※『書斎の窓』ウェブ版は,2019年3月号(662号)よりActibook(電子ブック)でご提供いたします。 書斎の窓 2024.03月号(No.692) マーケティング視点のX(トランスフォーメーション)⑥(最終回) Xワードについて考える =南 知惠子 投票率が向上すると政治は変わるのか?――『何が投票率を高めるのか』刊行記念(上) =松林 哲也・砂原 庸介 新・民法学を語る その4――沖野眞已先生・水野紀子先生をお招きして(下) =沖野 眞已・水野 紀子・大村 敦志・小粥 太郎
これから「新自由主義とは何か?」という題目でしばらくお話をしたいと思います。 この題目は亜紀書房さんの方からいただいたもので、私自身としてはこの題目、ことに「新自由主義 neo liberalism」という言葉を使うことに何がしかの戸惑いやためらいがないわけではありません。どういうことかと言うと、この言葉多分に実体がない――具体的にまとまったある理論とかイデオロギーとか、特定の政治的・道徳的立場を指す言葉というよりは、せいぜいある種の「気分」を指すもの、せいぜいのところ批判者が自分の気に入らないものにつける「レッテル」であって「ブロッケンのお化け」以上のものではないのではないか、という疑いがどうしても抜けないからです。 この問題については拙著『「公共性」論』(NTT出版)で簡単に論じましたので、個人的には「もういいか」という気持ちもあったのですが、今回少し気分を変えて、新しい角度からこの問
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