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※約9000字。いろいろ書いていたらすごく長くなってしまったので、目次を。途中でリンクしている記事は、私がこれまでに取材・執筆した記事です。 【目次】 (1)性犯罪の被害者はジャッジされ、加害者は犯行を続ける。 (2)エリザベス・スマートはなぜ回復したか。 (3)被害者は自責し、加害者は他責する。 (4)性被害は知り合いからの被害が多いことが信じられていない (5)フランスで夫婦間の強姦は、それ以外よりも重く罰せられる。 (6)なぜ性犯罪だけ「冤罪」「ハニトラ」と言われるのか。 (7)性犯罪だけ冤罪が多いという統計があるのか。 ※有料記事に変更します。2019年1月10日
【1月8日19時30分追記】あるネットニュースを読んでこの記事を書きました。最初、この部分にはその記事のタイトルが入っていましたが、編集部が記事について謝罪され該当記事を削除されたのでタイトルも削除いたします。記事を執筆したライターさんに悪意があったとは思いません。軽率だったとは思いますが、その軽率さは「痴漢」の実態を知らないことによるのではないかと思いました。「痴漢が怖い」と言う人を自意識過剰だと笑う風潮は、被害者の口をふさぐことにつながります。実態を知ってほしいと思って書いたのが以下の記事です。【追記終わり】 常々不思議なのが、「痴漢をされる」のは魅力的な若い女性だけだと思っていたり、「痴漢された」と言うことを自慢と思ったり、「痴漢が怖い」という発言を自意識過剰だと感じる人がいるということ。上の記事もそうだけど、おばさんが「痴漢怖いわよね〜」とか言うと、「狙われねーよ」と笑われたりする
note.com/ogawatamaka
https://ogatama.theletter.jp 【10月27日18時追記】 回答者の幡野さんや編集部、糸井重里さんが謝罪、幡野さんと質問者とのその後のやり取りが掲載された記事が出ました。(謝罪や対応を評価するような立場ではありませんが)ホッとしました。良かったと思います。※やめる、ということでいったん全ての記事の公開をやめて下書きに戻そうかと思ったのですが、有料記事は下書きに戻すことができないみたいで、200近くある記事をバックアップとってから削除ということになりそうなのでちょっと時間がかかりそうです【追記終わり】 炎上したCakesの人生相談、私は有料部分まで全部読んだのですが、ひどかった……。有料部分では一転して優しいこと書いているというオチじゃないとさすがにどうにもならんのではこれは……と思う無料部分の内容でしたが、有料部分は輪をかけてひどかったですね。どうなんよ、ほんとど
こちらの件、私が会場で見ていた印象と異なるので、私から見た当日の様子をまとめたい。山口貴士弁護士らのツイートのまとめはこちら。 ちなみに、私はジェンダー法学会の会員ではなくて、一般ピープルとしての当日参加。司会を含め登壇者の方とも面識はない。参加者の中に、ちらほらお知り合いがいたぐらい。そもそもジェンダー法学会が12月1日と2日に行われることを1日夕方に知って、そのとき大阪にいた。2日に東京に帰って、14時頃に到着し、シンポジウムⅡ「メディアとジェンダー」の途中から聞いた。 ※以下、有料記事に変更します(2019年1月10日)
編集さんは原稿に赤を入れるのが仕事だが、 それはさすがに忖度のしすぎでは?という事案があったので、編集される前の元原稿を公開します。 編集後の記事は、東洋経済オンラインの 「性差別発言をやめない」日本の政治家の非常識 麻生太郎副総理は2年連続ワースト1位 です。 安倍さんの失言に触れた部分がすべて削除だったのはさすがに驚きました。 比べると違いがわかって面白いかもなので、ぜひ読み比べてみてください。東洋経済オンラインのページビューを削る意図はありません。 元記事をnoteで無料公開することは編集担当さんには伝え、東洋経済オンライン公開の1時間後から、ということで了解ももらっています。 以下、太字部分が削除された部分です。太字以外も表現とかちょこちょこ違うので、そこは比べてください。 【元記事】 麻生太郎副総理、2年連続のジェンダー差別発言ワースト1位おめでとうございます! セクシストはその
以前、ツイッター上で若い女性が「美容室で女性ファッション誌を持ってこられるのにうんざり」、私そういうの読まないから、みたいなことを呟いていたのを見かけた。女性誌の情報を喜ぶようなバカな女に見られたくないんだけど、みたいなニュアンスだった。古くは(古くないけど)「スイーツ(笑)」という言葉があるように、女性誌のキラキラ感というか、無駄なポジティブ感というか、つくりあげられた虚構のような華やかさと現実離れした幸せロールモデルの押しつけみたいな世界観は、そこにノレない人たちからとてもバカにされがち。 私も以前は、女性誌に出てくる人とそのキラキラ感に憧れを抱ける女性たちを「自分とは違う世界の人」と思っていた。いや、今でも自分とは違う世界の人だと思っているんだけれども、当時よりも彼女たちの気持ちがわかるような気がする。というか、結局彼女たちも私も同じだなと思う、というか。 ここから昔話です。 私はも
日本の女性運動はすぐに「はしたないもの狩り」みたいになるところがあって、アニメの絵がエロいだの、モデルの胸が大きいだの、女性的な要素を隠そう隠そうとしているんだけど、僕の考えは逆。胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むようにしたい。 — 春名風花 official🐤 (@harukazechan) March 1, 2020 はるかぜちゃんさん、胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むように努めてきたのが日本の女性運動で、フェミニズムなんやで。 でもそれをわざとわからないフリをして、日本の女性運動を「はしたないもの狩り」だってことにして、矮小化して、ミスリードして、陰湿に貶めてきた人たちと、日本のフェミニストはずっと闘ってきたんやで。はるかぜちゃんさんみたいな若い女性が、こうやって「日本の女性運
■セクハラ軽視発言してたやんとは思うけど すでに2年半以上前の話であることに驚くが、はあちゅうさんがルミネCMの炎上に関してTwitter上で「イケメンだったらセクハラにならない」発言をしたとき、私は非常に苦々しく思った。はあちゅうさんは当時、 ルミネのCM、上司がイケメンだったら炎上しなかったと思うんだけどな〜。好きな人のためなら頑張れるけど、冴えない上司に言われるのはムカつくってだけで、好きな人にやられたら嬉しいことを嫌いな人がやったらセクハラになるって言葉思い出した。引用:リテラの記事とつぶやいた。 「相手がイケメンだったらセクハラではないのに」、そんな言葉は、被害を矮小化するし、被害者側の我慢を強いる言い分に容易く利用される。相手がイケメンかどうかは関係ない。相手に好意を持っているかどうかも関係ない。むしろ、好意を持っている相手から、行動を強要されたり制限されたりするとき、人は混乱
セックスがどういう行為かを知ったときのことを覚えていますか? 私は割とはっきり覚えています。 あれは小学校高学年の頃。にわかに「セックス」という言葉が流行った。HくんとNちゃんというクラスで一番背の高い男女がいて、2人とも子ども同士でも(だからこそ?)わかるぐらい発育が早かった。そのせいなのか、「あの2人は両思いだよ」というウワサがいつの間にか「HくんとNちゃんはセックスしてるらしいよ」になった。もちろんウソだったのだが、Nちゃんはそれを聞いてショックで泣いてしまったらしい。 私は一連の騒動がよくわからなかったので、情報通のMちゃんにこっそり聞いた。「セックスって何?」と。そうしたらMちゃんは耳元に口をあてて教えてくれた。 「男の人と女の人が裸で抱き合うこと」 そうなのか、そんなこと大人はするのか、いやらしいな……と衝撃を受けつつ、若干の腑に落ちなさ。シーツの上で裸で抱き合うことが本当に「
ブレンディCMの件。 ブレンディ、セクシズムと管理社会と若者の人権無視をブレンドしないでほしい。 っていうツイートがあって面白いなと思ったんだけれども、あのCMは見る人によって見えているものが違うといういい例だと思った。ブレンディCMは上のツイートにあるセクシズム、管理者会、若者の人権無視、以外にもいろいろな角度からコメントされていた。 肉牛は卑しく乳牛が尊いかのような印象を与えるとか、全く商品PRになっていないから、これをCMにするっていうのは代理店の傲慢じゃないのかとか。代理店が電通ということで、電通がもともと嫌いなのであろう人は「電通が悪い」と言っていたし、“性差別”の主張が嫌いな人や表現規制にすぐ反応する人たちは「このぐらいで騒ぐ方がおかしい」と言っていた。複数ポイントに突っ込む人ももちろんいた。 私はああいうブラックユーモアみたいな表現(制作元にその意図はなく、感動作品だと思って
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 ※性暴力関連の内容です。自己判断で読んでください。
女性をマネジメントなんちゃら、という記事が炎上していていましたね。あれをきっかけに、常々思っていたことを少々。恐らく多くの賢い男女にとっては当たり前田のクラッカーな話だと思うけれど、書かずにはおれん。 「(女性は)解決しなくても共感してくれればいいと思ってる意味不明な生き物」というやつ。耳が腐るほど言い古されている言説です。男性は解決策を提示しているのに、女性はそれでは納得しない。共感があればいい。女性の悩み相談って、ただ愚痴を聞いてほしいだけなんですよねー(笑)みたいなの。 性別によって思考が違うかどうかというのはこの際横へ置いておいて、言いたい。「共感」が大事じゃなぜいけないのか。共感よりも解決策が大事だなどと、なぜ言えるのか。 仕事で、マネジメントや人材育成の成功モデルになっているような会社によく取材に行く。繰り返し聞くのが「制度だけではダメ」だということ。制度は、それを使える企業風
雑誌とかテレビでよく見かける常套句、「超多忙な○○さん」。話題のビジネスパーソンとか、多足のわらじを履いて活躍している女性とかが、こう言われてることが多い。「作家の傍ら母親業もこなす超多忙な○○さん」みたいな。 何年か前から違和感を覚えていたのだけど、最近特にこの「超多忙な」に「なんだかなぁ!」と思う。 恐らく、これを書いてるライターさんとかテレビの構成作家さん?とかは、「超多忙」っていうのをポジティブな意味で使っているんだよね。よっ、売れっ子!みたいな。仕事が次から次へと来ちゃって超忙しいですよね? さすが世の中から求められてる人!みたいな。 でも超多忙かどうかと、その人が売れっ子かどうかって似て非なるものなんじゃないのかな。そこを間違えてしまうと、忙しい=良しとなり、あっという間に長時間労働=良しにつながっていく気がする。最近になってようやく長時間労働のバカバカしさが指摘され始めたとこ
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 13歳の誕生日を迎えた日のことを覚えているだろうか。どんなテレビ番組を見て、友達とどんな話をして、どんな悩みがあって、好きな食べ物は何だったか。 私は当時、好きな男の子がいたという記憶がぼんやりある。でも特に付き合っていたとかではなかった。同級生の中には“男女交際”というものをしていた子たちもいたが、それは学年の中でも目立っていた何人か、いわゆるスクールカースト上位の子たちで、その交際にしても、一緒に下校するくらいのものだった。たぶん、この年頃の男女交際って、個人差はもちろん、住んでる地域とか通ってる学校でかなり差があるだろう。 あの13歳になった日の朝、生まれて13年目に入った日の朝。私に「今日からは法的に一部“大人の女”と同じ扱いを受ける」こ
以前の職場は古いビルの4Fにあった。ビルの大家は70代ぐらいの男性で、お互いになかなかコミュニケーションが取りづらかった。 一番参ったのは、網戸問題。換気のために窓を開けていると虫が入ってきてしまうから、網戸をつけたいと言ったのだ。それまでのやり取りから「網戸をつけたらどうでしょうか」なんて交渉は無理とわかっていたので、「こちらの費用で網戸をつける。退去の際には原状回復する」と申し入れた。 その時点で4年ほどは入居してたと思う。古いけど駅近だということだけで強気なのかなんなのか、全くこちらの言うことを耳を傾けない大家はやっぱり「網戸をつける? なんで? 必要がないから認められない」と言った。 「4階に虫なんて入ってこない」と言うのである。「2階の(笑)、入居者が(笑)、そんなこと言ってないのに(笑)、4階に(笑)、虫なんて(笑)」と、笑いながら彼は言った。 2階の弁護士事務所にはなんの恨み
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。
今後はthe letterで記事を配信していきますので、よければ下記のメールアドレス登録もお願いします。
今後はthe letterで記事を配信していきますので、よければ下記からメールアドレス登録もお願いします。基本、ブログと同じように読めますが、メアド登録してくれた人だけに読める部分とかもあります。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 先日、知人女性とFacebookのダイレクトメッセージで駅之みちかとかUNAKOの動画についてあれこれ言い合っていたとき。彼女が言った。 『女たちは地球人』(1986年刊)という本があって、当時のフェミニストがどのような活動をしていたのかを読むと驚きますよ。「女性の乳首を箸でつまんだ広告」が、車内に掲示された時代です。え? え? 乳首を? 箸で? 車内に掲示……? そうなんですか……。あんまりびっくりして、すぐに『女たち…』を探して購入してみた。
アートの公演にデリヘル嬢呼ぶな! 丹羽良徳がギャラリーにデリヘル呼ぼうとして怒られたことについての反応 この件で思い出したことを書く。 数年前、上海に行ったときのこと。一緒に行った年下の女性が当時カメラにはまっていて、上海の街行く人に声をかけて、撮影させてもらっていた。彼女は「目立つ人」に声をかけていた。主に外見的に優れた人だったけれど、それだけでは物足りなかったのか、路上でゴミ拾いをしているおじさんにも声をかけた。真っ黒な顔をして、自転車の荷台にたくさんのゴミを乗せた人だった。通訳を通して「撮影してもいい?」と声をかけると、おじさんはニコニコと「いいよ」と答え、彼女はパシャパシャとシャッターを切った。 撮影が終わると、おじさんは手を彼女の方に出して言った。「いくらくれるの?」と。 そのときの彼女のひきつった顔を今でも覚えている。 日本にいるときも、彼女はたとえば会社に来た配線業者の男性を
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 欅坂46の『月曜日の朝、スカートを切られた』という曲の歌詞が話題になっている。実際にスカートを切られる被害に遭った学生さん(恐らく)が、署名を集めていて、署名数は1700人を超えている。ツイッターなどでは、もともと欅坂のファンだけど、この曲はさすがにどうかと思うという意見も見た。こちらの署名は、以前からのファンの方が「秋元康氏は差別と暴力に関する声明を出すべきだ」と書いている。
今年はなるべく行ったシンポジウムとか勉強会のメモを残しておこうと思っています。レポートにも満たないメモだけども。 シンポジウム:医療の現場からみた「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」 2019年1月26日@弁護士会館 主催:日本弁護士連合会 ■第1部 基調講演 「病院拠点型ワンストップ支援センター設立に向けた課題とは」 講師:加藤治子氏(産婦人科医師・性暴力救援センター大阪SACHICO代表) ・性暴力被害者の診療とケアは産婦人科医師の任務であると考える。 →けれど産婦人科の医師は研修などで性暴力被害者の診療について学んでいない。医師になったあと、自分で勉強会や研修に参加するしかない現状がある。 ・性暴力に関する調査では内閣府の「男女間の暴力に関する調査」が一番信頼が置けるのではないかと考える。「異性から無理やり性交をされたことがある」女性の割合…7.8%、
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 もうかなり前、20代前半頃、女友達が「男の人の体が嫌い」と言っているのを聞いて、驚いたことがある。彼女は彼氏の体を見るのも好きではないらしく、セックスのときでも必要以上に見ないようにしていると言っていた。 当時は、そういう人もいるんだなあと思ったぐらいだった。彼女とは10代の頃からの付き合いだが、特に性嫌悪があるとか、男嫌いとかそういうタイプではない。昔からモテていて、男友達も多い子で、性経験とかもカジュアルに話す人。だからちょっと意外だな、でも人っていろんな面を持っているんだな、そんな風に思ったぐらい。 それからしばらくして、30代になるかならないかの頃。私は自分が男の人の体をあまり好きじゃないということに気付いた。いや、「好きじゃない」という
うちの会社にツイッターのフォロワーが8万人くらいいるカツセマサヒコという男性がいるんですが、今日で彼が退職することになりました。 詳細はコチラ:独立という選択。“メディア”として生きる覚悟|カツセマサヒコの終わりなき旅(CAREER HACK) プレスラボという会社を共同経営者の梅田と2人で起ち上げて、今年で10年目、誰かが辞めていくときはいつも「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」って1人で心の中で唱ってます。悲しい。 カツセさんが退職するってことについてはまあそういう時期だろうなという覚悟はあったが、社長が「退職エントリー書くの?」って聞いて、「まあ書きますよね」って言ったときは、ええええ退職エントリー書くのかあああという気持ちになった。なぜだろう。退職エントリーはいつもいつも立ち去るものだけが美しい。しかも退職エントリーじゃなくて退職インタビューだったしね。自分で書かずイン
昨日社内でインタビューのノウハウ、みたいな話になったので、自分が日頃考えていることをまとめておく。といっても私はインタビューがうまいわけでは全然ないし、これをライターの先輩に読まれたら恥ずかしいのではあるけれど、個人的な工夫の共有として。 ■沈黙を恐れないこと インタビュー中に聞き手が考えなければいけないことはたくさんある。次に何を質問するべきか、インタビュイーの言葉は取材の目的に沿ったものになっているか、読者が知りたい内容を聞けているか、相手は機嫌良く喋ってくれているか、終了時間まであと何分か、などなど。その中でも一番聞き手の頭を占めがちなのは「次に何を質問するべきか」だと思う。話し手が口を閉じた瞬間から始まる沈黙が恐怖だから。手際良く質問しないと忙しい取材相手を不快にさせるのでは、とか。不快にさせるとまではいかなくても、沈黙は気まずい。なので、聞き手はついつい「次の質問」を急いでしまう
※書きたいことはだいたい無料部分で書いてますが、途中から有料記事です。 ツイッター上で性暴力関連、それも主に被害者側の視点からの発信をしてくださるらめーん先生のことは応援しているのですが、下記の文春オンラインの記事についてはあまり納得感がありませんでした。 テキーラで泥酔させられた女性と……性犯罪で不可解な無罪判決が相次ぐのはなぜか(文春オンライン/2019年4月4日) 「以前なら、警察が捜査せず、検察が起訴しないようなケースであっても、最近は警察が動き、検察が起訴することが増えているのではないか」などに違和感を覚えています。 ⬛ 前提として。 3月で3件、4月に入って1件、性犯罪の無罪判決が報じられ、大きな話題となりました(らめーん先生の記事で扱われているのは3月に報じられた3件まで。判決自体は4件とも3月)。 H29の司法統計を見ると、「わいせつ、強制性交及び重婚の罪」で起訴された13
石垣島を訪れるのは去年に続いて2回目だった。島の人たちと話して気付くのは、本土の出身者がかなり多いこと。流れ着くようにして来てしまったって。北海道にしろ沖縄にしろ、端っこには引き寄せられるのか吹き溜まりになるのか、人が留まるんだよと聞いた。そういえば昔働いていた向島も、東京の端っこにあった。隅田川をまたいで向こう側、江戸時代には愛人を住まわせる「向こうの島」だった土地。そこで出会った芸者のお姉さんの一人は、宮古島で2年間暮らしていたことがある人だった。「宮古島だって冬は寒いの。ストーブがなくて寒くて布団にくるまってたら2年経ってたんだよ」と言った。宮古島の冬は本当に寒いんだろうか。今思えば、彼女が当時何をして暮らしていたのかも知らない。 水商売あるいは芸者の世界あるいは花柳界。あの世界にはあの世界特有のしきたりがあって、たとえば当時こんなことがあった。 私はかもめ(芸者さんと同じ格好をして
■タイトルを読んだ時点で、自分が「賛成」か「反対」か分かるトピックでないとクリックされない Yahoo!個人などネット上でしばしば記事を書いています。先日、Yahoo!個人で書いた渾身の一記事が思ったよりもバズらず(反響が少なく)、ネット記事におけるタイトルの重要性を改めて考えました。考えた結果、出た結論がこれ。 タイトルを読んだ時点で自分が「賛成」か「反対」か分かるトピックではないと、人はクリックしたがらない。 ネットニュース編集者の多くにとって当たり前なのかもしれないけれど(私も一応ネットニュース編集者なのだけど)、私のような「PVも取りたいけど煽りタイトルは正直どうかと思っている」派は、なかなかそこのところが割り切れない。だから考えてみました。 以前私の書いたものの中で、かなりPVの良かった記事のタイトルは下記のようなものです。 共働き家庭の子どもは「かわいそう」ですか? 長時間労働
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 明日、8月2日、下北沢B&Bで田房永子さんの新刊記念イベントをやります。聞き手は恋バナ収集ユニット桃山商事の代表清田隆之さんと私です。来てね! というわけですが、極楽とんぼの山本圭壱さんの復帰について。私は1999年~2001年頃に東京ドームでビールの売り子のバイトをしていたことがあるのですが、当時、山本さんが後輩に売り子(未成年が多い)をナンパさせ、飲み会に誘うという行為(とかいろいろ)があったため、売り子を監督する大人たちが最大レベルの警戒をしていたことを覚えてます。だから彼の事件が2006年に起こったときには「さもありなん」と思ったし、吉本興業の対応が早かったのも、まあ、そういうことなんだろうなと(個人の推測です)。
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