過去を振り返りながら現在のテクノロジーと対比させるという、温故知新的連載「立ちどまるよふりむくよ」をここにスタート。その第1回は「想い出のフォトグラフ」を、PFUのアルバムスキャナ「Omoidori」で再訪する。 もう会えない家族・友人、失われた場所、そういった想い出には、デジタル化されていないものが多い。フォトアルバムに残された銀塩写真もそうしたものの1つだ。 フォトアルバムなどに収められている銀塩写真は、覆っているフィルムや光沢仕上げなどがあるため、多くの場合、取り出してスキャンする必要がある。いったん取り出すと戻すのが大変で、順番が変わることも。台紙に直接糊付けされているものは、はがしたとしても写真が破けてしまう危険性もある。古い世代のものは糊付けされていて、比較的新しいフエルアルバム的なのは、透明フィルムに入れていくタイプなので取り出さないと反射しやすい。どっちにしてもやっかいだ。