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文学と海外に関するshichiminのブックマーク (2)

  • 「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」はスゴ本

    スゴオフ@ミステリ編で再読の機会にめぐまれたのだが、二十年ぶりなのに反応する箇所が一緒で笑える。戦時下の混乱をしたたかに生き抜く双子におののき、その過去を相対化する続編におどろき、「相対化された過去」をさらにドンデン返す最終作に屈服する。これをミステリとして扱って、嘘を暴くことはもちろん可能だが、そんなことして何になる。一切の同情を拒絶する結末に、読者は完全に取り残され、小説と化す。 酷い目に遭ったとき、受けいれがたい現実と直面したとき、その出来事そのものを別のものとして扱うことができる。すなわち、「……というお話でしたとさ」と、物語化するのだ。葦船や平家の落人の貴種流離譚から始まって、邪気眼や「パパが犯しているのはアタシじゃなく別の子」といった自己欺瞞は、別の人格どころか、別の人生を創りだす。そして、辛いことや悲惨なことは、その人格や人生に担わせ、自分はそれを外側から眺める/聴く存在

    「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」はスゴ本
    shichimin
    shichimin 2010/12/24
    悪童日記、続編があったのか。
  • 「ライ麦畑でつかまえて」作者 “続編”の出版差し止め求め提訴 - MSN産経ニュース

    小説「ライ麦畑でつかまえて」で知られる米小説家J・D・サリンジャー氏(90)は1日、同小説の続編として売り出される「60年後 ライ麦畑を通り抜け」の出版差し止めを求め、作者や出版社などをニューヨークの米連邦裁判所に提訴した。 訴えによると、サリンジャー氏側は「ライ麦畑でつかまえて」の続編を執筆したり、登場人物などを使用する権利は同氏だけにあるとしている。 続編とされる小説は、J・D・カリフォルニアの著者名で、英国で夏に、米国では秋に発売される予定。(共同)

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