2016年5月24日に行われたJava Day Tokyo 2016における講演「Javaエンジニアのための"クラウド時代の過ごし方"」の資料です
IBMがx86サーバ事業を手放し、レノボに売却するという大きなニュースが流れたのは1月下旬。その後、IBMと長年付き合いのある企業の情報部門責任者のお話しを聞く機会がありました。その方曰く、「x86サーバはコモディティ化しつつあるとはいえ、先端技術を持ち信頼できるベンダだからIBMから調達してきたのに。大変残念だ」とのこと。 しかしこの方は一方で、次のようにも話します。「5年後を考えれば、いまと同じように物理サーバを調達しているかと言えば疑問だ。効率性や迅速性を考えると、パブリッククラウドの利用は間違いなく広がるだろう」。 この発言に表れているように数年後の動向を考えれば、IBMのx86サーバ事業と競合しているのはヒューレット・パッカードやデル、シスコなどのシステムベンダーではなく、Amazonクラウドのようなクラウドベンダなのです。 IBMはx86サーバ事業を手放す一方、同社はSoftL
売り手よし、買い手よし、世間よし――。江戸時代から明治期にかけて、近江商人はこの「三方よし」の理念を掲げて全国を行商して回り、多くの大企業を生み出した。近江商人が担いでいた天秤棒は、小商人時代の初心を忘れず、多くのステークホルダーの間でバランスを取ることの象徴だ。 企業にとって三方よしの理念は、今なお色あせることはない。儲かる企業の姿を最も端的に表現しているからだ。しかし実現する手法は大きく変わった。天秤棒をITツールに持ち替え、知恵を絞って情報システムを構築することが、現代の企業には求められている。以前は難しかった理念でも、今はITで実現できる。 顧客のニーズを先回りしてシステムに組み込むことで「買い手よし」を実現し、同時に売上増やコスト削減といった「売り手よし」も達成する。さらに社会にも貢献する仕組みを作り、「世間よし」をも成し遂げる。 その際に利用するITは、必ずしも最先端のものでな
米国には、日本のSIerのような企業はあまり多くない、という話をしばしば耳にします。「シリコンバレーで奮闘中」というya2kanta氏のブログ余道を愉しむで、7月12日月曜日にポストされた「日本とアメリカのITに関連する違い」というエントリでも、その話題が取り上げられていました。 米国のIT市場の特徴の1つ目として「SIerがいない」ことが挙げられています。 アメリカの企業はシステムの開発/導入/運用を基本的に自社内のエンジニアが行う。日本のようにSIerにアウトソースして、一切を任せるということはない。 もう1つ米国の特徴としては「パッケージ製品を利用する」ことが挙げられています。 米国では、SAPなどのERPツールや、Salesforce などCRM系ツールの導入率が高いようです。よく売れているパッケージ製品というのは、それなりにキチンと考えられて作られているので、導入/利用する事で生
今、クラウド・コンピューティングに関する情報は山のようにある。だが、「ユーザー企業が本当に知りたい情報」がどれだけあるかといえば、残念ながら断片的にしか得られていないのが実情だ。そこで日経情報ストラテジーと独立系コンサルティング会社の東京コンサルティングは共同で「CIO公開質問状」という試みを実施した。日本の有力ユーザー企業18社のCIO(最高情報責任者)から「クラウド」に関する「よくある質問」を7つ募ったうえで、これをベンダー8社にぶつけるというものだ。本日までに第1弾を掲載した。 ユーザー企業を代表し、本音ベースの関心事を質問するのが企画の趣旨である。具体的には「手の届かないところに預けた情報・データに、万が一の事故が起きた場合はどうなるのか?」「情報・データを囲い込まれたくないが、クラウドの規格標準化・オープン化についてはどう考えるのか?」といった質問をぶつけ、生の回答を掲載している
このブログで何度か紹介しているJames Hamilton氏。マイクロソフトでデータセンターのアーキテクトとして活躍した後、2008年にアマゾンへ移籍して現在はAmazon Web Servicesのバイスプレジデント兼上級エンジニアのHamilton氏が、自身のブログになんとも刺激的なタイトルのエントリ「Private Clouds Are Not The Future」(プライベートクラウドに未来はない)をポストしました。 なぜ彼はそのような主張をするのか、少し文章を拾ってみましょう。 Private clouds may feel like a step in the right direction but scale-economics make private clouds far less efficient than real cloud computing. What's
米Amazon.com傘下の米Amazon Web Servicesは米国時間2009年12月13日,同社の仮想マシン・ホスティング・サービス「Amazon EC2」の課金体系に入札制の「Spot Instances」ベータ版を追加した。ユーザーが指定した入札価格を下回ると仮想マシンが起動し、上回ると仮想マシンが停止する。入札価格に応じて仮想マシンが動的に増減するため、金融・バイオ関連の解析処理や動画変換などの映像処理などジョブ並列化のロジックが組みやすい用途に向く。 Spot Instancesのスポット料金は需要に応じて変動する。例えば通常は0.085ドル/時の仮想マシンを、スポット料金が0.05ドル/時に入札するとする(画面)。この際0.07ドル/時で入札すると、0.05ドル/時で仮想マシンが起動し、料金が0.07ドル/時を上回るまで割安な料金で使い続けられる。 ユーザーは管理ツール
iPhoneは,ゲームやジョークアプリなどコンシューマ向け端末としてスポットライトが当たることが多い。しかし,法人向けのスマートフォン端末としても秀でた特徴を持っている(写真1)。例えば,高速な通信機能と米アップルが米シスコシステムズと組んで開発したイントラネット接続技術を搭載している。ユーザーがこうした高度な技術を難しく感じずに使えるのも特徴だ。iPhoneを採用した企業の社員からは,モチベーションが高まったという声や,ワークライフバランスが向上したという感想が出始めている。 米国では中小企業の1割がiPhoneを採用!? 米国のリサーチ会社であるフォレスターリサーチ社のベンジャミン・グレイ氏は2007年末に「iPhoneは企業向けの携帯端末ではない」という調査報告を書き,10の理由を挙げた。ところが約1年後に,同じフォレスターリサーチ社のマイケル・ペリーノ氏が,2009年中には米国の中
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く