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エンジニアがスキルアップするための勉強を業務時間外でもするべきかどうかについて、「教育してエンジニアを育てるのは企業側の責任だ」「エンジニアであればスキルアップのために当然自分で勉強すべきだ」といったような議論を度々見かけます。 この問題についてはどちらが正解というわけでもないかもしれませんし、企業やエンジニアのポリシーによるところも大きいかもしれません。 いずれにしても今後うちの会社の求人に応募してきてくれる方に向けて、企業として、または会社トップとしての私の考えを明確にしておくことはやっておいた方が良いなと思いましたので、この記事に私の考えをまとめてみたいと思います。 プライベートで勉強しなくても何とかなります 仕事をこなしていくという観点から言えばプライベートでの勉強を一切やらなくても何とかなります。たとえ未経験で入社してきた人であってもそれくらいの教育は行っています。 でも最初にこ
残業が多いと言われるIT業界の中で、アクシアでは2012年から残業ゼロを継続しております。2009年頃から業務効率化の取り組みに着手し、残業ゼロにたどり着くまでには色々な苦労をしてきました。 残業ゼロとなった今でもさらなる業務効率化、生産性向上を目指しておりますが、ここにたどり着くまでにアクシアで経験してきた業務効率化の失敗談を社員のやる気を奪う業務改善7つの法則として取りまとめてみました。今後も業務改善を追求していくので、この情報は更新されていくかもしれません。 SNSで多くの人の声を見ていると、他の多くの会社にも当てはまる法則だと思います。業務改善を進める際にこれをやるとほぼ確実に社員のやる気を奪いますので、「やってはいけない悪手」として参考にしていただければと思います。 1.現場無視の法則 これは業務改善に限らずですが、会社で何かを進める際にはそこで働く社員に対する配慮が必要です。業
アクシアはシステム開発を事業としている会社であり、社員の多くはプログラマーです。プログラマーは技術職であり、一般論としては常に最新技術を学んでいかなければならないと言われています。 しかしアクシアにはかつて、プライベートでは一切勉強したくないという社員がいました(仮にAさんと呼ぶこととします)。プライベートで勉強することは貴重な人生の時間の無駄遣いであり、絶対に勉強はしたくはないとそのAさんは言っていました。 私自身はそういう人生を否定するつもりは全くありませんし、それも一つの立派な選択だと思います。要は自分にとって充実した人生を送ることができれば良いわけですから。 しかしながらエンジニアを雇用するシステム開発会社の経営者としては、色々と考えさせられることもありました。今日はそのあたりの想いについて書いてみたいと思います。 エンジニアとして「勉強をしない」という選択 アクシアでは基本的に社
アクシアでは2012年の9月で残業をやめました。2012年の10月からはずっと残業ゼロです。もともと残業まみれの超絶ブラック企業でしたので、残業をやっていた頃となくしてからは、全く別の会社に生まれ変わりました。 先日こんなブログを読みました。 「残業しないで定時帰り」を23ヶ月間続けた記録【人生を取り戻す】 私のように経営者として会社の残業をゼロにしたのではなく、従業員の立場としてご自分の残業をなくした方がその経験を書かれた記事で、大変興味深い内容でした。残業のある会社で「残業はやらない」と決意し、それを実行することはとても大変なことだったと思います。 上記は従業員の立場として残業をやめた記録を綴ったブログ記事ですが、このブログ記事に倣って、経営者の立場として会社の残業をゼロにした記録を本日の記事に書いてみたいと思います。 なぜ残業をゼロにしたのか なぜ残業まみれだった会社の残業を突然ゼロ
ブラック企業への風当たりはますます強くなるばかりですが、5月10日に厚生労働省が長時間労働や賃金不払い等の労働関係法令に違反した企業のリストを公式ホームページにアップしました。 ブラック企業リスト、厚生労働省が334社を公表 今後は毎月更新 この情報については実はこれまでも全国の労働局のホームページには個別にアップされていたのですが、今回の件は全国ばらばらになっていた情報を厚生労働省が一つのリストにまとめてアップしたというニュースです。 全国で334件というのは随分と少ないんじゃないかとか、何で俺の勤めてる会社が入っていないんだとか、色々なご意見があるかと思いますが、電通のような話題性のあるニュースにまでならなくとも、ブラック企業はこうして会社名が公表されてしまうリスクがあるわけです。ちなみにこのリストの中にはあの電通の名前ももちろん入っています。 またこんな記事も出てました。 すぐに辞め
IT業界に蔓延する客先常駐によるシステム開発ですが、もう今更言うまでもなく理不尽なことだらけの世界です。 現在の客先常駐のスタイルが続く限りはIT業界の長時間残業の問題を解消することは難しいですし、働き方改革を推進し、日本のIT業界を成長させていくのであれば何としても現在の客先常駐によるシステム開発は消滅させていかねばならないと思います。 客先常駐スタイルのシステム開発の変なところをまとめてみました。 偽装請負が当たり前に行われている 客先常駐の何が一番おかしいかと言えば何といってもこの偽装請負です。どう考えても違法行為なのになぜか中々是正されません。 準委任契約だと請負契約ではないから偽装請負にはならないと勘違いしている愚かな経営者もいますが、違法行為であることは薄々気づいて(というか完全に気づいて)偽装請負に手を染めている経営者もいます。彼らは偽装請負のことを「グレーゾーン」のような呼
どこの業界にもいると思いますが、理不尽なことを要求してくるふざけた顧客というものは残念ながら存在します。社内で同じことをやったら直ちにパワハラ認定されて訴えられてしまいそうな卑劣な行為で、それ、人としてどうなんですか?というようなことでも下請事業者に対しては平気でやってくるような人間のクズも世の中には存在します。 こういう人って人としてのマナーを知らないというか、礼儀を知らないというか、控えめに言って性格が悪くてとてもかわいそうな痛い人間ですよね。こういう輩が取引先の担当者になってしまって理不尽な目にあっている人達は大勢いると思います。 どんなに理不尽なことを言われたとしても、相手が「顧客」となるとどうしても言いなりになってしまいがちです。たとえ理不尽だとしても要求を拒否して取引停止されたりお金を払ってもらえなくなったりという事態は怖いですからね。でも自社をブラックな環境にしないためには本
プログラマーはクソコードが大好きです。プログラマーが仕事を進める上でクソコードは本来全力で回避するべき対象であるにも関わらず、プログラマーはクソコードの話題が大好きです。みんな張り切って自分が経験してきたクソコードの話で盛り上がります。 昨日こんなツイートをしました。 プログラマーとして数年経験していれば誰でもクソコードの1つや2つ見たことあると思いますが、今まで「これはクソ」と思ったコードにはどんなものがありましたか?リプ欄で共有いただければ幸いです。 — 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) April 26, 2018 そうしたら出るわ出るわ。皆さんのクソコード事例集があっという間に集合知として蓄積されていきました。エンジニアであれば誰しもクソコードの話題では盛り上がらざるを得ないわけですが、今回上記のツイートを私はある意図があって投稿しました。 そ
私はSESという業態が嫌いです。心の底からSESはこの世から消滅してほしいと思っています。SESがこの世に存在する意義は何一つ無いと思っています。しかし単にSESが嫌いだ、消えろと吠えていても、そこには感情の吐露しかなく説得力がありませんね。(amazonのSESのことではなく、客先常駐のSESのことです) だから普段からなぜSESと呼ばれる業態がなぜ良くないのかについて、ブログやSNSで頑張って情報発信しております。そして本日今一度、日本のIT業界のためにSESは消滅するべきだと思う理由をこのブログに整理して書き留めておきたいと思った次第であります。 その前に、まず最初にはっきりとさせておきたいと思いますが、 常駐開発を行っているIT企業は全部ブラック企業です。 全部です。これは断言しておきます。異論のあるSES企業の経営幹部の方は私までご一報ください。でも質問箱のような匿名方式で異論を
先日書いた下記のブログに対してたいへん多くの反響をいただきました。 ブラック企業の見分け方(IT企業編) おかげさまで本日時点でもこの記事が一番多くの方に読んでいただいている記事となります。 この中でも私が、 常駐開発を行っているIT企業は全部ブラック企業です。 と言い切っていることに対して様々な反響をいただいております。この業界のエンジニアの多くの方がこの業界の常駐開発に疑問を抱いていることを実感しました。 「その通り」「スカッとした」「断言ワロタ」というご意見から「全部というのは言いすぎだろ」というご意見まで様々いただいております。 私がここで常駐開発を行っているIT企業は全部ブラック企業だと言い切ったのは、請負契約や準委任契約で契約しているにも関わらず、客先に常駐して他社の人間の指示を受けるという状況が発生しないということが現実的に考えてほとんど考えられず、伝えたいことをダイレクトに
協力会社(ビジネスパートナー)を募集している 人売りを稼業としている企業はエンジニアを人身売買のように右から左に流します。その結果として業界構造としては多重下請け構造が当たり前となっています。 エンジニアを他社に派遣するわけですから本来であれば派遣契約が結ばれるべきですが、正式な派遣契約だと多重派遣が法律で禁止されてますから多重下請け構造は成立しません。彼らが派遣契約の形を取らずに偽装請負を行う理由の一つです。派遣法で禁止された多重派遣が常態化しており、中間マージンの搾取が横行し、まさにやりたい放題の状態です。 こうした企業にとってはいかに案件の情報とエンジニアの情報をかき集めてきてマッチングさせるかという点が肝ですので、常に横のつながりを拡大しようとしています。というよりもどれだけ横のつながりを拡大させることができるかが全てと言っても良いでしょう。 横のつながりを拡大させるためにSESを
お盆休みに入る前にTwitterに以下のツイートを投稿しました。 ステップ数で評価しようとするどこかのシステム開発会社みたいだなw https://t.co/67ujbhVoUn — 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) August 10, 2017 あるんですよ。一番困ったのはステップ数に応じて「検出されるはずのバグ数」という指標もあって、その数の分だけバグが検出されないと試験が正しく実施されていないと判断されてしまうことがありました。プラグインで自動生成されるコードにまでその指標を押し付けられ…バグなんて出るはずもなく…。 https://t.co/oM4zT3oolb — 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) August 10, 2017 私自身が客先常駐の現場でシステム開発に携わったのはフリーランスの頃なのでも
エンジニアに最初の会社を1年で辞めることを推奨する話をSNSで見かけましたが、それについて色々と思うことがあるのでブログで書くことにしました。 最初に断っておきますが、私は別に1年で辞めることを否定するつもりはありません。入社した会社がクソなブラック企業であれば、別に1年と言わずに1日でも早く辞めた方が良いと思います。「3年は続けた方が良い」などというナンセンスなことを言うつもりも一切ありません。 誰かから搾取して自分が得するという考え方 エンジニアは最初の会社を1年で辞めた方が良いという話の中で私が嫌悪感を感じたのは、会社を踏み台にして会社から搾取してやれという考え方が前提となっていたから。 冒頭でも書いた通り私は別に3年は続けた方が良いなどということを言うつもりは毛頭ない。辞めた方が良いと思うのであればいつ辞めても良いと思う。だけど最初から1年で会社を利用して1年で辞めてやるつもりで入
雇用の流動化をしていくために従業員を解雇しやすくする仕組みは、社会全体の生産性を向上させていくためには考えていかなければならないテーマだと思っています。ただし「解雇」という言葉を聞いただけでアレルギー反応を示す人達が大勢おりますので、これについて堂々と書くと激しく炎上しそうな気がして私は書きたくなかったのですが、ぜひとも書いてほしいというご意見を多数いただきまして、仕方がないので書いてみるとことにしました。本当は書きたくないのですが。w ダメな会社には厳しいのにダメな労働者には優しい社会 世の中全体の空気として、ダメな会社(いわゆるブラック企業)に対しては非常に厳しい批判が展開されます。世の中を良くしていくためにはブラック企業を是正していかねばならないことは明白ですから、これは当然のことですし世の中にとってプラスになる批判となっていると思います。 それに対してダメな労働者に対する批判はどこ
システム開発のプロジェクトの成功率は3割と言われており、業界内でのプロジェクト炎上の話題は度々耳にします。私自身もプロジェクト炎上の現場には何度か携わってきました。昨日ツイッター上でこんな投稿をしました。 システム開発のプロジェクトが炎上する理由にはどんなものがあると思いますか?リプ欄でご意見いただければ幸いです。 — 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) April 12, 2018 皆様から実にたくさんのリプライをいただきました。ご協力いただけた皆様ありがとうございました。 多くの皆さまがプロジェクト炎上経験者の強者のようでして、一言ではまとめきれないほどたくさんの炎上理由が集まりましたので、その内容をこのブログにまとめてみることにしました。 情報が多かったので私なりに少し整理しまして、下記の4つにカテゴリー分類してみることにしました。 会社間での力関
IT業界に限った話ではありませんが、仕事をしているとたまにとんでもない顧客に出くわすことがありますよね。そんな顧客の対応をしているうちに精神的に消耗してしまうこともあるかと思います。そういう顧客とはできるだけ取引しないように注意はいますが、注意していても一定の確率でそういう顧客と当たってしまうこともあります。交通事故みたいなものです。 以前こんなブログを書きました。↓ 残業を求めてくる顧客はブラック企業です 本日はより具体的に、私が今まで出会ってきたとんでもないブラック顧客wをご紹介したいと思います。 ブラック度10%:「こうなると思ってました」を連発する システム開発ではこれから構築するシステムの仕様について、顧客と開発会社側で認識の齟齬が発生しないように、顧客の要件をヒアリングしながら仕様書に落とし込んでいきます。システム完成後の検収は基本的にこの仕様書に基いてシステムが正しく動作して
何かに対して「これはおかしい」「改善しなければ」と感じた時に、その問題意識を周りに共有することを問題提起と言いますが、問題提起をした時によくある話として、「だったら具体的な解決策を示せ」と言う人がいます。 昨日こんなブログ記事を書きました。 日本のIT業界のためにSESは消滅するべきだと思う これに対して、だったら具体的な解決策を出せよとか、中には具体的な解決策がないならこういう発言をするべきではないとまで言ってくる人もいました。 こういう人達って具体的な解決策も含んだ有益な情報でないとネット上で情報発信してはいけないとでも言うのですかね。ちなみにこういうこと言う人達のツイート見に言ってみると、偉そうなこと言っておきながら自分はくだらない役に立たないゴミみたいなツイートしかしてなかったりして結構笑えます。w 少し話がそれましたが、問題提起した人に「解決策を示せ」ということってかなり弊害が大
先日弊社で保守契約を締結しているとあるクライアントから突然システムが動作しなくなってしまったとご連絡がありました。クライアントの方でサーバーのメンテナンス作業をしていたところ、動作しなくなってしまったとのことでした。 保守対象のシステムであったため、早速原因の調査を行いまして、そのクライアントが使用しているAWSのEC2インスタンスに起因する問題であることが判明しました。AWSを使っているシステムで同様の条件の場合に、システムが稼働できなくなってしまう可能性があります。 しかもこれは2018年新年早々に各地で問題発生する可能性がありますので、今回弊社で実施した対応について詳細を記載したいと思います。AWSのことがわかる技術者の方以外には何言ってるか全く意味不明の内容だと思いますのでスルーしてください。w あるいは自社で使用しているサーバーがAWSということがわかっている場合には、念のため担
「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきか」というブログ記事を書きまして、それに対して賛否両論様々な反応がありました。ちゃんと計測してませんが賛否がそれぞれ半々くらいという印象です。 エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか その中でも今後考えていくに値する価値あるご意見だなと感じたものが「育児中の人は勉強時間中々確保できないんだけどどうすればいいの」というもので、これについては改めて昨日記事を書きました。 勉強時間とれない育児中のエンジニアはどうすれば良いのか 私個人の考えとしましては、賛成意見をいただけるのは非常に嬉しく思いますが、賛成意見オンリーになってしまうようなブログ記事は別に改めて書くまでもなかったようなものもあるのかなと考えています。(ものによりますが) 逆に賛否が真っ二つに別れるような内容だと、それだけ様々な意見が存在するコンテンツということで議論の余地があるということ
システム開発の会社はできる限り教育コストをかけるべきではないということで、こんなことを書くと多分怒る人がいるのだろうなと思いますが、経営者として様々な観点から論理的に考えれば考えるほど、システム開発会社はできる限り教育コストをかけない方が良いという結論に至ります。 アクシアではこれまでプログラミング未経験者の採用も行ってきており(今は行っていません)、経験者であっても必要があれば入社後に十分な教育を行ってきているわけですが、教育しなくてすむならしない方が良いというところが経営者としての本音です。 別にお金をかけたくないとかそういう次元の低い話ではなく、合理的に突き詰めて考えていくとその方が開発会社を運営していく上で都合が良いのです。異論・反論あるかもしれませんが、最後までお読みいただいてからご批判いただければ幸いです。 せっかくお金をかけて人材育成しても他社に奪われてしまう 一般論として教
アクシアでは元々客先常駐の仕事メインで会社をスタートさせましたが、客先常駐のシステム開発の違法性(偽装請負)を認識し、その他様々な弊害を感じて客先常駐の仕事からはすぐに完全撤退することになりました。 客先常駐の仕事がメインだった頃にはあまり重く認識できていなかった問題が「残業」に関する問題です。客先常駐だと残業まみれになればなるほど会社としては売上が伸びてしまうというおかしな事態となってしまいますので、リアルな経営の問題として捉えることができていなかったというのが正直なところです。 それが客先常駐の仕事からは完全撤退して持ち帰りの受託開発の仕事に切り替えてからは、残業が経営上のリアルな問題として浮上してきました。当たり前のことですが請負契約ではシステムの受注額は決まっていますので、業務効率化すればするほど利益率が良くなります。逆に非効率な進め方ばかりしているとあっという間に赤字に転落してし
コロナの猛威がとどまるところを知らず、ついには緊急事態宣言が出されるに至り、各業界に大きな影響を与えています。不要不急の外出を控えるために、在宅勤務の取り組みをスタートしている企業も多くなってきたようです。 アクシアでは2011年から在宅勤務の取り組みを開始しました。 在宅勤務(リモートワーク)の取り組み紹介 これまでは原則として希望者に対して在宅勤務を許可する形を取っていたので、オフィスに出勤する従業員も多数在籍していたのですが、昨今のコロナ情勢を考慮して、全員在宅勤務へと切り替えました。 全員在宅勤務に切り替える意思決定を行うとともに、現在アクシアが契約している東京と札幌のオフィスを解約することにしました。オフィス解約の可能性やその検討についてはかなり前から行っていたのですが、緊急事態宣言が出されるという報道を受けて、全員を在宅勤務に切り替え、それに伴いオフィス解約となりました。(実際
システム開発の仕事をしていると様々なトラブルに遭遇するわけですが、エンジニアなら経験済みですぐに理解できる話であっても、システム開発という専門的な内容になるとうまくその内容が伝えられないこともあります。そんな時に私は身近なものに例えてわかりやすく説明することがよくあるのですが、今回はシステム開発をラーメンに例えてみることにしました。 いつもお世話になっているいらすとやさん、さすがです。ラーメンで検索してみたら有益な素材がたくさん見つかりました。ありがとうございます。今回は私の大好きな家系ラーメンの画像をお借りしました。 実際の開発費用・期間をまとめた資料を無料で差し上げます。資料請求はこちら>> ラーメン食べさせてくれ、ただし金はない はい、いきなり何言ってるか意味がわからないですよね。金がないのに飯食わせろなどと言ったら無銭飲食です。おまわりさんがやってきてしまう事案です。ラーメンで例え
残業時間に罰則付きの法律で上限時間に制限を設けましょうという話が以前話題になりました。無制限でやりたい放題であるよりかは上限が設定されていた方がまだ良いとは言え、以前出てきた案はわかりにくいですし、問題も色々あります。 残業時間の上限規制によって休日出勤が増えます 個人的にはもっと高い次元で制限を設けるべきだと考えますが、この残業時間の上限規制から中小企業を除外しようとする動きが出てきたようです。 自民、働き方法案、了承見送り=残業上限「中小企業除外を」 問題があるとはいえ、せっかく残業時間に罰則付きの上限規制を設けるという話になったにも関わらず、ここにきて「中小企業は除外する」という話が出てきているようです。 私は企業規模に関わらず残業上限規制は設けるべきだと思いますので、中小企業を除外することに対しては断固反対です。自民党がこんなことを言い出しているのに、野党が無能すぎて誰も仕事をしな
私は新卒の頃からこれまでずっとシステム開発の仕事を行ってきましたが、この度新しくエンジニアの人材紹介の事業を始めることにしました。ただしアクシアの事業ではなく、7月1日より株式会社アトムズという会社の取締役として私が就任しておりまして、人材紹介の事業はアトムズで行います。 そこで簡単ではありますが、エンジニアの人材紹介事業スタートのお知らせとご挨拶も兼ねて、この事業を始めるに至った経緯をこのブログでご説明したいと思います。 事業を始める背景 このブログをご覧いただいている方、またはIT業界でエンジニアとして働いている多くの方には周知の事実ですが、現在のIT業界では多重下請構造と客先常駐がセットになったSESという形態がエンジニアの働き方として一般的なものとなっています。 ただしこのSESという形態については様々な問題があり、そこで働くエンジニアの多くが不満を抱えた状態となっています。日本の
労働人口がどんどん減っていく中で、人材不足が深刻化しています。そして人材不足の問題はエンジニアも例外ではありません。むしろエンジニアの人材不足は他業種よりも深刻かもしれません。 そんな人材不足の中でも、アクシアではおかげさまで多くのエンジニアの方々からご応募いただけている状況にあります。やり方さえ間違わなければ今の時代でも採用に困ることはないという一つの証明になっていると思います。 アクシアが採用を完全にストップするに至るまでの経緯 アクシアという会社単体では採用に困っていませんが、IT業界(もしくは他業界でエンジニア雇用している会社)とエンジニアのミスマッチは非常に大きいと考えざるを得ません。エンジニアが足りない、採用できないと叫ぶ会社はたくさんある一方で、今の会社に満足できずに転職したい、でも転職できないというエンジニアがたくさんいるからです。 この状況を変えていくためには、企業側のエ
Wantedly(ウォンテッドリー)が先日から激しく燃えていますね。炎上してしまった理由は永江さんのこちらの記事を見るとわかりやすいと思います。 ウォンテッドリーに見る、企業の風評対策の最悪手は「隠匿」 DMCAを悪用して自分達に都合の悪いウェブサイトが検索されないように隠蔽しようとしたために反感を買って燃えてしまったわけですね。別にネガティブな情報の一つや二つどんな会社にだってあるわけですからスルーしておけば良かったものを、対応を間違ってしまったために余計にネガティブな印象が広まってしまいました。 実はアクシアでもWantedlyのサービスを以前利用させてもらってまして、そのうちこのサービスを利用した感想を書いてみようと私のブログのねたリストの一つに入れてあったのですが、今回せっかく大きく話題となっていることですしこのタイミングでサービスを利用した感想を書いてみようと思います。(個人の感
客先常駐開発について日頃から私はボロクソに言っておりますが、客先常駐をやっている偽開発会社なんか滅びてしまえばいいと心の奥底から思っております。先日はこんな記事↓を書いたところ、多くの共感の声をいただくと共に、客先常駐開発をやっている経営者と思しき方からは小数ながらクソリプもいただきました。ありがとうございます。 人売りIT派遣企業はそろそろ壊滅させてもいいと思う こんな偉そうなことを言っている私ですが、その昔創業当時はアクシアも客先常駐で開発をやっていました。会社の黒歴史です。ですが客先常駐の問題に気づいてしまったので、客先常駐ビジネスからは完全に撤退しました。今では全て持ち帰りの自社開発の仕事です。 私はIT業界が良くなるためには客先常駐の仕事を行っている人売りIT派遣企業を1日でも早く滅ぼし、業界の形を健全な形にしなければならないと考えています。そのためには既存の人売りIT派遣企業に
私が経営している会社は、顧客の要望に合わせてエンジニアを客先に派遣することが仕事だ。派遣といっても派遣会社というわけでもなく、契約形態も派遣契約ではない。一昔前は請負契約の形がとられることが多かったが、最近では準委任契約の形が主流となっている。どちらにしても大きな分類としては請負ということになるのだが、請負契約だけど客先にエンジニアを派遣するというのが、IT業界と言われる世界にいる多くの会社の実態だ。昔は客先常駐という呼ばれ方が多かったと記憶しているが、最近ではSES(System Engineering Service)というちょっとイケてる呼ばれ方をすることが多くなった。 若い頃から起業に対する漠然としたあこがれを抱いていた。サラリーマンだった頃にも同じ業界で働いて、いつか自分も起業してIT業界を良くしていこうと高い志を抱いていたものだが、自分の周りでは今のこの客先常駐(SES)の形が
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