中国が韓国を引力圏に取り込んだ。中韓首脳会談で、韓国は安全保障と金融という国家の2つの命綱を中国に委ねた。韓国が中国の衛星軌道から逃れる術はもう、ないように見える。 「北」名指しの非難には失敗 朴槿恵大統領は6月27日と28日の両日、北京で習近平・国家主席と会談した。韓国の最大の目的は北朝鮮に対し「中国は『北』より『南』を大事にし始めたぞ」と見せつけることだった。 成功すれば、北朝鮮のテロや挑発の可能性を減らせる。自国民に対しても「韓国の国際的地位を大いに上げた」と喧伝できる。 北朝鮮を横目ににらんでの「中国取り込み作戦」は相当程度、成功した。両首脳が27日に交わした共同声明には、焦点の北朝鮮の核開発に関して以下のような文言が入った。 ・(中韓)両国は核兵器開発が朝鮮半島を含む東アジアと世界の平和と安全に対し深刻な脅威となる点で認識を同じくした。 ・両国は朝鮮半島の非核化実現と、朝鮮半島の
領土問題に関しても、安倍自公政権だけでなく野党やメディアまでもが冷静さを失っています。 <東シナ海>中国がガス採掘の新施設…政府が抗議 毎日新聞 7月3日(水)12時2分配信 菅義偉官房長官は3日午前の記者会見で、東シナ海のガス田開発を巡り、中国が日中中間線の中国側約26キロの地点で、新たな採掘施設の建設とみられる作業に着手したとの認識を示した。菅氏は日本政府としても建設作業を確認していることを明らかにした上で、外交ルートを通じて「中国側に重大な懸念を伝えた」と述べた。 政府関係者によると、中国の大型海上クレーン船の作業海域は、日中両政府が共同開発で合意に至っていないガス田「樫」(中国名・天外天)付近。菅氏は会見で「東シナ海の境界が未画定のなか、日中双方の主張が重複する海域で、中国側が一方的に開発することは認められない」と批判した。【鈴木美穂】 http://headlines.yahoo
アメリカはタリバン復権を後押しし、アフガニスタンの民意もそれを支えた 民主化が失敗した理由は何か。これからどうなるのか【アフガン報告】6回続きの(3)
6月26日、日米共同統合訓練「ドーンブリッツ」が終了した。この訓練は平成25(2013)年6月10日(月)~6月26日(水)の間、米国カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトンおよびサンクレメンテ島ならびに周辺海・空域にて実施されたものである。 訓練の狙いは「島嶼侵攻対処に係る自衛隊の統合運用要領及び米軍との共同対処要領を演練し、その能力の維持・向上を図る」ことを目的にしたものであり、ヘリコプターや揚陸艇を使った上陸作戦が公開された。 ドーンブリッツ、2つの特筆すべき意義
沖縄県の尖閣諸島を巡る日中両政府の対立に関連して、中国政府が〈1〉日本政府が領土問題の存在を認める〈2〉日中双方が問題を「棚上げ」する――ことを、日中首脳会談開催の条件としていたことが1日、明らかになった。 「解決すべき領有権の問題は存在しない」とする日本政府の見解を変更するよう求めたものだが、安倍首相は中国政府に対し、拒否する考えを伝えた。中国が条件にこだわる限り、首脳会談の早期実現は難しそうだ。〈関連記事2面〉 日本政府関係者によると、中国政府は6月中旬、日本側に首脳会談開催の条件を伝え、受け入れを求めた。これに対し、谷内(やち)正太郎内閣官房参与が訪中した際、戴秉国(ダイビングオ)(たい・へいこく)前国務委員との会談で「日本政府として、認められない」と回答した。
■「一方的思い」 尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり、中国政府が主張する領有権問題の「棚上げ合意」について、元外務省中国課長の田島高志氏は28日までに産経新聞の取材に応じ、「中国側の一方的な思いで、合意はなかった」と述べた。田島氏は、中国側が合意があったとする1978(昭和53)年の会談に中国課長として同席した。 会談は、日中平和友好条約をめぐり同年8月10日、北京で園田直(すなお)外相(当時)とトウ小平副首相(同)の間で、同条約の批准書交換のため来日したトウ氏と福田赳夫首相(同)との間で10月23、25の両日にそれぞれ行われた。 田島氏によると、8月の会談では、トウ氏が「日中間には釣魚島(尖閣諸島の中国名)や大陸棚の問題があるが、それ以上に共通点がある」と発言。これを受け、園田氏が同年4月に起きた中国漁船団による尖閣諸島周辺の領海侵入事件を念頭に「先般のような事件を二度と起こさないでいただ
菅官房長官は東京都内で講演し、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で冷え込んでいる中国との関係について「さまざまな折衝をしており、お互いの間合いは狭まってきている」と述べ、政治レベルの対話の再開に向けた環境整備は進みつつあるという認識を示しました。 この中で、菅官房長官は、中国との関係について「日中間でさまざまな折衝をしているが、お互いの間合いは狭まってきている。安倍総理大臣の外交姿勢は間違っておらず、冷静に毅然と外交を進めていく」と述べ、政治レベルの対話の再開に向けた環境整備は進みつつあるという認識を示しました。 また、菅官房長官は、金融市場の混乱などに備えて、日本と韓国が最大で30億ドル分、円とウォンを融通し合う仕組みの打ち切りを決めたことについて「韓国側から要請がないので政治判断で延長することをやめた。いろいろな問題を指摘されたが、結果として日韓の外相会談が早まったのではないかと思っている」と
中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)のウルムチ(Urumqi)で装甲車に乗る人民武装警察部隊の隊員ら(2013年6月29日撮影)。(c)AFP/Mark RALSTON 【6月30日 AFP】26日と28日にウイグル人と警官隊との衝突が起きた新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)で、中国政府は29日、大規模な軍事演習を行った。26日の衝突では少なくとも35人が死亡しており、当局はこれを「テロ攻撃」だとして非難している。 演習は29日午後から約5時間の予定で、法執行と平時の治安維持にあたっている人民武装警察部隊(People's Armed Police)が少なくとも1000人規模で実施した。現地で取材しているAFP記者によると、戦車、軍用車両、武装した兵士らが、新疆ウイグル自治区の区都ウ
中国訪問中の韓国の朴槿恵大統領は29日、1940年代に日本の植民地支配に抵抗した朝鮮人らが部隊の拠点を置いた陝西省西安に、記念の石碑を建てる許可を出すよう同省の共産党幹部に要請した。聯合ニュースが伝えた。 朴氏は28日にも、習近平国家主席に対し、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺し死刑になった安重根の石碑を、暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に建てたいとして協力を要請している。 中国国内にある抗日運動ゆかりの地に記念碑を建てることで、中国と韓国が歴史問題で共に日本に向き合う構図を強調したい考えとみられる。 朴氏が石碑の設置許可を求めたのは、日本に抵抗した独立運動家らが上海で樹立した大韓民国臨時政府の傘下にあった「光復軍」が拠点を置いた場所。朴氏は、韓国は2009年から設置事業を進めてきたと述べたという。(共同)
ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議は、30日から本格的な協議に入り、南シナ海の島々の領有権問題を巡り海洋進出を活発化させる中国に対し、ASEAN各国が一致した対応をとることができるかどうかが焦点となります。 ブルネイでのASEANの一連の外相会議は、30日から、日本や中国なども交え、本格的な協議に入ります。 これに先立ち、ASEAN10か国の外相は、29日夜、夕食会を開き、フィリピンなどが中国との間で争っている南シナ海の島々の領有権問題などについて意見を交わしました。 ASEAN側は問題の平和的な解決に向けて中国との間で法的拘束力を持つルールとなる「行動規範」の策定を目指していますが、去年7月の外相会議では、中国と領有権を争う国と中国との関係を重視したい国の足並みが乱れ、初めて共同声明が採択されない異例の事態となりました。 このため、今回の会議では、ASEAN各国が「行動規範」
中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領が、29日、北京の大学で学生に演説し、歴史認識問題で対立する日本の存在を指摘して、「韓国と中国で新しい東アジアを作っていこう」と呼びかけました。 27日から中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領は、29日午前、北京の清華大学で学生に演説しました。 パク大統領は、冒頭と最後に中国語であいさつし、「きょう、このように皆さんと共に韓国と中国が開く未来について話すことができ、うれしく思います」などと述べて会場から拍手が送られました。 演説でパク大統領は、東アジア情勢について、「域内の国家間で経済的な相互依存関係は広がっているが、歴史と安全保障問題を取り巻く摩擦と不信によって、政治や安保での協力はそれに及んでいない」と述べて、北朝鮮に加え、名指しは避けながらも、歴史認識問題で対立する日本の存在を指摘しました。 そのうえでパク大統領は、「今後、韓国と中国がパートナ
中国の新疆ウイグル自治区で暴力事件が相次いでいることを受けて、習近平国家主席は事態の速やかな収拾を命じ、経済格差や宗教活動の制限などに対するウイグル族の不満を力で抑え込む構えを示しています。 中国の新疆ウイグル自治区では、今月26日に東部のトルファン地区で刃物を持った集団が警察施設などを襲い、市民や警察官合わせて35人が死亡したほか、28日も南部のホータンで、武器を持った集団が騒乱を起こしたと伝えられました。 こうしたなか、地元政府系のメディアは、29日、習近平国家主席が事態の速やかな収拾を命じ、これを受けて、自治区政府が治安対策を強化するよう関係部門に指示したと伝えました。 ホータンでは、28日の夜から政府系の機関やホテルなどに電話がつながりにくい状態となっているほか、インターネットでは一連の事件に関する現地からの書き込みが次々と削除されており、当局が情報統制を強めています。 新疆ウイグ
鳩山由紀夫元首相が相変わらず友愛精神を振りまいておられますね。 中国政府は、同諸島が日清戦争末期に日本に奪われたとの立場から、「日本が清国人から盗取した一切の地域を中華民国に返還する」とのカイロ宣言を領有権主張の根拠としている。鳩山氏は、「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は、中国から見れば当然成り立つ話だ」と述べ、中国政府の言い分に理解を示した。 カイロ宣言の該当部を読むと、 It is their purpose that Japan shall be stripped of all the islands in the Pacific which she has seized or occupied since the beginning of the first World War in 1914, and that all the territories Japan has s
【北京=川越一】韓国の聯合ニュースによると、中国を訪問している韓国の朴槿恵大統領は28日、北京の釣魚台迎賓館で習近平国家主席夫妻と昼食をとりながら会談した際、初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を暗殺した安重根の記念碑を、暗殺現場の中国黒竜江省ハルビン駅に設置するための協力を要請した。 朴氏は安重根について、「韓中両国民にとって尊敬すべき歴史的人物だ」と述べた。習氏は「前日(27日)の首脳会談は成果に富み、双方は多くの共通認識に達した」と強調した。習氏が朴氏の主張に同意したかは不明だが、「関係部署に(記念碑の設置を)検討するよう指示する」と答えたという。 両首脳は首脳会談後に発表した共同声明に「最近、歴史問題などにより、(北東アジア)地域の国家間の対立と不信が出現し、状況はさらに悪化している。これに対し、憂慮を表明する」との文言を盛り込み、日本を牽制(けんせい)した。 首脳会談を行った後には
中韓首脳会談後の27日夕に発表された共同声明で、名指しこそしていないものの日本の「歴史認識」が問題視された。韓国側が同日午後にメディアに配布した“原案”になかった表現で、中国側の強い意向で入れられた可能性が高い。中韓関係筋は「声明の内容をめぐり発表直前に激しいやり取りがあった」と証言する。 昨年11月に発足した習近平指導部は日本との対決姿勢を強めており、第二次大戦の戦勝国を軸に歴史問題で対日包囲網をつくろうとした。共産党筋によれば、習主席はこれまで、ロシア(3月)と米国(6月)を訪問した際に、米露に対し歴史問題で日本を牽制する内容を共同声明に盛り込むように要請したが、いずれも拒否されている。 今回の声明で、日本を名指しで批判できなかったことは中国にとって不本意だが、“反日仲間”を得たことは、ひとまず目的を達成したといえる。 一方、韓国の場合、朴槿恵大統領が5月の米韓首脳会談で、当事者ではな
【北京=川越一】国賓として中国を訪問した韓国の朴槿恵大統領は27日、北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席と会談した。両首脳は戦略的協力パートナーシップ関係を強化し、北朝鮮の非核化に向けて協力していくことを確認。中韓関係の未来像を示す共同声明の中で、日本を念頭に歴史問題に憂慮を示した。 共同声明で両首脳は、「最近、歴史問題などにより(北東アジアの)国家間の対立と不信が出現し、状況はさらに悪化している。これに対し、憂慮を表明する。国家間の信頼と協力を構築するために努力する」と主張した。 韓国歴代大統領が就任後、日本より先に中国を訪問するのは初めて。中韓と日本の関係が冷え込む中、朴氏は、北東アジアの政治的対立が解消されない原因は日本にあるとの認識を、中国と共有することを望んでいた。共同声明で示した「憂慮」が、日本を念頭に置いたものであることは明らかだ。直接の日本批判を避けたのは、米国に対する配
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