タグ

メンヘルと本に関するshichiminのブックマーク (3)

  • 環状島=トラウマの地政学【新装版】 | みすず書房

    戦争から児童虐待にいたるまで、トラウマをもたらす出来事はたえまなく起きている。「言葉では表現しようのない」この出来事は、それでも言語化されていった。しかし、言葉にならないはずのトラウマを伝達可能な言語にするという矛盾は、発話者をも聞く者をも揺るがせる。「なぜあなたが(もしくはこの私が)その問題について語ることができるのか」「もっと悲惨な思いをした人はたくさんいるのではないか」にはじまる問いは限りなく、お互いの感情を揺さぶり、自身を責めさいなむ。 「だからここで考えてみたい。トラウマについて語る声が、公的空間においてどのように立ち現れ、どのように扱われるのか。被害当事者、支援者、代弁者、家族や遺族、専門家、研究者、傍観者などはそれぞれどのような位置にあり、どのような関係にあるのか」 前著『トラウマの医療人類学』を継ぐ書で、著者は「環状島」をモデルに、加害者も含め、トラウマをめぐる関係者のポ

    環状島=トラウマの地政学【新装版】 | みすず書房
  • 怒りの根っこには必ず、「私が正しい」という思いがある『怒らない練習』

    怒らない人生が欲しい人に。 マスゴミ、経済学者、暴走老人と、世に怒りの種は尽きまじ。新聞読まないのは心の平穏のためだし、オフィスではひたすら平常心、の罵倒は御褒美です。それでも「イラッ」とくる瞬間が怖い。いったん怒りのスイッチが入ったら、どんどんエスカレートして逆上するから。そして、ずっと後になっても何度となく思い出してはネチネチ自分を責めるハメになるから。 なんとかせねばと読んだのが『怒らないこと』、これは素晴らしいだった。なぜなら人生変わったから。「一冊で人生が変わる」ような軽い人生なのかと言われそうだが、違う。「怒り」の悩みは常々抱えており、ガン無視したり抑圧したり、王様の耳はロバの耳を繰り返してきた。上手くいったりいかなかったり、アンガー・マネジメントはかくも難しい。だが、そういう苦悩を重ねてきた結果、この一冊をトリガーとして一変させるだけの下準備になっていたのだろう。とにかく

    怒りの根っこには必ず、「私が正しい」という思いがある『怒らない練習』
  • 特別寄稿『ブラック精神科医に気をつけろ!』第5回 若者の死(佐藤 光展)

    「通院歴もないのに突然、精神科病院に拉致監禁」「自殺願望に悩む患者に首吊り自殺の方法を教える」「女性患者に性行為でイクかどうか、を問診して治療方針を決める」・・・・・・現実の話とは思えないブラック精神科医たちのエピソードが多数収録されている『精神医療ダークサイド』(講談社現代新書)。良質のノンフィクション作品を紹介する書評サイト「HONZ」で、成毛眞氏が「2013年 HONZ 今年の1冊」と絶賛するなど、発売直後から各方面で話題を集めている。 著者の佐藤光展氏は、読売新聞東京社医療部で、精神医療の問題を粘り強く追い続けているジャーナリスト。先日も、抗精神病薬「ゼプリオン」の突然死問題をスクープして、大反響を呼んだ。精神医療の深い闇を知る佐藤記者が、『精神医療ダークサイド』で紹介したユウキさん(仮名)のその後についてレポートする。

    特別寄稿『ブラック精神科医に気をつけろ!』第5回 若者の死(佐藤 光展)
  • 1