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h2に関するエントリは553件あります。 技術エネルギー自動車 などが関連タグです。 人気エントリには 『Tokyo2020 聖火台 | nendo』などがあります。
  • Tokyo2020 聖火台 | nendo

    東京2020オリンピック・パラリンピックの開・閉会式演出企画チーム統括であった野村萬斎氏の 「太陽の下に皆が集い、皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」というコンセプトに基づいてデザインされた聖火台。 求められた「太陽らしさ」を表現するために、耐熱ガラスの球体に炎を閉じ込めたり、 炎を回転させて球状にしたりと、延べ85案が検討された。 試行錯誤の末、「五輪」をモチーフにした5枚のパネルが上下2段で構成された球状のものに。 オリンピック開会式の終盤に、最終聖火ランナーを迎えるようにして「咲く」。 これは、太陽だけでなく、植物が芽吹いたり花が咲いたり、 空に向かって手を大きく広げたりといった、 太陽から得られるエネルギーや生命力を表現したもの。 炎の燃料には次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーを使用。 水素は、2011年に発生した東日本大震災からの復興が進む福島県の施設で製

      Tokyo2020 聖火台 | nendo
    • 日本が水素で負けるのか? | NHK | ビジネス特集

      次世代エネルギーの「本命」とも言われる水素。脱炭素社会実現に向けた切り札です。日本は2017年、世界に先駆けて水素基本戦略を策定しました。しかし、その後、世界各国も「本命」を手に入れようと力を入れ始め、今は激しい争奪戦となっています。スマホや半導体のように欧米にまたもや先を越されてしまうのか。厳しい現状と日本の勝ち筋を探ります。(経済部記者 佐々木悠介) 日本のエネルギー政策の司令塔である経済産業省。ある幹部が私に深刻な表情でこう打ち明けました。 「日本が脱炭素燃料でも世界に負けてしまいかねない事態だ」 日本が世界に負けてしまう? この幹部が危機感を募らせていたのは水素のことです。水素は水からも作ることができ、燃やしても二酸化炭素を出さない、理想的な次世代エネルギーと期待されています。

        日本が水素で負けるのか? | NHK | ビジネス特集
      • 持ち運べる水素 コンビニで水素が買える時代の到来? 手のひらサイズで40リットル分 脱炭素化に向けて

        水素社会の実現のための大切な要素が 「造る」「運ぶ」「使う」の3つです。 今回は手のひらサイズの「水素を運ぶ」画期的な技術を紹介します。 手のひらサイズの小さな石のようなもの。これは、水素燃料のもとになる水素とマグネシウムで作った「水素化マグネシウム」です。実は、車の動力源になるんです! 【動画】持ち運べる水素で自動車のミライが変わる!?マグネシウムに水素を閉じ込める技術 クルマとミライ その水素化マグネシウムを水に入れると、ぶくぶくと泡が発生。この化学反応をボンネットの中で起こせば、車の中で水素を生み出せるのです。 とはいえ、それなら気体の水素をボンベに詰めて走れば良いのでは? と思いますよね。 「ボンベの代わりがマグネシウムになります。軽くて、たくさんの水素を貯蔵できます」(バイオコーク技研 上杉堅一さん)

          持ち運べる水素 コンビニで水素が買える時代の到来? 手のひらサイズで40リットル分 脱炭素化に向けて
        • 「水素をつくる船」商船三井が開発中 完全ゼロエミ 無人航行 ただとんでもない姿に! | 乗りものニュース

          次世代燃料として水素が注目されるなか、船内で海水から水素を製造し、自動運航するという船を商船三井が開発中です。船の推進や、水素製造のための電力には風力エネルギーが活用されますが、風をとらえるために奇抜な姿の船になります。 風を全力で味方にする船「ウインドハンター」 商船三井が2022年11月、公式YouTubeチャンネルにて「ウインドハンタープロジェクト ~ 風力と水素を活用したゼロエミッション事業 ~」と題した動画を公開。現在開発している、特異な姿の船について概要を明らかにしました。 拡大画像 ウインドハンターのイメージ(商船三井の動画より)。 同社は10月、船首に「硬翼帆」と呼ばれる風力推進装置を取り付けた石炭輸送船「松風丸」の運航を開始しましたが、ウインドハンターは、最大高さ53mにもなるこの硬翼帆を、甲板に10基も取り付けているのです。 この船は水素生産船、商船三井は「動く水素生産

            「水素をつくる船」商船三井が開発中 完全ゼロエミ 無人航行 ただとんでもない姿に! | 乗りものニュース
          • トヨタ、水を電気分解して水素を製造する「水電解装置」を新開発 FCEV「MIRAI」の技術を活用、デンソー福島工場で稼働開始

              トヨタ、水を電気分解して水素を製造する「水電解装置」を新開発 FCEV「MIRAI」の技術を活用、デンソー福島工場で稼働開始
            • 資料1 H3ロケット試験機1号機 打上げ中止の原因調査について

              H3ロケット試験機1号機 打上げ中止の原因調査について 2023年2月22日 宇宙航空研究開発機構 宇宙輸送技術部門 事業推進部 部長 佐藤寿晃 H3プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 岡田匡史 資料1 宇宙開発利用に係る 調査・安全有識者会合 R5.2.22 発生事象 1  自動カウントダウンシーケンス(図1)において、「LE-9エンジンスタート」のステップまで進行し、LE-9エンジンは着 火した。その後、LE-9エンジンが立ち上がり、打上げ条件【注1】は成立した(フライトロックイン(FLI))。 【注1】打上げ条件:LE-9エンジンの立ち上がり(推力90%相当)と各機器の作動状態が正常であることを自動判定  打上げ条件成立後、リフトオフ直前までの異常監視中に1段機体制御コントローラが異常信号を検知したことか ら、固体ロケットブースタ(SRB-3)への点火信号の送信を自動停止

              • 純度高い水素取り出す大規模実験に成功「光触媒」の働き活用 | NHKニュース

                太陽の光を当てることで水を水素と酸素に分解する「光触媒」の働きを活用し、100平方メートルの規模で純度の高い水素を安全に取り出す実験に、東京大学などの研究チームが成功しました。広範囲での実験は過去に例がないということで、次世代のエネルギーとして注目される水素を大量かつ低コストで作る技術につながる成果として期待されます。 実験に成功したのは、NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構と東京大学・信州大学などの研究チームで、ことし8月、国際的な科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。 研究チームは、太陽の光を吸収して物質の化学反応を促進させる「光触媒」の働きを活用して水を水素と酸素に分解する物質を使った技術開発に取り組んでいます。 今回試したのは、この物質を付着させたパネルを屋外に設けて水を注ぎ、太陽の光を受けて発生した水素と酸素が混ざった気体から穴の空いた膜を通すことで水素だけを抽出する実験

                  純度高い水素取り出す大規模実験に成功「光触媒」の働き活用 | NHKニュース
                • ついにイワタニも大幅値上げ! 使い勝手は何の問題も無い燃料電池の乗用車、国に潰されました。

                  ついにイワタニも大幅値上げ! 使い勝手は何の問題も無い燃料電池の乗用車、国に潰されました。 2024年4月10日 [最新情報] 恐れていたことになりました。突如イワタニが「6月1日から水素の価格を1kgあたり1650円にする」と通告した。以前も書いた通り「水素の価格はハイブリッド車の燃料コストくらいにしましょう」ということで1kg=1210円になっている。1kgで110km程度走れるので、18km/Lのハイブリッド車に相当します。これが1650円になると、11km/Lという燃費のエンジン車になってしまう。 写真/TOYOTA MIRAI CLUB いや、すでにエネオスだと2200円なので、8.2km/Lということ。水素ステーションも増えない(東京都内はむしろ減っていくようだ)、エネルギーコストは高いじゃ、誰も買わないでしょう。燃料電池の方が電気自動車より実用性高い。水素ステーションさえあれ

                    ついにイワタニも大幅値上げ! 使い勝手は何の問題も無い燃料電池の乗用車、国に潰されました。
                  • 水素を燃料に二酸化炭素排出しない航空機開発へ エアバス | 環境 | NHKニュース

                    ヨーロッパの大手航空機メーカー、エアバスは、水素を燃料に利用し、二酸化炭素を排出しない航空機を2035年までに開発する方針を明らかにしました。 コンセプトモデルとして発表された3つの機種はいずれも水素を燃料にしていて、客席数が120席から200席で航続距離が3700キロ以上になるものや、客席数が最大100席で航続距離が1800キロ以上のプロペラの機種があります。 また、翼と機体が一体になったデザインが特徴の機種もあります。 水素は液体で貯蔵され、エンジンで燃焼するほか、燃料電池で電力にして利用することも検討しているということです。 航空機をめぐっては、二酸化炭素の排出が多いとしてヨーロッパでは長距離の移動手段に列車を選ぶ動きも出ています。

                      水素を燃料に二酸化炭素排出しない航空機開発へ エアバス | 環境 | NHKニュース
                    • トヨタ、マイナス253℃の液体水素を用いて走る「液体水素カローラ」を世界初公開 圧縮気体水素燃焼カローラの進化形で航続距離は2倍に

                        トヨタ、マイナス253℃の液体水素を用いて走る「液体水素カローラ」を世界初公開 圧縮気体水素燃焼カローラの進化形で航続距離は2倍に
                      • 大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?

                        米ノースカロライナ州沿岸部のLiDAR(光による検知と測距)画像。地中から漏れ出している水素ガスによって、明るく円形に色づいて見える。地中から水素を回収できれば、温室効果ガスを排出せずに発電できるため、水素が大量に蓄えられた場所を探す取り組みが続けられている。(PHOTOGRAPH BY VIACHESLAV ZGONNIK AND MICHAEL DAVIAS) 地質学の実地調査は、噴火する火山の斜面や極寒の南極の谷底など、ときに過酷な場所で行われる。とはいえ、何度も爆発した鉱山の中で調査されることはあまりない。ところが、南欧アルバニアにあるクロム鉄鉱の鉱山で、まさにそれが行われた。科学者たちの目当ては、ほぼ純粋な水素ガス。爆発のもとであると同時に、世界を変えるクリーンなエネルギー源になりうるものだ。 その水素が漏れ出ているところが見つかったと、2024年2月8日付けで学術誌「Scien

                          大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?
                        • トヨタ社長交代後「水素」が重責を担う確かな予感

                          豊田章男社長が4月1日付で代表取締役会長に就き、現時点では執行役員のひとりであり、Lexus CompanyとGR Companyのプレジデントも兼任する佐藤恒治氏が、新たに社長に就任するというトヨタ自動車の発表は、大きなサプライズだった。 佐藤氏は現在53歳で、豊田章男社長の就任時の年齢とちょうど同じ。まだまだ若い……というよりも正直、レース参戦など非常に精力的で、かつてよりも若くすら見えるその豊田社長が「自分は古い人間だから」と話したことに、気づけばずいぶん時間が経ったのだなと感じた。 そんな豊田社長の功績をあげていけばキリが無いが、個人的に印象が強いのは水素エネルギーの利活用に対する積極的な取り組みの数々である。もっとも象徴的なのは、やはり2014年の燃料電池自動車(FCEV)、「MIRAI」の発売だろう。まだ21世紀になる前から、次世代のクルマはこれになると言われ、世界の自動車メー

                            トヨタ社長交代後「水素」が重責を担う確かな予感
                          • 新潟大、世界最小エネルギーで水の電気分解に成功

                              新潟大、世界最小エネルギーで水の電気分解に成功
                            • 鉄鉱石×水素で脱炭素? ベールに包まれた試験高炉とは | NHK | ビジネス特集

                              いま、あらゆる業界で「脱炭素」の取り組みが加速しています。重厚長大産業の代表格「鉄鋼業」も例外ではありません。実は鉄鋼業界から排出される二酸化炭素の量は国内全体の15%を占めています。これからどのように脱炭素の取り組みを進めていくのか。今回、業界では世界最先端とも言われる技術開発の現場を取材することができました。(経済部記者 藤本浩輝) 取材に訪れたのは、千葉県にある国内最大手・日本製鉄の東日本製鉄所君津地区。東京湾アクアラインを使えば東京都心から1時間余りで到着します。 広大な敷地に広がる製鉄所。その東西方向には、東京駅から新宿駅に匹敵する距離があるというから驚きです。 脱炭素に向けた新たな製鉄技術の開発は、この製鉄所の一角で行われています。 「COURSE50」と名付けられたこのプロジェクト。NEDO(=国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託研究開発プロジェクトと

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                              • 日本と石炭火力発電 「ブルー水素」が答えになるか? - BBCニュース

                                素晴らしい秋の午後、私は東京湾を臨む丘に立っている。隣に、普段は穏やかな70代の紳士、斎木貴郎さんがいる。

                                  日本と石炭火力発電 「ブルー水素」が答えになるか? - BBCニュース
                                • 液化水素運ぶ世界初の日本の運搬船がオーストラリアに到着 | NHKニュース

                                  燃やしても二酸化炭素を排出しない次世代のエネルギーとして期待される水素を液化して運ぶ世界初の運搬船が、日本からオーストラリアに到着しました。現地では石炭から水素を作り出す実証実験が進められており、運搬船は液化水素を積んで来月日本に戻る見通しです。 オーストラリア南東部ビクトリア州の港には、大手機械メーカー「川崎重工業」が世界で初めて建造した液化水素の運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が到着し、21日に記念の式典が開かれました。 式典には日本とオーストラリアの政府や企業の関係者およそ160人が参加し、テイラー エネルギー・排出削減担当相が「オーストラリアは、日本というすばらしいパートナーと共に、新たなクリーンエネルギーの供給で世界をリードする」と期待を示しました。 現地では日本とオーストラリアの企業が連携して「褐炭」と呼ばれる石炭を燃やし、水素を取り出す実証実験を進めています。 取り出した水素は

                                    液化水素運ぶ世界初の日本の運搬船がオーストラリアに到着 | NHKニュース
                                  • 「水素ステーション」事業者、大半が再生エネ使わず 環境省が補助制度 会計検査院指摘 | 毎日新聞

                                    東京オリンピック・パラリンピックを前に、水素を活用した燃料電池自動車(FCV)の普及を図るため、水素を製造・供給する「水素ステーション」を設置する事業者に補助金を出す環境省の事業について会計検査院が調べたところ、導入した事業者の大半が、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使って水素を作るという要件を守っていなかったことが、関係者への取材で判明した。電力会社から購入するなどした電力を用いていた。検査院は同省に見直しを求めた。 環境省は2015年度以降、「再生可能エネルギー由来の水素ステーション」や、乗用車、バスなどのFCVを導入した自治体や企業に、費用の3分の1~4分の3の補助金を交付した。水素ステーションは水から分解した水素をFCVに供給するシステムで、費用は2億円程度。水素は利用時に二酸化炭素を排出せず、電源に再生可能エネルギーを用いることで、地球温暖化対策になるとして同省が推進してい

                                      「水素ステーション」事業者、大半が再生エネ使わず 環境省が補助制度 会計検査院指摘 | 毎日新聞
                                    • 「水素エンジン」は本当に実用化するのか トヨタの本気が周りを動かし始めた

                                      「水素エンジン」は本当に実用化するのか トヨタの本気が周りを動かし始めた:高根英幸 「クルマのミライ」(1/4 ページ) 水素エンジンが急速に注目を浴びている。2021年、トヨタがスーパー耐久レースへカローラスポーツに水素燃料仕様としたパワーユニットを搭載して参戦してからというもの、その熟成ぶりと他メーカーも巻き込んで開発が一気にヒートアップしている。 そもそも水素エンジンは1990年代から2000年代かけて開発されていた。マツダやBMWが実用化を目指したものの、インフラが十分に整っていなかったこともあって、実証実験レベルで終わってしまい、人々の記憶からも消えていた存在だった。 しかしインフラはFCV(燃料電池車)の登場により、2000年代とは比べ物にならないほど(といってもまだ完全普及にはほど遠いが)整えられつつある。つまり燃料電池による水素利用によって、再び水素エンジンの可能性を引き上

                                        「水素エンジン」は本当に実用化するのか トヨタの本気が周りを動かし始めた
                                      • 搭載量5倍・コスト10分の1、トヨタが水素社会へ実証する「貯蔵モジュール」の全容 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                        トヨタ自動車は水素を安全・安心に運び、使うため「水素貯蔵モジュール」の実証に乗り出した。近隣に水素ステーションがない場合でも高効率、低コストで運用できるようにすることを目指す。水素を運搬し利用するには現状、法的枠組みがない。トヨタは経済産業省や高圧ガス保安協会(KHK)から特別認可を取得し、実証実験を進める。水素社会の実現や基準化に向け、着実な1歩を積み重ねる。(名古屋・川口拓洋) トヨタは4月に名古屋ゴルフ倶楽部(愛知県東郷町)で同社初となる水素を運び、使う実証実験を行った。水素搭載量が約10キログラムの貯蔵モジュールを同ゴルフ場に設置し、男子ゴルフツアーの大会を中継したテレビ局の燃料電池車(FCV)に充填した。 「水素貯蔵モジュールは、近くに水素ステーションがない港湾や山岳地などで働くモビリティーの燃料源として想定している」と話すのは、トヨタ水素製品開発部水素製品開発室の担当者だ。カー

                                          搭載量5倍・コスト10分の1、トヨタが水素社会へ実証する「貯蔵モジュール」の全容 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                        • 化石燃料から作る水素は意外にバカにできない

                                          ここしばらく、エネルギー系の取材が激増中である。いうまでもないが、国内でも国外でもプロパガンダ塗れの情報が乱れ飛び、そういう状況を何とかしたいと考える各企業が、必死に説明会を開くという流れが続いているからだ。 このへんは、言葉の定義が難しい。そのようにして発信される情報にはいろんなパターンがある。例えば、もう明らかな意図を持って話を都合の良い方向へ持っていこうとするもの。場合によってはウソや、都合の悪いデータを黙殺する。まあこれは純然たるプロパガンダだ。 これと近いけれど本質的部分が違うのは、ポジショントーク。「いやこういう角度から見ればこうでしょ?」とか、「そこはまだ確定してないでしょ? まだまだ諸説あるよ」という話がしたいか、あるいは「自説の正しさ」を心から信じて主張している場合もある。ただし、自覚的であるか否かは別として、バイアスが掛かっている。 もちろん、極力バイアスを排除してバラ

                                            化石燃料から作る水素は意外にバカにできない
                                          • トヨタ、バイオマスから水素と電気、水を作る施設--物流拠点をカーボンニュートラル化

                                            トヨタ自動車の米国法人であるToyota Motor North America(TMNA)と燃料電池(FC)発電事業の米FuelCell Energyは、カリフォルニア州ロングビーチ港にあるTMNAの物流拠点に、バイオマスから水素を生成し、水素で発電するFC発電所を建設した。 物流拠点「Toyota Logistic Services(TLS)」に建設したものは、バイオマスから水素と電気、水が得られる、FuelCell Energyの施設「Tri-Gen」。畜産場の家畜排泄物や余剰食品などの廃棄物系バイオマスから水素を取り出し、併設したFC発電所で電力が得られる。 水素の生成量は1日あたり約1.2トンあり、発電とトヨタの燃料電池車(FCV)「MIRAI」などへ供給する。1日あたりの発電量は2.3MWで、TLSの物流オペレーションで必要とされる電力を賄う。発電過程で1日あたり約5300リッ

                                              トヨタ、バイオマスから水素と電気、水を作る施設--物流拠点をカーボンニュートラル化
                                            • 「水素」「EV」で急速に国策が動き出したワケ

                                              ――菅義偉首相は10月26日の所信表明演説で、2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロとする「カーボンニュートラル宣言」を行いました。それ以降、脱炭素化に向けて政官財が一気に動き出した感があります。 日本がカーボンニュートラル宣言を出したのはギリギリのタイミングだった。すでに中国は2060年までのカーボンニュートラル宣言を出していたし、グリーンニューディール政策を掲げるアメリカ・バイデン政権の誕生が確実になった11月以降に日本が宣言を行っていたら、「世界の後追いだ」と言われて評価されなかっただろう。 急に動き出した最大の要因は「アンモニア火力発電」 しかもこれが最も重要な部分だが、菅政権は苦しまぎれでカーボンニュートラル宣言を出したのではない。2050年までの実質排出ゼロは単なる絵空事ではない。菅首相の演説の直前、10月13日に火力発電最大手のJERA(東京電力と中部電力の火力発電事業統

                                                「水素」「EV」で急速に国策が動き出したワケ
                                              • 水素があれば「ロシア依存」から抜け出せる…欧州が着々と進める次世代エネルギー戦略のしたたかさ 「脱炭素」の主導権を握り、脱ロシアも達成できる

                                                したがって、脱炭素化で世界をリードしようと腐心するEUにとっては、水素の利用の推進もまた重要な政策的課題となっている。 水素は「二次エネルギー」(利用のために加工の過程が必要なエネルギー)であり、基本的に水を電気で分解することで生産される。そのための電気を再エネで賄えば、実にグリーンな水素が出来上がる。 周知のとおりEUは、脱炭素化の観点から再エネによる発電を重視している。再エネによって発電を行い、その電力で水を分解して水素を生産できるなら、脱炭素化という観点からは極めて理想的な電力の発電から消費への流れが構築される。 天然ガスに代わる打ってつけの次世代エネルギー そのためEUは、あくまで再エネによって発電した電力による水素の生産を、普及の基本に据えている。 加えてEUの場合、ロシア産の化石燃料に対する依存の軽減、つまり「脱ロシア化」を図ろうとしていることも、水素の利用に向けた動きに弾みを

                                                  水素があれば「ロシア依存」から抜け出せる…欧州が着々と進める次世代エネルギー戦略のしたたかさ 「脱炭素」の主導権を握り、脱ロシアも達成できる
                                                • 50 ℃で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒 「CO2排出ゼロ」のアンモニア生産へブレークスルー

                                                  要点 50 ℃未満で水素と窒素からアンモニアを合成できる触媒の開発に初めて成功 今回、開発した触媒は既存の触媒を凌駕する性能で、CO2排出ゼロを実現 開発した触媒によって自然エネルギーからのアンモニア生産へ道が開かれた 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院の原亨和教授、元素戦略研究センター長の細野秀雄栄誉教授らは、50 ℃未満の温度で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒の開発に成功した。この触媒は豊富なカルシウムに水素とフッ素が結合した物質「水素化フッ素化カルシウム(CaFH)[用語1]」とルテニウム(Ru)ナノ粒子の複合材料「Ru/CaFH」で、室温で水素と窒素からアンモニアを合成できる。 原教授らはCaFHが低い温度で電子を与える力が強いことに着目し、その学理を低温でアンモニアを合成する触媒の開発に繋げた。アンモニア生産の大幅な効率化だけでなく、自然エネルギーを使った温室効果ガス

                                                    50 ℃で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒 「CO2排出ゼロ」のアンモニア生産へブレークスルー
                                                  • 原発が水素も量産 10年ぶり再稼働の実証炉が秘める力 - 日本経済新聞

                                                    日本の官民が原子力発電とグリーン水素の製造を同時にやってのけるハイブリッドプラントの開発に臨んでいる。原子炉から熱を取り出し、主原料の水を化学反応させて水素を生む。高温ガス炉(HTGR)と呼ばれる次世代炉の1つだ。水素は製鉄所や化学産業の脱炭素への貢献が期待される。一体どんなプラントなのか。肝心の安全性はどうなのか。2021年、10年ぶりに再稼働したHTGRの試験研究炉(HTTR)の開発現場から

                                                      原発が水素も量産 10年ぶり再稼働の実証炉が秘める力 - 日本経済新聞
                                                    • 水の電気分解による水素の発生効率を向上させる技術、京大が開発

                                                      京都大学(京大)と科学技術振興機構(JST)は5月2日、層状化合物「二硫化モリブデン」(MoS2)の層間にキラル分子を挿入した新奇化合物「キラルMoS2」が、電流中の電子スピンの向きを同方向に揃える性質を持つこと、ならびに、これを水の電気分解(水電解)における電極材料として用いると、スピンの向きが揃った電流の効果によって、これまで水電解効率のボトルネックだった酸素発生の効率が、スピンが揃ってないラセミMoS2の約1.5倍向上し、さらに過酸化水素の生成を70%以上抑制することを見出したことを発表した。 同成果は、京大大学院 工学研究科の須田理行准教授、同・辺智芸大学院生、同・筒井祐介助教、同・関修平教授、同・加藤研一助教、同・生越友樹教授らの研究チームによるもの。詳細は、物理、化学、医学、生命科学、工学などの基礎から応用までを扱う学際的なオープンアクセスジャーナル「Advanced Scie

                                                        水の電気分解による水素の発生効率を向上させる技術、京大が開発
                                                      • やっぱり日本は遅れているのか 技術面だけでは語れない、FCVやEVの世界

                                                        FCV(燃料電池自動車)であるトヨタMIRAIが第2世代となり、都心部では燃料電池バスが路線バスとして活躍しているが、世間のイメージでは「水素社会はまだまだ先のこと」というイメージだろう。 しかし実際には日本国内でも着々と水素エネルギーの利用が進んでいる。FCバスは水素利用を意識することなく乗車できるし、周囲に走っているクルマがEVでもFCVでも、無関心なドライバーが大多数、ということなのだ。 意外と知られていないが、全国各地で水素は利用されている。FCVではなく、工場の副生水素を発電機やFCフォークリフトの燃料として利用しているところが広がっているのだ。 それでもエネルギー全体で見れば、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料と比べれば微々たる量でしかない、というのもまた事実だ。普及への道筋をどうつくり導いていくか。ということも課題ではあるのだが、「この意外と知られていない」ことも問題なのだ。

                                                          やっぱり日本は遅れているのか 技術面だけでは語れない、FCVやEVの世界
                                                        • JR東海、水素エンジン列車を開発へ 鉄道で世界初 - 日本経済新聞

                                                          JR東海は16日、発電に水素を燃焼させて駆動する「水素エンジン」を使う列車を開発すると発表した。実用化できれば鉄道では世界初としている。現在のディーゼル車両を置き換えることで二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにできる。JR東海は水素の活用について燃料電池を使った車両の開発も進めており、脱

                                                            JR東海、水素エンジン列車を開発へ 鉄道で世界初 - 日本経済新聞
                                                          • アンモニア合成に大変革、東大などが空気と太陽光のみで実現へ

                                                            2022年12月、東京大学、九州大学、大同大学の3大学は「常温常圧の環境下、可視光エネルギーを用いて 窒素(N2)ガスをアンモニア(NH3)へと変換することに世界で初めて成功した」と発表した。 これまでNH3は、人工肥料目的の生産がほとんどだったが、今後は水素(H2)を運搬、または長期保存するための水素キャリアとして、あるいは直接燃焼させる、燃焼時二酸化炭素(CO2)フリー燃料としての利用が見込まれている。 NH3の工業的生産技術としては1906年に開発されたハーバーボッシュ法がこれまで用いられてきた。これも空気中のN2ガスが材料の1つであるため、開発当時は、「空気からパンを造る」技術といわれた。そして実際に人工肥料の大量生産によって農業の生産性が向上し、世界の人口が飛躍的に増えた大きな要因になった。 水素は空気から得られない ただし、世界がカーボンニュートラルを目指す時代になったことで、

                                                              アンモニア合成に大変革、東大などが空気と太陽光のみで実現へ
                                                            • 鉄・飛行機も水素に転換 世界の産業勢力図を左右  第4の革命・カーボンゼロ Hを制する(4) - 日本経済新聞

                                                              スウェーデン北部イェリバレ。3月、1300億円かけて画期的な製鉄のプラントをここに建設することが決まった。同国鉄鋼大手SSAB、鉱山大手LKAB、電力大手バッテンファルの3社が共同で取り組む「HYBRIT(ハイブリット)」プロジェクトだ。プラントでは、再生可能エネルギーの電気でつくった水素(元素記号H)で鉄を生産する。小型の高炉1基分に相当する年130万トンの鉄を2026年までにつくる。こ

                                                                鉄・飛行機も水素に転換 世界の産業勢力図を左右  第4の革命・カーボンゼロ Hを制する(4) - 日本経済新聞
                                                              • 燃料電池車 1回の水素充填で1040キロ走行 世界新記録 | NHKニュース

                                                                福島県で作られた水素を充填(じゅうてん)した燃料電池車で走行距離の世界記録に挑戦していたチームは、これまでの記録を37キロ上回る1040キロを走行し新記録を達成しました。 この挑戦はモータージャーナリストの国沢光宏さんの主催で行われ28日、福島県で作られた水素を充填した燃料電池車がいわき市を出発しました。 燃料電池車が1回の水素充填で走った世界記録は、研究者の間でフランスで記録された1003キロメートルとされていて、今回はこの記録を上回るのが目標です。 29日までに10人のドライバーが交代で運転しながら都内を夜通し走り続け、スタートしてから25時間たった29日午後2時ごろに1003キロを超えました。 そして午後3時に水素燃料がほぼ尽きた状態でゴール地点の東京 豊洲の水素ステーションに到着し、走行距離は1040キロとこれまでの記録を37キロ上回る新記録を達成しました。 国沢さんは「どしゃ降り

                                                                  燃料電池車 1回の水素充填で1040キロ走行 世界新記録 | NHKニュース
                                                                • イーロン・マスクを苛立たせる「グリーン水素」を用いた充電網 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                  水と再生可能エネルギーを使って作られるグリーン水素の市場でリーダーを目指すPlug Power(プラグパワー)は、電気自動車(EV)のトラックや商用車向けに新しいタイプのオフグリッド充電ステーションを開発した。これは、Tesla(テスラ)のドライバーにとって朗報かもしれないが、水素エネルギーを長年批判してきた同社CEOのイーロン・マスクを苛立たせることになるかもしれない。 ニューヨーク州レーサムに本社を置くプラグパワーは、5月1日にカリフォルニア州アナハイムで開催された米国最大のEVと水素燃料電池車の展示会「Advanced Clean Truck Expo」で、新型の充電ステーションを発表した。このステーションは、1万8000ガロン(約68キロリットル)の液体水素タンクと、プラグパワーが製造する定置型燃料電池システムを組み合わせ、60メガワット時以上の電力を発電する。同社によると、これは

                                                                    イーロン・マスクを苛立たせる「グリーン水素」を用いた充電網 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                  • モリゾウこと豊田章男社長、自動車業界100万人の雇用と内燃機関の未来を水素カローラに込めて走る

                                                                      モリゾウこと豊田章男社長、自動車業界100万人の雇用と内燃機関の未来を水素カローラに込めて走る
                                                                    • 砂漠で「ソーラー水素」 日本発で狙う資源革命 第4の革命・カーボンゼロ Hを制する(6) - 日本経済新聞

                                                                      脱炭素に不可欠な燃料となってきた水素(元素記号H)。最大の課題は膨らむ需要に対応する量をどうつくるかだ。水素の生産手法は主に2つある。天然ガスから分離するか、電力で水を分解して得る。二酸化炭素(CO2)が出ないよう再生可能エネルギーの電力で水素をつくるには、2050年まで毎年8億キロワットの太陽光・風力発電の導入が必要と英エネルギー大手BPはみる。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によ

                                                                        砂漠で「ソーラー水素」 日本発で狙う資源革命 第4の革命・カーボンゼロ Hを制する(6) - 日本経済新聞
                                                                      • 脱炭素、アンモニアが主役に名乗り 期待の水素に先行 - 日本経済新聞

                                                                        2050年までに温暖化ガス排出の実質ゼロを目指す日本の切り札として、アンモニアへの注目が高まっている。燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さず、既にある輸送手段や貯蔵施設を使えるなどメリットも多い。化石燃料に代わる「夢の燃料」を巡っては水素への期待が先行するが、日陰の存在だったアンモニアが「現実解」として主役の座に躍り出ようとしている。「関連企業を紹介してくれないか」。インド国営の電力会社は4月

                                                                          脱炭素、アンモニアが主役に名乗り 期待の水素に先行 - 日本経済新聞
                                                                        • 「水素をガソリン並みの価格に」実現なるか 完成近い大型液化水素運搬船 流通の要に? | 乗りものニュース

                                                                          「水素の大量輸送」その実現が近づいています。川崎重工が大型の液化水素運搬船を開発し、生産地からの水素の輸送を通じて、エネルギーコストを下げようとしています。“ガソリン並み”も視野に入っているようです。 大型LNG船並みの“水素”積載能力 利用時にCO2(二酸化炭素)を排出しない究極のクリーンエネルギーとして世界的に需要が高まっている「水素」を、石油やLNG(液化天然ガス)のように大量に積んで運べる船が実現しようとしています。 川崎重工業は国際的な水素サプライチェーンの商用化に向け、世界初となる大型液化水素運搬船を開発し、2022年4月にAiP(基本設計承認)を日本海事協会 から取得しました。 拡大画像 大型液化水素運搬船の完成イメージ(画像:川崎重工業)。 船体には、舶用の液化水素貨物格納設備として世界最大の容積を誇る4万立方メートル級の液化水素タンクを4基搭載。積載可能な水素の容量は16

                                                                            「水素をガソリン並みの価格に」実現なるか 完成近い大型液化水素運搬船 流通の要に? | 乗りものニュース
                                                                          • EVもHVも水素も 経産省がこだわる「全方位戦略」 - 日本経済新聞

                                                                            9月中旬、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットに経済産業省幹部が姿を見せた。「水素エンジンの進化を勉強させてもらった」。目的はトヨタ自動車が披露した水素エンジン車だった。海外から運んだ水素を初めて使い、耐久レースを走る様子を目に焼きつけた。10月に閣議決定したエネルギー基本計画は乗用車について「2035年までに新車販売で電動車100%」という目標を盛り込んだ。焦点は「電動車」の中身だ。欧州を中心に世界

                                                                              EVもHVも水素も 経産省がこだわる「全方位戦略」 - 日本経済新聞
                                                                            • 原子力由来「第4の水素」、米欧が実用化へ 日本出遅れ - 日本経済新聞

                                                                              原子力発電所の電力で製造する水素が、米欧などで実用化に向け動き始めた。夜間など電力需要が少ない時間帯の余剰電力を活用し比較的低コストで量産できる点や、エネルギーを自給できる利点がある。もっとも、反原発感情や安全基準の厳格化に伴うコスト増など懸念や課題も多い。日本では商用化のメドが立っておらず、出遅れている。「グリーン」より低コスト脱炭素時代のエネルギー源として期待される水素だが、市場で流通し

                                                                                原子力由来「第4の水素」、米欧が実用化へ 日本出遅れ - 日本経済新聞
                                                                              • 世界初「水素の大量輸送」確立 海外から液体で運ぶ資源循環が本格スタート 日本郵船 | 乗りものニュース

                                                                                年間輸送量は「燃料電池車4万台フル充填」相当だそうです。 拡大画像 水素輸送の流れ(画像:日本郵船)。 日本郵船は2020年6月25日(水)、同社が参画している次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)が、世界初となる水素の大量輸送の国際実証試験を本格的に開始したと発表しました。 この実験では、東南アジアのブルネイに建設された水素化プラントと、川崎市臨海部に建設された脱水素プラントのあいだで水素原料が輸送されています。 川崎市によると、ブルネイで製造した水素にトルエンを結合させ、MCH(メチルシクロヘキサン)に変換、常温かつ常圧の液体とし、それを船で川崎へ輸送、トルエンと水素を分離した後、水素を発電に利用します。さらに分離されたトルエンはブルネイに戻し、MCH製造に再利用するというものです。日本郵船は今回、一連の流れからなる水素サプライチェーンの循環が完成し、安定稼働に入ったと

                                                                                  世界初「水素の大量輸送」確立 海外から液体で運ぶ資源循環が本格スタート 日本郵船 | 乗りものニュース
                                                                                • 淡水化も精製も不要――海水から直接水素を製造する安価な手法を開発 - fabcross for エンジニア

                                                                                  オーストラリアのアデレード大学化学工学科の研究チームが、淡水化や精製、アルカリ化などの前処理プロセスなしに、天然の海水をそのまま原料として直接電気分解し、水素を安価に製造する手法を考案した。表面にCr2O3層を導入したCoOxを触媒としたものであり、高価な貴金属触媒を用いて、高度に精製された水を電気分解する現行の水素製造プロセスと同等の結果が得られることを示している。研究成果が、2023年1月30日に『Nature Energy』誌に論文公開されている。 燃料電池車や発電などの分野において、CO2を排出しない次世代エネルギーとして期待されている水素は、化石燃料の部分酸化や水蒸気改質、または水の電気分解によって製造されている。特に、再生可能な電力を用いた水の電気分解は、製造工程においてもCO2を排出しないことから、最もグリーンな水素製造法として期待されている。 現在実用化されている水電解法に

                                                                                    淡水化も精製も不要――海水から直接水素を製造する安価な手法を開発 - fabcross for エンジニア

                                                                                  新着記事