仙台・障害者プロレス「ODAZUNA」 あす再起のファイト 大会に向け、スパーリングを重ねる選手たち=仙台市太白区の太白障害者福祉センター 東日本大震災で活動を中断していた仙台市の障害者プロレス団体「ODAZUNA(おだづなー)」が25日、「再起」と銘打った震災後初の大会を仙台市内で開く。津波で練習道具などが使えなくなり、東京のレスラーや協力者の支援で開催にこぎ着けた。選手たちは「リングから元気を与えたい」と意気込んでいる。 ODAZUNAは、団長を務める小笠原洋子さん(39)の宮城野区蒲生の自宅に事務局を置いていた。小笠原さん宅は津波の被害を受け、ミットやグローブなど練習道具が全て使い物にならなくなった。 実家のある八戸市で2カ月半、避難生活を送った小笠原さんは「震災直後は、自分の暮らしをどうするかということしか考えられなかった」と振り返る。 所属するレスラーは全員無事だったが、そ