筑波大や東工大などの研究チームまとめる クロール(自由形)で泳ぐ時の腕のかき方は、50〜100メートルの短距離なら直線的な「I字」が、中長距離なら曲線的な「S字」が有利との分析結果を、筑波大や東京工業大などの研究チームがまとめた。水をかく際に生じる渦の違いが、二つの泳法に推進力の差をもたらしているという。 水に入れた手を、胸とおなかの下を通すようにかく「S字ストローク」と、体の軸と平行に後ろへ真っすぐかく「I字ストローク」。クロールでどちらが速く効率的に泳げるのか、長年、競泳選手や市民スイマーの間で論争が続いてきた。