イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで、イスラム原理主義組織ハマスに拘束されていた人質4人を救出したと発表した。軍が作戦で人質を救出するのは2月以来で、救出者は計7人になった。 ロイター通信によると、救出されたのは昨年10月7日にガザ境界付近の野外コンサート会場から連れ去られた20代の女性1人と20代~40代の男性3人。いずれも健康状態に問題はないとみられる。 大統領府が公開した映像では、ヘルツォグ大統領からの電話に救出された人質の女性ノア・アルガマニさんが「ここにいられて、とても幸せです。ありがとうございます」と笑顔で答えた。人質の家族会は救出について「奇跡の勝利」「英雄的な作戦」とたたえた。 軍報道官によると、救出のための特別作戦は数週間前から計画され、数百人規模の部隊が参加した。人質はヌセイラトの住宅2カ所に拘束されていたという。 一方、ガザ保健当局はイスラエル軍の