音を聴くこと。これはすべてのサウンドエンジニアにとっての礎(いしずえ)となる「技術」です。あえて「技術」とするのは、聴力の優劣というものではなく、音を聴くことにはいくつかのやり方があると考えているからです。ここでいうやり方というのは、空気の疎密波によって鼓膜が振動して云々という一般的な音を聴くことであることは変わらず、聴くときにどういう意識で、どういう頭の使い方で音を把握するかということです。 繰り返しますが音を聴くことはレコーディング、ミキシング、マスタリング、PA、MA問わずすべてのサウンドエンジニアにとっての礎となる「技術」です(2回言ったよ!)。これを他人に説明するのはとても難しいのですができるだけ丁寧に解説していきます。ここでの話はスピーカーやヘッドホンによる音源再生に限定したほうがわかりやすいと思います。 1.各楽器の音色に限定して聴くボーカルやバスドラム、スネアドラムなどある
![すべての礎となる「音の聴き方」|根本"マッシュ"智視(Saidera Mastering)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3cf56d24c63cba8a2f3110d97ef1d5d5788b01fb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F12280846%2Frectangle_large_type_2_3aaf12c4a397a576fddbd79fab519ff7.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)