株式会社ドワンゴ 再生中の動画上にコメント付加し、共有することができる動画サービス「ニコニコ動画」の運営で名高い企業。「ニコニコ動画」は世界に類のないコンテンツプラットフォームとして、2014年9月時点での登録会員は4,336万人を数える。 2014年10月には(株)KADOKAWAとの経営統合により誕生した持株会社 ・(株)KADOKAWA・DWANGOの完全子会社になり、今後の動向にますます注目が集まっている。
古くは80年代のマイコン雑誌に掲載されたコードに始まり、パソコン通信や草の根ネットでの公開、コンシューマー機でも手軽にRPGを作れる『RPGツクール』の登場、そしてそれらを拡散できるインターネットの普及……マイコン以降の日本のコンピュータ文化は、個人による自作ゲームが世界に向けて拡散される環境を整えてきた歴史でもある。 その意味でここ、ニコニコ動画もまた自作ゲームに大きな影響を与えてきた。ゲーム実況者たちが自作ゲームを積極的に紹介してきたことで、アマチュアの作ったゲームを楽しむユーザーが、マニアから一般ユーザーへと解き放たれたのだ。 例えば先日、映画『青鬼』の制作者に取材した際に、彼らは小学生が親子連れでこぞって映画館を訪れていたことに衝撃を受けていた。だが、こうして『青鬼』が映画化されるような状況は――ニコニコ好きならよく知っているように――明らかに2009年のボルゾイ企画のゲーム実況か
ドワンゴの創業者で、代表取締役会長兼CTO、ニコニコ動画生みの親で、スタジオジブリの見習い社員でもある川上量生氏。独自過ぎる路線でインターネット業界に話題を提供し続ける川上氏が、先月、初めての単著『ルールを変える思考法』(KADOKAWA)を上梓した。 身をもって体験したネットワークゲームの世界の深さやドワンゴ設立の経緯、ニコ動に打って出た背景、そして「ニコ動は近い将来滅びる。それが運命」という予測までが、率直な言葉で綴られている。 そんな川上氏は、これからのドワンゴ、ひいてはIT業界全体の行く末をどう見据えているのか。著書をもとにそれを尋ねるつもりだったのだが、話は思わぬところから転がり出した。 当代きってのビジョナリストが語る「異端児の正論」に耳を傾けてみよう。 株式会社ドワンゴ 代表取締役会長 CTO 川上量生氏 1968年生まれ。スタジオジブリ・プロデューサー見習い。株式会社カラー
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