メタボリズム(新陳代謝)の代表例として知られる「中銀カプセルタワービル」の管理組合総会が12月6日に開かれ、ビル全体の耐震診断を改めて実施することが賛成多数で決定した。一方で、建て替え反対派の新たな取り組みも活発化している。
全国でも珍しい住民主導のマンション建て替えがまもなく始まる。東京・原宿の表参道沿いに立つコープオリンピアがそれだ。ゼネコンや不動産会社といった“開発のプロ”の力を借りずに、自分たちの手で建て替え計画を進めている。 一般的に、マンション建て替えでは所有者の利害関係が対立し、頓挫するケースが少なくない。だが、コープオリンピアでは、自らの資産価値を高めるという共通の目標を軸に、所有者の誰もが納得する形で、住民主導の建て替え計画を実現しようと奮闘している。 マンションの老朽化は資産価値の劣化につながる。耐震性を十分に満たしていないマンションを放置することは社会的にもマイナスだ。所有者の合意形成や費用負担など、建て替えに立ちはだかる壁は確かに高い。だが、コープオリンピアの取り組みを見れば、可能性がゼロではないことが分かるだろう。 今後、「建て替え適齢期」を迎えるマンションが増えることは間違いない。住
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