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ついに祭りの日がやってきた。 「はやぶさ」が還ってくる。そう聞いただけで2010年6月13日を特別な日と考える人たちがいる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によるネット中継開始時間までモニタ前に待機しかねない勢いだ。 天文ファンや宇宙開発マニアの枠を越えてファンは大勢いる。動画コンテンツにイラスト、実物大模型から「はやぶさ」コスプレまで、プロジェクトを理解したい、理解したこの気持ちを表現したいという作品があふれている。 「はやぶさ」は凄い。何が凄いって、人が凄い。史上初をいくつ実現したんだ!という野心的なミッション内容だけでなく、前例がないゆえに次々と起きたトラブルを、宇宙機運用技術の粋を尽くして乗り越えたその手腕が凄い。 そして、それに応えた「はやぶさ」も凄い。何かもう意思があって、プロジェクトメンバーの熱意を汲み取っているとしか思えないような挙動の数々。プロジェクト責任者である川口淳一
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月、金星探査機「あかつき」と宇宙ヨットの実証機「IKAROS」(イカロス)を打ち上げる。JAXA相模原キャンパスで打ち上げを待つ2機が3月12日、報道機関に公開された。 あかつきは、金星の大気の動きを調査する世界初の金星気象衛星。金星周回軌道に投入し、約2年かけて金星の大気の動きや雲の形成過程などを観測する。地球と比較することで、地球環境や気象の研究に役立てることも狙いだ。 打ち上げ予定日は5月18日。種子島宇宙センターからH-IIAロケット17号機で打ち上げる。当初予定していたM-Vロケットより打ち上げ能力が高いため、イカロスなど5つの小型副衛星も相乗りすることになった。 イカロスは、光を反射する薄い膜「ソーラーセイル」を張り、太陽光(光子)を受けて進む“宇宙ヨット”だ。SFでは「太陽風」による宇宙ヨットがおなじみだったが、実際には太陽風(陽子)は光に
初音ミク、金星へ――宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2010年度に打ち上げ予定の金星探査機あかつきに、初音ミクのイラストと、ミクファン1万人以上が寄せたメッセージ入りパネルが3枚、搭載される。 筆者はJAXAを訪ね、最終準備に入ったパネルや実物のあかつきを見てきた。そこからは、空想を超える現実のすごみが伝わってきた。 「ミクが宇宙へ行ったら楽しいな」 JAXAは昨年10月から今年1月まで、あかつきのパネルに載せるメッセージを募集。個人か100人以上の団体単位で応募でき、団体応募ならパネルにイラストも載せられるという内容だ。 「ミクが宇宙へ行ったら楽しいな」――筆者はそんな遊び心から12月上旬、「初音ミクを金星へ」とネットで呼び掛けた。ミクファンのメッセージを100件以上集めて団体で応募すれば、ミクのイラスト入りパネルを金星に運べると考えたのだ(初音ミクを金星に あかつき“搭乗”目指し、賛
[2009年7月22日掲載] 「ひのでがとらえた日食」 日食画像 左は白黒画像、右はカラー(着色)画像。 クリックすると拡大画像を表示します。 部分食開始から 2分後 (日本時間9時52分) 最大食(日本時間9時58分) 部分食終了の 2分前(日本時間10時5分) 日食後のX線でのコロナ(日本時間10時10分) ここにあるものがオリジナルサイズです。これ以上の高解像度のものはありません。 日食ムービー どちらもMPEG1 4000kbps, 画像サイズ 1024x1024 ファイルサイズが6MB程度あります。アクセスが集中しますとレスポンスが遅くなりますので、ご注意下さい。 ムービー: 白黒画像 ムービー: オレンジ色着色 テレビ局向け bmp連番画像ファイル bmp画像の連番ファイルを zip で圧縮したものです。画像はサイズが1024x1024で約80枚あります。 白黒画像 (46MB
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座
宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、平成21年2月10日(日本時間、以下同様)に月周回衛星「かぐや(SELENE)」からハイビジョンカメラ(HDTV)によって、「半影月食」※時に、「かぐや」から見て地球が太陽の大部分を覆い隠し、地球がダイヤモンドリングのように見える瞬間を動画撮影することに成功しました。この現象が月から撮影されたのは、世界で初めてのことです。 撮影は、「かぐや(SELENE)」に搭載されたNHK開発の宇宙仕様のハイビジョンカメラ(HDTV)によって行われたものです。「かぐや(SELENE)」で撮影した動画をJAXAにて受信し、その後、NHKにおいてデータ処理を行いました。 ※半影月食とは、太陽、地球、月がほぼ一直線に並び、月が地球の半影(月から見て太陽が地球により一部隠されて(部分食)見える)に入る現象で、月に届く太陽の光量が減るため地球からは月
現在、「はやぶさ」は平成22年6月の地球帰還に向けて鋭意運用中です。 「はやぶさ」はイトカワの軌道離脱後、平成19年10月18日にイオンエンジンを停止させ、地球帰還へ向けた第1期軌道変換を完了しています。 これまで慣性飛行を続けてきた「はやぶさ」のリアクションホィールを駆動させ、三軸姿勢制御を確立後、本日イオンエンジンを再点火させて動力飛行を開始しました。イオンエンジンの再点火確認時刻は11時35分です。今後、平成22年3月頃までイオンエンジンによる加速を徐々に行い、地球帰還へ向けた第2期軌道変換を引き続き実施する予定です。 その後は平成22年4月頃から6月頃まで、ある程度地球に近付いてきた「はやぶさ」を、地球の軌道により精密に近付ける軌道誘導を行い、平成22年6月にカプセルを大気圏に突入させる計画です。 ここまで、イオンエンジンの宇宙作動合計時間は31,000時間、軌道変換量(※1)は、
HAN系溶液を用いたスラスタを開発 さて、ここまではロケットモータの話でした。ここからはスラスタという小型エンジンの話をします。ロケットモータと比較するとずっと小さな話になりますが、スラスタは大変重要な推進装置です。ロケットのサイドジェット(SJ)や衛星の姿勢制御(RCS)に使われます。スラスタで使用する燃料はヒドラジン(N2H4)、またはヒドラジンベースの2液系と相場が決まっています。ところがこの材料、発がん性があり、取り扱いに難儀します。そこで、毒性が低くなおかつ性能が向上する材料はないかと、昔から多くの化合物が試験されてきました。Hydroxyl Ammonium Nitrate(HAN;NH3OHNO3 )もその一つです。この材料、性能は大変魅力的なのですが、燃え方が「じゃじゃ馬」的なのが欠点です。その苛烈な燃え方のために、世界中の研究者たちが手を焼いてきた代物です。私のところでは
地震が電離圏に及ぼす影響を「ひのとり」のデータで研究 論文「地震に伴う電離圏電子温度低下」アメリカ地球物理学連合の学術誌に掲載 地震発生前に地震が電離圏へ及ぼす影響を見出す試みは、旧宇宙科学研究所宇宙プラズマ系・小山研究室及び東京学芸大学物理学科・鴨川研究室の協力により、2003年に旧宇宙開発事業団宇宙利用推進本部システム技術開発部が行った「将来宇宙利用ミッションの研究」の一環として開始され、JAXA統合後の2006年まで実施されました。 第一著者の小山教授は電離圏の電子温度の研究では世界的に知られている研究者で、2006年に宇宙科学研究本部を定年退官し、現在台湾國立中央大学太空科学研究所客員教授として、電離圏にみられる地震前駆現象を研究しています。上記の成果は、アメリカ地球物理学連合の権威ある学術誌 Journal of Geophysical Research に投稿され、「地震前電離
MIAU(Movements for Internet Active Users:インターネット先進ユーザーの会)は3月31日、月周回衛星「かぐや」に搭載したハイビジョン(HD)カメラで撮影した高画質映像を、NHKがネット公開しない理由についてただす公開質問状を、NHK宛てに送ったと発表した。 NHKはこれまで、かぐやから撮影したHD映像を一部のデジタル放送番組で公開したが、ネット公開はしていない。撮影したHD映像は、ポニーキャニオンがDVDやBlu-ray Discで販売する予定だ。 質問状では「多くの国民が月探査の成果を享受するため、ネット公開が必要」「パッケージ販売から利益を得ることは、公共放送の義務を果たしていない」と指摘。以下の3項目について1カ月以内の回答を求めている。 (1)米航空宇宙局(NASA)はこれまで、宇宙開発の成果を学術資料としてネットで広く公開してきた。かぐやから
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