自民党が「連続2期6年」の党総裁任期を「連続3期9年」に延長する見通しとなった。党・政治制度改革実行本部の全体会合と党総務会の了承を得たうえで、来年3月の党大会で党則改正する方向だ。2018年9月に2期目の任期を迎える安倍晋三首相が21年9月まで政権運営を続ける道を開くことになる。いまの党則は総裁任期を2期6年までとし、連続3期を禁じる。12年9月に総裁に返り咲いた安倍首相は2期目に入っており
たとえば、派遣切りに合った若者に「きみは努力したのか」「もっと能力を磨け」と説教を垂れるオヤジがいる。シングルマザーが幼い子を抱えて働けど働けど貧しさから脱け出せず、生活保護を申請すると「あなたと同じ境遇でもガンバッテル人がいるじゃないの」「家族に助けてもらいなさい」と追い返す福祉事務所の職員がいる。 わたし自身、このような「もっともらしい」台詞を口にしたことがないと言えば嘘になる。だが、本書を手にとって、「もっともらしい」反応が、どれだけ貧困の構造を見えなくするか、また貧困を食い物にするシステムを蔓延させているかを再認識させられた。ワーキングプアを「本人のせい」と決めつけ、公共の問題から排除し続ければ、社会は間違いなく崩れていく。 本書は、その排除の空気に強烈な「ノー」を突きつけた闘争の書として読める。 〈よくフリーターに説教するオヤジなどがいるが、そういう人の前では、バブル期の就職内定
年末年始にかけて東京・日比谷公園に突然姿を現した「年越し派遣村」。集まった約500人は、一部の新聞やテレビで「企業による派遣切りで職と住まいを失った人ばかり」などと紹介されたが、その“実態”は年が明けるに連れて次第に明らかになってきた。“村民”とは誰だったのか。そして、“村”の運営にはどのような人たちがあたったのか。そこには、ある特定のイデオロギーを持った政治色が潜んでいたことがわかる。 関連記事検証・「年越し派遣村」 その実態は派遣村の村民らが超党派議員と集会記事本文の続き■まじめに働こうとしていた人は… 「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」。総務省の坂本哲志政務官からそんな発言が出たのは仕事始めの1月5日だった。 坂本政務官はその後、謝罪し発言を撤回しているが、「人の心を傷つけた発言は、撤回して済むものではない」(鳩山由起夫・民主党幹事長)などと反発が出る一方
派遣切りや解雇にあった人々に夕飯の年越し蕎麦を配る「年越し派遣村」のスタッフ=東京・日比谷公園=12月31日午後(撮影・中鉢久美子)(写真:産経新聞) 年末年始にかけて東京・日比谷公園に突然姿を現した「年越し派遣村」。集まった約500人は、一部の新聞やテレビで「企業による派遣切りで職と住まいを失った人ばかり」などと紹介されたが、その“実態”は年が明けるに連れて次第に明らかになってきた。“村民”とは誰だったのか。そして、“村”の運営にはどのような人たちがあたったのか。そこには、ある特定のイデオロギーを持った政治色が潜んでいたことがわかる。 【写真】「年越し派遣村」の炊き出しに並ぶ人たち ■まじめに働こうとしていた人は… 「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」。総務省の坂本哲志政務官からそんな発言が出たのは仕事始めの1月5日だった。 坂本政務官はその後、謝罪し発言を
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