎた今、その歴史的な功罪を素直な目で振り返り(reflection)たい。そのうえで改めて「オブジェクト指向」という言葉・概念・思いの意味を、プログラミングや設計を踏まえたソフトウェア工学だけでなく、言語・哲学・文化といった観点からも広く見直してみたい。そうすることで新たな気持ちを込めて、「Objectオブジェクト」「Orientation指向」に生成AI・大規模言語モデル時代である現在において意味のある概念としてしっかりと向き直りたい(リ・オリエンテーション)と思う。それは新し

                                                              オブジェクト指向のリ・オリエンテーション~歴史を振り返り、AI時代に向きなおる~
                                                            • オブジェクト指向をわかりやすく説明してみる。 - Qiita

                                                              初めに こんにちは、今回はプログラミングの基本とも言えるオブジェクト指向ですが、 自分の言葉でオブジェクト思考とは何かを表現することによって、 さらに理解をブラッシュアップしていければいいなと思い、この記事を作成しました。 オブジェクト指向に対する解説記事はもう多く出回っている状況ですが、 どなたかにこの記事がお役に立てば幸いです。 オブジェクト指向とは とあるデータとそのデータを制御する処理をひとまとまりのオブジェクト(物)とみなし、 そのオブジェクト同士の関係性を構築していくことで一つの成果物を作成していくプログラミング手法のことを指します。 オブジェクト指向を支える要素たち クラス オブジェクトを生成するための設計書のようなもの。 クラスの中には、それぞれプロパティとメソッドが要素としてある。 プロパティ オブジェクトが保有するデータのことを指す。 メソッド オブジェクトが保有するデ

                                                                オブジェクト指向をわかりやすく説明してみる。 - Qiita
                                                              • GitHub - webqit/oohtml: Towards a more dynamic and object-oriented HTML.

                                                                Explainer • Features • Modular HTML • HTML Imports • Data Binding • Data Plumbing • Implementation • Examples • License Object-Oriented HTML (OOHTML) is a set of features that extend standard HTML and the DOM to enable authoring modular, reusable and reactive markup - with a "buildless" and intuitive workflow as design goal! This project revisits the HTML problem space to solve for an object-orien

                                                                  GitHub - webqit/oohtml: Towards a more dynamic and object-oriented HTML.
                                                                • オブジェクト指向についてまとめてみた - Qiita

                                                                  はじめに オブジェクト指向という概念が自分も含め難しいく奥が深いので、自分なりに要約してみました。 はじめてこの概念を聞いた方に簡単にまとめたので参考にしていただけたらなと思います。 前提知識 オブジェクトとは JavaScriptにおけるオブジェクトとは、データや処理を一つにまとめてあるもの。 JavaScriptのデータ JavaScriptのオブジェクトの中でいうデータとは変数のことであり、この変数の中にプロパティというハッシュ形式(キーとバリューの組み合わせ)で格納されている。

                                                                    オブジェクト指向についてまとめてみた - Qiita
                                                                  • 手続き型プログラミングで発生した問題とオブジェクト指向への入門 - RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

                                                                    こんにちは!新卒1年目のos188です。 私が担当する商材は、リリースから10年以上が経過し、膨大な量のソースコードが存在します。 大部分はオブジェクト指向プログラミングで書かれていますが、 コードを読んで勉強しているとき、古い部分で手続き型プログラミングによって書かれているところを見つけました。 新しい部分と比較すると「読みづらいな、処理を追いかけにくいな」と感じることが多く、 大規模なソースコードだとこんなにも差が出るのかと感心しました。 今回は、手続き型プログラミングを大きなプロジェクトや複雑な処理に適用した際のやりづらさと、オブジェクト指向プログラミングによる解決策について説明します。 手続き型のやりづらさ 1. データの変更が処理に影響を与えやすい カプセル化する 2. コードの重複が発生しやすい 継承とポリモーフィズムを用いる 3. データと処理が分離される クラスで管理する

                                                                      手続き型プログラミングで発生した問題とオブジェクト指向への入門 - RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ
                                                                    • オブジェクト指向プログラミングの概要 - Qiita

                                                                      はじめに この記事の目的は、オブジェクト指向プログラミングの概念をつかむこと。 オブジェクト指向は独立した概念ではなく、それまでのものを拡張して作られている。 そのためにまず、オブジェクト指向に至るまでのプログラミング言語の遷移を追う。 そして、オブジェクト指向を構成する3大要素を解説する。 プログラミング言語の歴史 1. 始まりは機械語 コンピュータは0と1しか理解できないため、 2進数や8、16進数の機械語で書いていた。

                                                                        オブジェクト指向プログラミングの概要 - Qiita
                                                                      • 西暦2023年、オブジェクト指向に興味を持った入門者にお勧めする日本語書籍を考える

                                                                        先日某所で「最近プログラミングを始めた入門者(だったかな?)に勧められるオブジェクト指向の本を教えてほしい」みたいな質問をいただいたのですが(うろ覚えなのでちょっと違っているかも)、その場で即答できず考え込んでしまいました。ですが、遅ればせながら選書してみたので、その内容をここに書いておきます。 とはいえ、改めて考えてみても、2023年に入門者向けのオブジェクト指向の本を探すのはなかなか難しいですよね…。もちろんオブジェクト指向じゃなければ簡単かと言われるとそういう訳でもないですが。とりわけオブジェクト指向に関する書籍の場合、海外のよく知られている書籍は少し前に翻訳されたものが多くて、最近はこれというのがなかなか思いつきません。また日本でも良書がばんばん出てるわけでもなさそうです。 この辺りは、オブジェクト指向に関する技術はもはや当たり前のものとなってしまっていて、今さら旬のトピックでもな

                                                                          西暦2023年、オブジェクト指向に興味を持った入門者にお勧めする日本語書籍を考える
                                                                        • オブジェクト指向 導入 / OOP1

                                                                          勉強会での登壇用資料です。 オブジェクト指向についての解説の導入です。 オブジェクト指向とは何であるのかについて定義していきます。 https://nrslib.com

                                                                            オブジェクト指向 導入 / OOP1
                                                                          • 実践オブジェクト指向設計

                                                                            2023年度リクルート エンジニアコース新人研修の講義資料です

                                                                              実践オブジェクト指向設計
                                                                            • 戻り値(返り値)とはどういう概念か掘り下げて考えた - Qiita

                                                                              自己紹介 はじめまして、はると申します。完全異業種からのエンジニア転職を目指して、スクールに通いながら学習をしています。 概要 プログラミングにおける「戻り値」について、Rubyの例を用いて説明します。 注意 私は前職が完全異業種であり、英語も苦手で、スクールに入って初めてプログラミングに触れました。 そんな自分が理解しづらかった部分を、同じように初めてプログラミングの概念に触れた人に向けてまとめました。 自分の復習も兼ねて、超超噛み砕いて書いているため、周りくどい書き方になっている箇所もあるかと思います。 また、初学者のため、間違っている箇所もあるかもしれませんのでその際は教えて頂けると嬉しいです🙇 戻り値とは 戻り値とは、言語に関わらずプログラミングに共通する概念です。 この記事全体を通して説明していきます。 噛み砕いて考える 私が初めて戻り値に出会ったときは、「 あらかじめ定義して

                                                                                戻り値(返り値)とはどういう概念か掘り下げて考えた - Qiita
                                                                              • 「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んだ - Qiita

                                                                                はじめに オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方 を読みました。 この本は、オブジェクト指向の設計について、Rubyのプログラムをサンプルに、分かりやすく解説されています。 設計について学びたいRubyエンジニアにおすすめできます。 これを学ぶことで、変更しやすい、メンテナンス性の高いコードを書くための考え方が身につけられます。 メンテナンス性の高いコードを書きたいと思っているRubyエンジニアは、個人的には、リーダブルコードの次に読むべき本だなと感じました。 (リーダブルなコードについては前提として知っておいたほうがいいです) どうしてこの本を読んだのか クラスの設計、インターフェースの設計に苦手意識を持っており、元々社内でも多くの人がおすすめしている本だったので、読んでみようと思いました。 今まで、インターフェースを使ったオブジ

                                                                                  「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んだ - Qiita
                                                                                • 猿でもわかるオブジェクト指向とデザインパターン - Qiita

                                                                                  はじめに 本記事では、初学者向けにオブジェクト指向について簡単に解説します。 細かい文法部分については省略していますが、イメージを掴んでもらえたら嬉しいです。 また、本記事ではGoFのデザインパターンについても簡単に紹介します。 今回は、Singleton、Factory、Strategy、Observer、Adaptorパターンについて取り上げます。 初学者の方は、今回紹介するデザインパターンをなんとなくでも理解できたらバッチリです。 前提知識 デザインパターンを学ぶにあたって、オブジェクト指向についての理解は必須になります。 ここでは前提知識として、クラスとインスタンスの関係、オブジェクト指向の3大要素について簡単に解説をしておきます。 不要な方はそもそもデザインパターンとは?から読み進めてください。 クラス と インスタンス クラス クラスのイメージは"設計図"です。 例として、家を

                                                                                    猿でもわかるオブジェクト指向とデザインパターン - Qiita