NHKは9日、上田良一会長の定例記者会見で、先月18日に当時の天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が退位を報告するため伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝された際、当日のニュースで「皇室の祖先の『天照大神』をまつる伊勢神宮の内宮」と報じていたことを明らかにした。 NHKによると、天照大神については「皇室の祖先とされる『天照大神』」などと、史実と誤解されないように伝えることが通例だという。NHKはミスであることを認め、「内宮についての説明で一部、丁寧さを欠いていた。天皇を神格化しようといった特別な意図があったわけではない」と釈明した。 この問題を巡っては放送後、インターネット上などで、神話と史実を混同させる表現だとして批判や疑問の声が視聴者から上がっていた。NHKは批判を受け、ニュースサイトに掲載していた原稿を「皇室の祖先とされる『天照大神』」と修正し、訂正放送などはしていないという。【小林祥晃】
天皇陛下は7日、皇居・宮殿「菊の間」で、閣議に関わる文書などに押印、署名する執務に臨まれた。陛下が即位に関連する儀式や行事ではなく、通常の執務として皇居を訪れるのは初めて。当面は、住まいの赤坂御所から皇居へ「通勤」することになる。 陛下は午後、皇居の半蔵門から車で入り、沿道に集まった人たちににこやかな表情で手を振った。宮内庁は陛下の執務風景の写真を公開した。皇后さまも7日夕、皇居を訪れ、即位儀式の一環として8日に予定される宮中祭祀の所作を確認した。 皇居・御所は現在、上皇ご夫妻が居住中で、東京都・港区にある高輪皇族邸の改修が終わり次第、引っ越す。
天皇陛下の即位を祝う一般参賀が4日、皇居で行われ、開門前からおよそ5万人の人たちが集まりました。天皇陛下は即位後初めて一般の人たちを前におことばを述べ、この中で国民の幸せと世界の平和を願われました。 東京はおおむね晴れの天気となり、皇居の正門の前には開門前の時点でおよそ5万人が集まりました。 このため予定より20分早く午前9時10分に門が開けられ、待っていた人たちは二重橋を通って宮殿の前に向かいました。 天皇陛下は午前10時から、皇后となられた雅子さまや皇位継承順位1位の「皇嗣」となられた秋篠宮さまなどの皇族方とともに宮殿のベランダに立ち、訪れた人たちに笑顔で手を振って応えられました。 そして、天皇陛下は即位後初めて一般の人たちを前におことばを述べられました。 この中で、寄せられた祝意に感謝のことばを述べたうえで「ここに皆さんの健康と幸せを祈るとともに、わが国が諸外国と手を携えて世界の平和
安倍晋三首相は1日、天皇陛下の即位に伴う「即位後朝見の儀」について「天皇、皇后両陛下お二人のお姿を拝見し、大変感激した。天皇陛下のご即位を心からお喜び申し上げるとともに、国民の皆さんとともに輝かしい令和の時代、一人一人の花が咲き誇る時代を切り拓(ひら)いていきたい」と述べた。 【写真】「即位後朝見の儀」でおことばを述べられる天皇陛下 1日の「剣璽(けんじ)等承継の儀」と「即位後朝見の儀」の直後に首相公邸で行った産経新聞の単独インタビューで語った。 首相は「改めてお二人の威厳あるお姿に感銘を受けたところだ。天皇、皇后両陛下とともに、すばらしい時を刻んでいくことになる。そういう気持ちになった」とも述べた。 4月30日に行われた「退位礼正殿の儀」(退位の礼)で、上皇さまがご在位中としては最後のお言葉を述べられたことについては「本当に無事にここまで来たという万感の思いと、感謝の思いでいっぱいだった
天皇陛下(明仁さま)は30日夕、皇居・宮殿松の間で退位の国事行為「退位礼正殿(せいでん)の儀」に臨み、「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と在位中最後の「おことば」を述べた。 【写真】最後のおことばを述べる陛下と皇后さま 皇后さま、新天皇ご夫妻となる皇太子ご夫妻、皇族方のほか、閣僚らが参列。安倍晋三首相が「深い敬愛と感謝の念をいま一度新たにする次第であります」と国民代表の辞を述べたのに続き、陛下がおことばを述べた。 陛下は「今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました」と切り出し、「これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした」と述懐。「明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と結んだ。 陛下は85歳。高齢に伴い、2
天皇、皇后両陛下は23日、東京都八王子市の昭和天皇陵を参拝し、天皇陛下が30日に退位することを報告する儀式「昭和天皇山陵に親謁の儀」に臨まれた。 【写真特集】天皇、皇后両陛下 これまでの歩み 陛下は1990年12月に即位を報告した際と同様に、モーニング姿で臨んだ。続いて、皇后さまも洋装で参拝した。 両陛下は3月から、退位儀式の一環として、初代天皇とされる神武天皇の陵(奈良県橿原市)や皇室の祖とされる神を祭る伊勢神宮(三重県伊勢市)に参拝してきた。孝明天皇、明治天皇、大正天皇の陵は退位後に訪れる。【稲垣衆史】
2018年12月23日は、天皇陛下の85歳の誕生日です。そして2019年4月30日に陛下は退位され、平成の世が幕を閉じます。陛下は戦争の時代にお生まれになりましたが、戦後民主主義と共に青春時代を送り、昭和天皇の崩御を受けて1989年に天皇に即位されました。常に象徴天皇として国民に寄り添うことを大切にされてきました。そのあゆみを映像にまとめました。
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