中国は「シェアサイクル」大国です。一時期はユーザーによる無造作な放置等の問題が発生し、当局による規制強化もあって、下火になるかに見えました。しかし、業界はその状況を逆手に取り、テクノロジーの力により状況改善に努めました。その結果、中国のシェアサイクルは復活し、さらなる発達を遂げています。それは近い将来、日本にも波及する可能性があります。ジャーナリスト・高口康太氏が解説します。※本記事はテック系メディアサイトiX+からの転載記事です。 「中国のシェアサイクルが復活している!」 約3年ぶりに訪問した中国で驚かされました。シェアサイクルとはスマートフォン・アプリを通じて自転車を借りるサービスです。15分から30分単位という短時間で借りる形式で、借りた場所とは違うステーションに返却できる点が長所です。 ドコモ・バイクシェアやハローサイクリング、チャリチャリなどの事業者が日本でサービスを展開していま