映画「おもひでぽろぽろ」(参照)は気になっていたが、DVDで見たのは最近のことだった。最近? いつだろうかと振り返ってみると2005年だったので、もう何年か経つ。 映画「おもひでぽろぽろ」は、主人公岡島タエ子が私に近い年でもあり、個人的にいろいろと思い出すことがある。ただ、彼女は1982年に27歳というから私より2つ年上なのか、この2年の差は大きくて、私自身の世代感覚と違うところもある。 1955年から1959年くらいの、ここの年代生まれが、世代的に団塊世代から新人類世代への移行の空白の世代になるが、タエ子はどちらかというと団塊世代近くの側にいて、その分、映像的にも高畑勲の感性がそちらに寄り添っているようには思った。私は新人類側に近い。まあ、その話は別のエントリで書くかもしれない。 映画「おもひでぽろぽろ」のエンディング映像は、衝撃的というのでもないが、淡々と見てきた最後になって、号泣した
■本日の言葉「just war」 (正しい戦争、正当な戦争)■ いつもはゆるい「暇ダネ」の英語をご紹介する金曜コラムですが、日本時間の木曜夜(10日夜)にオバマ米大統領のノーベル平和賞演説を観ていて、感動…というか、色々な意味で心揺さぶられたので、今週はちょっと真面目な話をします。「オバマが平和賞に値する何をした」という批判はつくづく最もだと思う一方で、「正しい現実主義」あるいは「正義を胸に抱いたプラグマティズム」のお手本のような演説を聞きながら、アフガニスタン3万人増派を決断したばかりのこの国家指導者こそ、ダイナマイトの発明者が創設した「ノーベル賞」にふさわしいのではないかと、その何ともいえないアイロニーに感服したからです。(gooニュース 加藤祐子) ○オバマ氏らしいきっぱりした曖昧さ こんなに物議をかもしたノーベル平和賞は珍しいというくらいの平和賞を受賞し、オバマ氏は、受賞演説で「J
以下の文章は、Bruce Schneier による The Eternal Value of Privacy(初出は Wired News 2006年5月18日)の日本語訳である。 プライバシーを擁護する人たちに対する――ID チェック、カメラ、データベース、データマイニング、その他の影響範囲の大きい監視法案に賛成な人たちによる――もっともよくある反論は以下のものだ:「何も悪いことをしていないなら、どうして隠さなければならないの?」 多少頭の良い人ならこう答える:「僕が何も悪いことをしていないなら、君には僕を監視する理由がないだろう」「政府が何が悪いかを定義するからで、しかも政府はその定義を変え続けるから」「君が僕の情報に何か悪いことをやらかすかもしれないだろ」こうした切り返しの問題は――それらは正しいのだけど――プライバシーは悪いことを隠すためにあるという前提を受け入れていることだ。そう
id:pollyannaさんの記事を読んだ。 共働き夫婦が支え合うべきこと - 理系兼業主婦日記 子供が一人目で小さいうちは、ものすごくたくさんの不安といらだちと気遣いに振り回されて、神経をすり減らしているだろう という点に関して。 日本の平均的お母さんたちは、小さい子どもの世話に関して、その他の先進国と比較するとものすごく良く頑張っていると思う。 まず帝王切開の率が低い。北米やヨーロッパの一部では痛いのはイヤだという理由で帝王切開を選ぶ妊婦さんが結構いる。次に母乳で頑張ろうとしている(ような気がする)。ミルクはほぼ粉ミルクしか売っていなくて、これは分量を測って熱いお湯で溶かして人肌に冷ますという手間がかかる。カナダのように調整済みの液体ミルクを温めもせずそのまま飲ませればいいということはない。そして何故か公立保育園に布おむつしかダメなところが多く、「手作り」の布団カバーや袋物を要求された
フェルデンクライスメソッドは、"治療"ではありません。 "教育"に関係するメソッドです。 ただ、その『教育的効果が高い』ために身体的効果も得ることができます。 これは、今日受講した フェルデンクライス特別公開ワークショップwith Dr.Robbie Ofir《姿勢/首・腰のケア》 での、参加者からの質問(脊柱管狭窄症で痛みがある人にフェルデンクライスメソッドは有効か?)に対するロビー・オフィアさんの答えの一部です。 これまでのセグメント(segment=区分、4年間のコースを3セグメント/年×4年.計12セグメントに分けている)で、各講師から何度も「フェルデンクライスは治療でも癒しでもありません」という言葉を聞いてきました。 でも、ATM(グループ)・FI(個人)各々のレッスンを受けると 痛みが軽減する 身体が軽くなる 身体の違和感が消える etc といった身体面にプラス変化が実感的・客
タイトルはホッテントリメーカーというので造ってみた。 これ↓ http://pha22.net/hotentry/ 20 users(推定)だそうだよ。ブクマが20。そしてはてな王国のantonian村領土が拡大されるらしい。 他にも・・・ ■ 「天使と悪魔」厨は今すぐネットをやめろ 252 users(推定) ■ 「「天使と悪魔」脳」のヤツには何を言ってもムダ 49 users(推定) ■ 「天使と悪魔」の黒歴史について紹介しておく 35 users(推定) ・・・という微妙にふさわしそうなのがあったが、今回の単元を的確に著わすとするなら上記タイトルですな。 こういうのとかは違うもんなぁ↓ ■ 権力ゲームのことを考えると「天使と悪魔」について認めざるを得ない俺がいる 234 users(推定) ■ 「天使と悪魔」にまた脆弱性が発見されました 27 users(推定) つーか、なんだこの
It’s Okay to be Unhappy | Scott H Young のブログ 不況、雇用不安、政治の混乱と、なんだか暗いニュースばかりが続いています。こうも同じニュースばかりだと、嫌なニュースはそもそもみないとか、明るいニュースだけに着目するという選択肢もほしくなってきます。 そんなことを思ってブログを渉猟していたら、Scott H Young が面白い意見を述べていました。それは「不幸せな気持ちでもいいじゃないか」というものです。誤解を招きやすい内容ですが、理解したとき、なんだか気持ちが楽になりました。 この年末を暗い気持ちで過ごしている人も多いと思うので、なにか助けになればと思ってご紹介します。 あなたが思うほど、他人は幸せではないかもしれない クリスマス、正月というと、明るくてめでたいイメージがあって、テレビでも CM でもなんだか暖かい映像ばかりが流れています。ともすれ
⇒愛がなくてもできること - 北沢かえるの働けば自由になる日記 いろいろ思うことはあるけど。 ちょっと話がずっこけて、文脈ハズして。 愛がなくては子どもは育たない、か。 私は、親がなくても子は育つ、親がなければよく育つ、とか言ってきたものだった。 「愛」に「親」がどう関わるかが微妙。 日本的な風土だと(血統を重視しない歴史文化)、実の親より育ての親、とかいうことで、まあ、愛情があれば、それで親、みたいな解答になっている。が。 岸田秀みたいに、育ての親の愛、こそ、っていうか、愛こそ怖いものもはないというのもあり、云々。 そして、そこから、真の愛はなんたらとか不毛な議論に落ち込んで云々。 この手の話は不毛な回路に陥るのだけど。 50年生きてみて、なんとなく信仰観みたいなものだけど、生きているということはどっかに愛があるということなんだよと思う。 先日、ぼうっと、自分は愛情とかに恵まれない子供で
黒木のなんでも掲示板:利用上の注意 自己紹介とは何か、「匿名」による批判の禁止ルールについて 一般的注意 「匿名」による批判の禁止 「先生」の使用禁止 (例外規定) 記事の投稿の仕方 知っておくと便利なこと 一般的注意 追記:「自己紹介とは何か」 (2001年5月7日公開) および「自己紹介のお願いの自由について」 (2001年7月28日) も参照せよ。 NEW 初めて記事を投稿される方は、自分の趣味やウェブサイトを紹介することなどによって、簡単に自己紹介をするようお願い致します (注意: E-mail アドレスを示すだけでは自己紹介とみなされない)。特に議論に参加する場合はできるだけ詳しく自己紹介をして下さい。 なお、投稿された記事は、管理者の自由裁量のもとで、削除されたり修正されたりすることがあります。例えば、横に長過ぎる記事には無断で改行を挿入することがあり、多重投稿を無断で削除する
メタノイア⇔悔い改めについての混乱 AGM The Abundant Grace Ministries 池田 豊 主イエス・キリストは、「医者を必要とするのは、丈夫な者ではなく、病人です。…わたしは正しい人を招くためではなく、罪びとを招くために来たのです。」(マタイ9:12~13)と言われました。 盲腸炎の痛みで、額に脂汗を浮かばせ、苦悶に顔を歪めた人が一人、病院にやって来ました。長時間またされ、やっとのことで医師と会うことがゆるされ、診察室に入りました。 その時、医者が、このように語ったとしたらどうでしょう。「いやあ、痛そうですなあ。どうしたんですか、いったい。何? おなかが痛い? それは、あなたの不摂生が悪いんですよ。涙を流して、後悔することですな。まず、バランスのとれた食事が何よりも大事、そして、適度な休養と、運動です。それが身につかないようじゃ、うちの病院に来ても、だめです
橋本治は直感から本質をさらっと言ってのける頭の良さをもった人で、その直感から言い切りまでのプロセスを文章にするため冗長な印象もあるが、出てきた表明はコピーライティングのようにわかりやすいし、白黒つけやすい明快さがある。小林秀雄も直感から表出のプロセスを迂回して語る癖があり、表出も短く刈り込まれているため「人生の鍛錬 小林秀雄の言葉」(参照)のように断片的に理解しやすいところがある。だがそんなものは無意味で、依然小林秀雄の文学の全体を読めばその表明は白黒つけがたく明晰さには迷路の複雑さがある。体力というのでもないのだが思念の持久力のようなものがないととても読み切れない。 思念の持久力というものがどのようなのかというのは、「極東ブログ: [書評]小林秀雄の流儀(山本七平)」(参照)で触れた山本の論考が参考になるだろう。小林がどれほど聖書を読み抜き、パウロを心に秘めていたか、そこを読み解くことの
話題は、民主党叩きという印象があったが、私は特に関心ない。国会というのはそういうものだという以上はないように思えるからだ。 ガソリン課税については大筋では国家を小さくするという点で引き下げるべきだろうが、では国に国民が依存してできた赤字はということもある。あと、身近で車を繰っていると道路整備は田舎の問題というより都市も問題だろうし、まだまだ投資が必要だろう。 日米株価の問題は、印象では、石油と同じで投機的なバカ騒ぎのように思える。日本の市場は外人向けなんで、結局は日本が儲かる市場かどうかなのだが、これだけ成熟ししかも拡大しないという路線を事実上選んでいるのだから、あと売るといったらまさに日本のリソースを売るしかない。というスジで考えるとそのあたりから動きが予想できるが。ただ、日本のリソースというのはあの塩漬けの貯蓄ではないでしょうと思うけど。 そろそろ真剣に、9月あるいは10月入学を検討し
聖書の記述の中には、自然科学の知識に照らしてどう解釈していいのかわからない、という箇所が少なくありません。そのことで鼻から聖書の信ぴょう性を疑う人もいれば、クリスチャンの間でも意見が大きくわかれていることもあります。聖書の冒頭部分である創世記1章、創造の過程の解釈がよい例です。10人のクリスチャンに聞けば、10通りの返事が期待できると言っても過言ではありません。よく知られている説だけでも、Young Earth Creation (創造の科学)、Day-Age Theory、Gap Theory、Theistic Evolution、Hugh Ross に代表されるProgressive Creation、Gerald Schroeder の相対論的創造などが挙げられ、それぞれに聖書解釈と近代科学の整合性を探っています。 これらひとつひとつの説を吟味するスペースはここにはありません。創世記
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年11月09日 (金)視点・論点 「学力新時代の課題 大阪大学教授 志水 宏吉 今年の4月に、43年ぶりに実施された全国一斉学力テストの結果が、先日発表されました。 見出された主な結果は、以下の3点にまとめることができます。 第一に、知識を問うA問題では7~8割、知識の活用の仕方を問うB問題では、6~7割の 正答率に達したこと。 この結果から、子どもたちの学力低下に一定の歯止めがかかったと評価しうるもしれません。 第二に、家庭学習時間の増加や朝ごはんを食べる子どもの比率の増加など、 子どもたちの生活習慣や学習習慣に一定の改善が見られたこと。 これも近年の、いわゆる「早寝早起き朝ごはん」を代表とするような「生活改善運動」の成果の あらわれと言えるかもしれません。 そして第三に、「地域間格差」がそれほど大きくないと
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