あらゆる“新しい考え”も、所詮は過去の繰り返しに過ぎない、と。 そう言えば、 二千年以上前に、 <これぞ新しいと言ったところで、それはかつて過去にあり、未来にもある。何ら変わる事は無い。空しい事だ。全て空しい。> と言った者がいるそうです。 「自分が言った内容は、既に二千年以上前の人も言っており、自分と同じ事を未来でも言う人がいて、それを自分独特の新しい発見、悟りだと思うだろう。」と予言していましたと。 良い事をやったとしても、虐げられる事もあり、悪をやった人が生き延びられる事もあると言うのも事実。 人は神のように自分の意思次第で、どうにでもできる存在じゃない。 その小さき生き物に神は「自分が労苦したことに満足する」と言う事を許している。 という境地に至るまでの過程が書かれているのが <コヘレトの言葉>です。 旧約聖書にも、コヘレトの言葉で、 「知識が増えれば悩みも増える。知恵が身に付けば