書評あり 妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史 社会一般 石島 亜由美(著) 四六判 280ページ 並製 定価 2800円+税 ISBN978-4-7872-3517-6 C0036 在庫あり 書店発売日 2023年03月27日 登録日 2023年01月25日 紹介一夫一婦制度が確立した明治期から2010年代までの新聞・雑誌や文学を精読し、ときに「純粋な恋愛の遂行者」として知識人に称賛され、ときに「眉をひそめられる不道徳な存在」として排除された女性たちの存在に光を当てるフェミニズム研究の裏面史。 解説夫婦関係に不和を生じさせる存在、倫理にもとるものとして現在ではタブー視されている「愛人」や、かつて「妾」と呼ばれた人たちは、どのような女性だったのか。 フェミニズムの分野で「妾」や「愛人」が議論の対象にされてこなかったことに疑問をもった著者が、明治期から2010年代までの「妾」