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note.com/ogawatamaka
https://ogatama.theletter.jp 【10月27日18時追記】 回答者の幡野さんや編集部、糸井重里さんが謝罪、幡野さんと質問者とのその後のやり取りが掲載された記事が出ました。(謝罪や対応を評価するような立場ではありませんが)ホッとしました。良かったと思います。※やめる、ということでいったん全ての記事の公開をやめて下書きに戻そうかと思ったのですが、有料記事は下書きに戻すことができないみたいで、200近くある記事をバックアップとってから削除ということになりそうなのでちょっと時間がかかりそうです【追記終わり】 炎上したCakesの人生相談、私は有料部分まで全部読んだのですが、ひどかった……。有料部分では一転して優しいこと書いているというオチじゃないとさすがにどうにもならんのではこれは……と思う無料部分の内容でしたが、有料部分は輪をかけてひどかったですね。どうなんよ、ほんとど
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日本の女性運動はすぐに「はしたないもの狩り」みたいになるところがあって、アニメの絵がエロいだの、モデルの胸が大きいだの、女性的な要素を隠そう隠そうとしているんだけど、僕の考えは逆。胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むようにしたい。 — 春名風花 official🐤 (@harukazechan) March 1, 2020 はるかぜちゃんさん、胸が大きい女性も堂々とぴったりした服を着られたり、女の子が生理用品を隠したりせずに済むように努めてきたのが日本の女性運動で、フェミニズムなんやで。 でもそれをわざとわからないフリをして、日本の女性運動を「はしたないもの狩り」だってことにして、矮小化して、ミスリードして、陰湿に貶めてきた人たちと、日本のフェミニストはずっと闘ってきたんやで。はるかぜちゃんさんみたいな若い女性が、こうやって「日本の女性運
編集さんは原稿に赤を入れるのが仕事だが、 それはさすがに忖度のしすぎでは?という事案があったので、編集される前の元原稿を公開します。 編集後の記事は、東洋経済オンラインの 「性差別発言をやめない」日本の政治家の非常識 麻生太郎副総理は2年連続ワースト1位 です。 安倍さんの失言に触れた部分がすべて削除だったのはさすがに驚きました。 比べると違いがわかって面白いかもなので、ぜひ読み比べてみてください。東洋経済オンラインのページビューを削る意図はありません。 元記事をnoteで無料公開することは編集担当さんには伝え、東洋経済オンライン公開の1時間後から、ということで了解ももらっています。 以下、太字部分が削除された部分です。太字以外も表現とかちょこちょこ違うので、そこは比べてください。 【元記事】 麻生太郎副総理、2年連続のジェンダー差別発言ワースト1位おめでとうございます! セクシストはその
今後はthe letterで記事を配信していきますので、よければ下記からメールアドレス登録もお願いします。基本、ブログと同じように読めますが、メアド登録してくれた人だけに読める部分とかもあります。
※書きたいことはだいたい無料部分で書いてますが、途中から有料記事です。 ツイッター上で性暴力関連、それも主に被害者側の視点からの発信をしてくださるらめーん先生のことは応援しているのですが、下記の文春オンラインの記事についてはあまり納得感がありませんでした。 テキーラで泥酔させられた女性と……性犯罪で不可解な無罪判決が相次ぐのはなぜか(文春オンライン/2019年4月4日) 「以前なら、警察が捜査せず、検察が起訴しないようなケースであっても、最近は警察が動き、検察が起訴することが増えているのではないか」などに違和感を覚えています。 ⬛ 前提として。 3月で3件、4月に入って1件、性犯罪の無罪判決が報じられ、大きな話題となりました(らめーん先生の記事で扱われているのは3月に報じられた3件まで。判決自体は4件とも3月)。 H29の司法統計を見ると、「わいせつ、強制性交及び重婚の罪」で起訴された13
今年はなるべく行ったシンポジウムとか勉強会のメモを残しておこうと思っています。レポートにも満たないメモだけども。 シンポジウム:医療の現場からみた「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題」 2019年1月26日@弁護士会館 主催:日本弁護士連合会 ■第1部 基調講演 「病院拠点型ワンストップ支援センター設立に向けた課題とは」 講師:加藤治子氏(産婦人科医師・性暴力救援センター大阪SACHICO代表) ・性暴力被害者の診療とケアは産婦人科医師の任務であると考える。 →けれど産婦人科の医師は研修などで性暴力被害者の診療について学んでいない。医師になったあと、自分で勉強会や研修に参加するしかない現状がある。 ・性暴力に関する調査では内閣府の「男女間の暴力に関する調査」が一番信頼が置けるのではないかと考える。「異性から無理やり性交をされたことがある」女性の割合…7.8%、
こちらの件、私が会場で見ていた印象と異なるので、私から見た当日の様子をまとめたい。山口貴士弁護士らのツイートのまとめはこちら。 ちなみに、私はジェンダー法学会の会員ではなくて、一般ピープルとしての当日参加。司会を含め登壇者の方とも面識はない。参加者の中に、ちらほらお知り合いがいたぐらい。そもそもジェンダー法学会が12月1日と2日に行われることを1日夕方に知って、そのとき大阪にいた。2日に東京に帰って、14時頃に到着し、シンポジウムⅡ「メディアとジェンダー」の途中から聞いた。 ※以下、有料記事に変更します(2019年1月10日)
※約9000字。いろいろ書いていたらすごく長くなってしまったので、目次を。途中でリンクしている記事は、私がこれまでに取材・執筆した記事です。 【目次】 (1)性犯罪の被害者はジャッジされ、加害者は犯行を続ける。 (2)エリザベス・スマートはなぜ回復したか。 (3)被害者は自責し、加害者は他責する。 (4)性被害は知り合いからの被害が多いことが信じられていない (5)フランスで夫婦間の強姦は、それ以外よりも重く罰せられる。 (6)なぜ性犯罪だけ「冤罪」「ハニトラ」と言われるのか。 (7)性犯罪だけ冤罪が多いという統計があるのか。 ※有料記事に変更します。2019年1月10日
以前の職場は古いビルの4Fにあった。ビルの大家は70代ぐらいの男性で、お互いになかなかコミュニケーションが取りづらかった。 一番参ったのは、網戸問題。換気のために窓を開けていると虫が入ってきてしまうから、網戸をつけたいと言ったのだ。それまでのやり取りから「網戸をつけたらどうでしょうか」なんて交渉は無理とわかっていたので、「こちらの費用で網戸をつける。退去の際には原状回復する」と申し入れた。 その時点で4年ほどは入居してたと思う。古いけど駅近だということだけで強気なのかなんなのか、全くこちらの言うことを耳を傾けない大家はやっぱり「網戸をつける? なんで? 必要がないから認められない」と言った。 「4階に虫なんて入ってこない」と言うのである。「2階の(笑)、入居者が(笑)、そんなこと言ってないのに(笑)、4階に(笑)、虫なんて(笑)」と、笑いながら彼は言った。 2階の弁護士事務所にはなんの恨み
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思考の整理をかねて。 ■セクハラは性暴力 性暴力の取材を続けていると、だんだん感覚が麻痺してしまって怖いなと思うことがある。被害経験(もしくは加害経験)を聞くのに慣れることはないけれど、言葉には慣れてしまう。 性暴力、性的暴行、性被害、性犯罪、強姦、強制わいせつ、そういう言葉に慣れてしまう。こういう言葉を日常的に交わすので、本来これらの言葉が持つ、強烈さとか禍々しさ、非日常性を忘れてしまう。 性暴力と、それを表現する言葉には、とても複雑な問題がある。 「性暴力」という言葉の説明から始めた方がいいかもしれない。「性暴力」の定義は、辞書によっても少しずつ異なるが、私はNPO法人しあわせなみだが公式サイトで説明している意味で使っている。 性暴力とは、性に対する人権侵害です。リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)を犯し、幸せで健康に過ごせないことを言います。参考:しあわせな
■セクハラ軽視発言してたやんとは思うけど すでに2年半以上前の話であることに驚くが、はあちゅうさんがルミネCMの炎上に関してTwitter上で「イケメンだったらセクハラにならない」発言をしたとき、私は非常に苦々しく思った。はあちゅうさんは当時、 ルミネのCM、上司がイケメンだったら炎上しなかったと思うんだけどな〜。好きな人のためなら頑張れるけど、冴えない上司に言われるのはムカつくってだけで、好きな人にやられたら嬉しいことを嫌いな人がやったらセクハラになるって言葉思い出した。引用:リテラの記事とつぶやいた。 「相手がイケメンだったらセクハラではないのに」、そんな言葉は、被害を矮小化するし、被害者側の我慢を強いる言い分に容易く利用される。相手がイケメンかどうかは関係ない。相手に好意を持っているかどうかも関係ない。むしろ、好意を持っている相手から、行動を強要されたり制限されたりするとき、人は混乱
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 もうかなり前、20代前半頃、女友達が「男の人の体が嫌い」と言っているのを聞いて、驚いたことがある。彼女は彼氏の体を見るのも好きではないらしく、セックスのときでも必要以上に見ないようにしていると言っていた。 当時は、そういう人もいるんだなあと思ったぐらいだった。彼女とは10代の頃からの付き合いだが、特に性嫌悪があるとか、男嫌いとかそういうタイプではない。昔からモテていて、男友達も多い子で、性経験とかもカジュアルに話す人。だからちょっと意外だな、でも人っていろんな面を持っているんだな、そんな風に思ったぐらい。 それからしばらくして、30代になるかならないかの頃。私は自分が男の人の体をあまり好きじゃないということに気付いた。いや、「好きじゃない」という
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 欅坂46の『月曜日の朝、スカートを切られた』という曲の歌詞が話題になっている。実際にスカートを切られる被害に遭った学生さん(恐らく)が、署名を集めていて、署名数は1700人を超えている。ツイッターなどでは、もともと欅坂のファンだけど、この曲はさすがにどうかと思うという意見も見た。こちらの署名は、以前からのファンの方が「秋元康氏は差別と暴力に関する声明を出すべきだ」と書いている。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 ※性暴力関連の内容です。自己判断で読んでください。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)に収録しました。 13歳の誕生日を迎えた日のことを覚えているだろうか。どんなテレビ番組を見て、友達とどんな話をして、どんな悩みがあって、好きな食べ物は何だったか。 私は当時、好きな男の子がいたという記憶がぼんやりある。でも特に付き合っていたとかではなかった。同級生の中には“男女交際”というものをしていた子たちもいたが、それは学年の中でも目立っていた何人か、いわゆるスクールカースト上位の子たちで、その交際にしても、一緒に下校するくらいのものだった。たぶん、この年頃の男女交際って、個人差はもちろん、住んでる地域とか通ってる学校でかなり差があるだろう。 あの13歳になった日の朝、生まれて13年目に入った日の朝。私に「今日からは法的に一部“大人の女”と同じ扱いを受ける」こ
うちの会社にツイッターのフォロワーが8万人くらいいるカツセマサヒコという男性がいるんですが、今日で彼が退職することになりました。 詳細はコチラ:独立という選択。“メディア”として生きる覚悟|カツセマサヒコの終わりなき旅(CAREER HACK) プレスラボという会社を共同経営者の梅田と2人で起ち上げて、今年で10年目、誰かが辞めていくときはいつも「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」って1人で心の中で唱ってます。悲しい。 カツセさんが退職するってことについてはまあそういう時期だろうなという覚悟はあったが、社長が「退職エントリー書くの?」って聞いて、「まあ書きますよね」って言ったときは、ええええ退職エントリー書くのかあああという気持ちになった。なぜだろう。退職エントリーはいつもいつも立ち去るものだけが美しい。しかも退職エントリーじゃなくて退職インタビューだったしね。自分で書かずイン
雑誌とかテレビでよく見かける常套句、「超多忙な○○さん」。話題のビジネスパーソンとか、多足のわらじを履いて活躍している女性とかが、こう言われてることが多い。「作家の傍ら母親業もこなす超多忙な○○さん」みたいな。 何年か前から違和感を覚えていたのだけど、最近特にこの「超多忙な」に「なんだかなぁ!」と思う。 恐らく、これを書いてるライターさんとかテレビの構成作家さん?とかは、「超多忙」っていうのをポジティブな意味で使っているんだよね。よっ、売れっ子!みたいな。仕事が次から次へと来ちゃって超忙しいですよね? さすが世の中から求められてる人!みたいな。 でも超多忙かどうかと、その人が売れっ子かどうかって似て非なるものなんじゃないのかな。そこを間違えてしまうと、忙しい=良しとなり、あっという間に長時間労働=良しにつながっていく気がする。最近になってようやく長時間労働のバカバカしさが指摘され始めたとこ
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 改正法では、相手から拒まれているのにSNSやブログにメッセージを送ったり書き込んだりし続ける行為が、規制対象に追加された。東京都小金井市で今年5月、音楽活動をしている女子大学生が男に刃物で襲われた事件で、大学生はツイッターなどへの男の執拗(しつよう)な書き込みについて警視庁に相談していた。現行法ではメッセージの内容に違法性がなければ取り締まれないことなどを受けて検討された内容だ。(「ストーカー規制、SNSも対象 罰則強化の改正法が成立」朝日新聞デジタルより引用)
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 先日、知人女性とFacebookのダイレクトメッセージで駅之みちかとかUNAKOの動画についてあれこれ言い合っていたとき。彼女が言った。 『女たちは地球人』(1986年刊)という本があって、当時のフェミニストがどのような活動をしていたのかを読むと驚きますよ。「女性の乳首を箸でつまんだ広告」が、車内に掲示された時代です。え? え? 乳首を? 箸で? 車内に掲示……? そうなんですか……。あんまりびっくりして、すぐに『女たち…』を探して購入してみた。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 某化粧品会社のCMが燃えている件で、「25歳以上がチヤホヤされないことに怒るって男女平等の観点において違うんじゃないか」みたいなツイートを見たのだが、あのCMに怒っている人は、「25歳以上でもチヤホヤされたい!」って怒っているのではなく、「25歳以上はチヤホヤされないという描かれ方」について怒っているのでもなく、25歳を境に女の価値が変わることが当たり前であるかのような、そして価値が変わるのは女だけであるような、そのステレオタイプに違和感を覚えてるんじゃないだろうか。少なくとも私はそうだ。
【追記2018年6月29日】この記事は、7月末に刊行予定『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)に収録しました。 明日、8月2日、下北沢B&Bで田房永子さんの新刊記念イベントをやります。聞き手は恋バナ収集ユニット桃山商事の代表清田隆之さんと私です。来てね! というわけですが、極楽とんぼの山本圭壱さんの復帰について。私は1999年~2001年頃に東京ドームでビールの売り子のバイトをしていたことがあるのですが、当時、山本さんが後輩に売り子(未成年が多い)をナンパさせ、飲み会に誘うという行為(とかいろいろ)があったため、売り子を監督する大人たちが最大レベルの警戒をしていたことを覚えてます。だから彼の事件が2006年に起こったときには「さもありなん」と思ったし、吉本興業の対応が早かったのも、まあ、そういうことなんだろうなと(個人の推測です)。
句会というと馴染みのない人も多いと思うのだが、私は現代の句会とはTwitterなのではないか、と思うことがあり、その共通点について言及してみたい。 ちなみに句会とは、「俳句を作り、批評しあう集まり」(デジタル大辞林)のことである。 (1)文字数が決まっていること。基本、決められた制限の中で言い切らないといけないこと。 (2)自分なりの表現も大事だが、周囲にウケるかどうかを見極めて表現を行うことにも一定の価値があるところ。 (3)句会なら結社、Twitterならクラスタによって、内輪のノリやルールがあるところ。 (4)「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」が重視される側面があること。※たとえば句会の場合、誰が詠んだかわからない状態で句がまわされ選句するのだが、その句会で「上位」と目されている人の句を選べるかどうかが自分の評価につながるという側面がある。 (5)とはいえ、フォロワーの多い人
女性をマネジメントなんちゃら、という記事が炎上していていましたね。あれをきっかけに、常々思っていたことを少々。恐らく多くの賢い男女にとっては当たり前田のクラッカーな話だと思うけれど、書かずにはおれん。 「(女性は)解決しなくても共感してくれればいいと思ってる意味不明な生き物」というやつ。耳が腐るほど言い古されている言説です。男性は解決策を提示しているのに、女性はそれでは納得しない。共感があればいい。女性の悩み相談って、ただ愚痴を聞いてほしいだけなんですよねー(笑)みたいなの。 性別によって思考が違うかどうかというのはこの際横へ置いておいて、言いたい。「共感」が大事じゃなぜいけないのか。共感よりも解決策が大事だなどと、なぜ言えるのか。 仕事で、マネジメントや人材育成の成功モデルになっているような会社によく取材に行く。繰り返し聞くのが「制度だけではダメ」だということ。制度は、それを使える企業風
アートの公演にデリヘル嬢呼ぶな! 丹羽良徳がギャラリーにデリヘル呼ぼうとして怒られたことについての反応 この件で思い出したことを書く。 数年前、上海に行ったときのこと。一緒に行った年下の女性が当時カメラにはまっていて、上海の街行く人に声をかけて、撮影させてもらっていた。彼女は「目立つ人」に声をかけていた。主に外見的に優れた人だったけれど、それだけでは物足りなかったのか、路上でゴミ拾いをしているおじさんにも声をかけた。真っ黒な顔をして、自転車の荷台にたくさんのゴミを乗せた人だった。通訳を通して「撮影してもいい?」と声をかけると、おじさんはニコニコと「いいよ」と答え、彼女はパシャパシャとシャッターを切った。 撮影が終わると、おじさんは手を彼女の方に出して言った。「いくらくれるの?」と。 そのときの彼女のひきつった顔を今でも覚えている。 日本にいるときも、彼女はたとえば会社に来た配線業者の男性を
今週の土曜日、11月21日の15時から下北沢の「本屋B&B」でイベントをします。書いているうちにもう「明日」になってしまった。 田房永子×小川たまか×前濱瞳「電車内の性犯罪をなくしたい! 被害をなくすためにできることは?」 固いタイトルですが、楽しくお話したいなと思っています。田房さんも前濱さんもトーク上手なので、ぜひぜひ。 このイベント、Facebookで告知したらおかしな絡まれ方をしてしまって、先月末ぐらいの2〜3日間、割とへとへとになりました。 こんな感じの絡まれ方。 最終的に「イベントに偽名で申し込んで、どれだけ偽善的で欺瞞に満ちてるかってことをぶちまけてやるよ」みたいなことを書かれたので、一応警察に相談に行きました。警察もB&Bも、適切に対応してくれるようです。 ■ いやはや。性犯罪に関して記事を書くと、一部の方からおかしな絡まれ方をすることはたびたびある。 ここで引用されている
ブレンディCMの件。 ブレンディ、セクシズムと管理社会と若者の人権無視をブレンドしないでほしい。 っていうツイートがあって面白いなと思ったんだけれども、あのCMは見る人によって見えているものが違うといういい例だと思った。ブレンディCMは上のツイートにあるセクシズム、管理者会、若者の人権無視、以外にもいろいろな角度からコメントされていた。 肉牛は卑しく乳牛が尊いかのような印象を与えるとか、全く商品PRになっていないから、これをCMにするっていうのは代理店の傲慢じゃないのかとか。代理店が電通ということで、電通がもともと嫌いなのであろう人は「電通が悪い」と言っていたし、“性差別”の主張が嫌いな人や表現規制にすぐ反応する人たちは「このぐらいで騒ぐ方がおかしい」と言っていた。複数ポイントに突っ込む人ももちろんいた。 私はああいうブラックユーモアみたいな表現(制作元にその意図はなく、感動作品だと思って
セックスがどういう行為かを知ったときのことを覚えていますか? 私は割とはっきり覚えています。 あれは小学校高学年の頃。にわかに「セックス」という言葉が流行った。HくんとNちゃんというクラスで一番背の高い男女がいて、2人とも子ども同士でも(だからこそ?)わかるぐらい発育が早かった。そのせいなのか、「あの2人は両思いだよ」というウワサがいつの間にか「HくんとNちゃんはセックスしてるらしいよ」になった。もちろんウソだったのだが、Nちゃんはそれを聞いてショックで泣いてしまったらしい。 私は一連の騒動がよくわからなかったので、情報通のMちゃんにこっそり聞いた。「セックスって何?」と。そうしたらMちゃんは耳元に口をあてて教えてくれた。 「男の人と女の人が裸で抱き合うこと」 そうなのか、そんなこと大人はするのか、いやらしいな……と衝撃を受けつつ、若干の腑に落ちなさ。シーツの上で裸で抱き合うことが本当に「
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