いまさら聞けない、ウクライナ国境にロシア軍を大集結させる「プーチンの本当の狙い」 ウクライナ侵攻はありうるのか だが、「ウクライナ侵攻」は、必然的に「強力な経済制裁」を発動させることになる。 もはや忘れられているが、2000年から2008年まで、ロシアは年平均7%の成長をつづける「将来有望な国」だった。しかし、既述のように「クリミア併合」によって制裁を課されて以降、7年間の成長率は、年平均0.38%まで落ち込んでいる。「クリミア併合」は、ロシア自身に大きな打撃を与えている。 今回プーチンが「ウクライナ侵攻」を決断すれば、ロシアはさらに世界的に孤立し、経済制裁によって経済はボロボロになるだろう。 プーチンが、「誰も得をしない選択」をしないことを願っている。