すべての国民が公的な医療保険に加入している現在の国民皆保険について、医師の半数が「維持できない」と考えていることが29日、日本経済新聞社などが実施したアンケート調査で分かった。高齢化や医療技術の進歩で治療費が高額になっていることに医療現場で働く医師の多くが強い危機感を抱えている。医療の効率化の必要性を挙げる医師も目立った。調査は日本の医師数の3分の1に当たる約10万人が登録する医師向け情報サイ
昨年度・平成27年度に、国民が医療機関で病気やけがの治療を受けるためにかかった医療費は、概算で初めて40兆円を超えて、13年連続で過去最高を更新しました。 国民1人当たりの医療費は、75歳未満では22万円、75歳以上では94万8000円で、全体の平均は前の年度より1万2000円増えて32万7000円でした。 医療費の内訳を、診療の種類別で見ると、入院が16兆4000億円、通院が14兆2000億円、歯科が2兆8000億円、調剤が7兆9000億円となっています。 一方、価格が安い後発医薬品、いわゆるジェネリックの使用割合は、昨年度、数量ベースで60.1%と、前の年度より3.7ポイント増えました。厚生労働省は、「昨年度は、高齢化の進展や医療技術の高度化に加え、高額な医薬品の使用が増えたことが医療費を押し上げた」として、今後の動向を注視していくとしています。
「あなた、60歳になっても働き続けるんでしょう?」 「えっ? オレは60歳でサラリーマン人生を終わりにして憧れのセカンドライフを送ろうと思っていたんだけど……」 「でも、年金がもらえる65歳までどうやって暮らしていくつもり? 無収入になるのよ。あなた、まだまだ働けるわよ。家族のためにあともう少し頑張って!」 こんな会話を妻とした60代間近のお父さん、お疲れさまです。 昭和36年4月2日生まれ以降のお父さんたちは、定年退職後の60~64歳までの間に公的年金が出ない、いわゆる「空白の5年間」を体験する初の世代です。年金の支給開始年齢が引き上げられ、老後の収入源をどうするのかといった切実な悩みが出てきました。 次のグラフは、「日経マネー」が行った、老後の収入・生活に関しての読者アンケートです。 「老後の収入源としてあてにしているものは?」との問いに、20%以上の人が「働けなくなるまで働いて収入を
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 前回までのコラムで、日本では経済成長が止まってしまった現実と、対応策として繰り出した財政政策・金融政策がことごとく無効であった背景について検証した。それを踏まえて、今の日本経済を活性化させるためには、人口の成熟化にマッチした産業構造のシフトが有効であると提起した。つまり高齢者の増加に合わせて、医療・介護サービスを充実させる産業政策を行えば、満たされていない需要を埋め、雇用を増やして国民経済を拡大させることができる。 これまでの財政政策のようなダム・道路・空港のようなインフラ投資では波及効果は小さく、その効果は財政支出時の一時点だけでしぼんでしまう。だが、多くの国民が不満と不安を抱いている社会の高齢化への対策であれば、実需を喚起することができる
福田康夫首相は28日昼、舛添要一厚生労働相と首相官邸で会い、衆院山口2区補選で自民党候補が敗北したことに関連し「選挙結果を受けて年金や医療制度について、国民の目線でしっかり対応してほしい」と述べ、争点となった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に見直すべき点がないか検討するよう指示した。 会談後、舛添氏は官邸で記者団に「選挙の敗因と考えられる点について今から検討し、議論したい」として、新制度の運用面などに問題がないか早急に点検していく考えを示した。
後期高齢者医療制度が2008年4月からはじまります。2006年の医療制度改革関連法の一つとして、成立したものですが、多くの人がその中身を知りません。いったいどんな制度なのか、一緒に見ていきましょう。 75歳以上は強制加入 後期高齢者医療制度は、75歳以上の人が、全員強制的に加入させられる医療保険制度です。いま加入している国民健康保険、共済(組合)健保等から抜け、後期高齢者医療制度に加入させられます(生活保護受給者をのぞく)。障害者や寝たきりの人、人工透析患者は65歳以上から対象になります。 この新しい制度の目的は、(1)高齢者から確実に、より多くの保険料をとる、(2)高齢者の医療を制限して、入院や長期療養を困難にする、(3)保険料が払えなければ、保険証も奪う、というものです。所得が低く病気が多いハイリスクな後期高齢者だけを集め、他の医療保険から切り離すことで、今後医療費が上がれば、保険料の
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