先日、全米チャート1位を獲得したK-popグループのBTS。LGBTQの権利からメンタルヘルス、政治問題まで、BTSがデビュー当初から音楽に込めるメッセージとともに彼らの軌跡を探る。 現代の韓国でポップスターと政治が調和することはほとんどない。ヒップホップ・アーティストの中には議論を刺激するような話題を提示する人やグループ(エピック・ハイなど)もいるが、多くのアイドル・グループは芸能界の歴史の中で無害が証明された王道のノンポリ発言に終始することが普通だ。 つい最近ビルボード200で初登場1位を獲得した史上初のK-popグループとなったBTSは、このK-popアイドルのしきたりに反旗を翻す意志を持っている点でも特異な成功例と言える。7人のメンバーは全員デビュー当時から自分の考えを率直に発言してきた。LGBTQの権利、メンタルヘルス、成功へのプレッシャーなど、韓国ではタブー視されている話題をオ