反捕鯨活動団体「シー・シェパード」代表のポール・ワトソン船長がフェースブック上に掲載した詩が、猛烈な批判を浴びている。その内容が、「神の怒りを買ったために地震が起きた」とも受け止められる内容だったからだ。 関東東北大震災ではシー・シェパードのメンバーも被災しており、日本人被災者に移動のための手配をしてもらうなど助けられているという経緯もあり、「ワトソン氏の発言は恩を仇で返す内容」だとして、火に油を注ぐ形になっている。 「海の神の怒りは深い海底を打ちつける」 ワトソン氏がフェースブックを更新したのは、震災の発生からおよそ1日が経過した2011年3月12日午後(日本時間)。「Tsunami」と題して、以下のような文章を書き込んだ。 「ネプチューン(海の神)の声は雷鳴のように空にとどろき、 その怒りは深い海底を打ちつける 海岸からは人類の悲痛なさけびがこだまする 海は隆起し、海岸を素早く打ちつけ