cultureとessayに関するtsuyudamaekiのブックマーク (12)

  • 祖母のこと、その死と新型コロナ - kanchigai_jam

    父方の祖母が死んだ。97歳だった。ここ数年は寝たきりで父が同居し叔母とともに介護していた。最後に会ったのは正月だった。寝付いてからは認知機能も衰え、わたしのことも、孫だと解って喜んでいるようなときもあれば、気のないそぶりでフイとされるときもあった。ベッドに横たわりテレビをぼんやり眺め、起きたり寝たりして一日が過ぎているようだった。祖母は聴覚障害者だ。音のない世界でそのように生きていることは、わたしの想像のなかでは心臓がキュッとなるような状態だが、人がどうであったかは人にしか解らない。一昨年産まれたわたしの子に触れさせると、ほほえむような素振りを見せたり、なにか話そうとすることがあり、それがとてもとてもうれしかった。 大阪府南部に住んでいた祖母は阪神大震災の年の春、当時わたしが住んでいた大阪市のマンションに引っ越してきた。日曜日の朝起きると、家で購読していた子ども新聞を持って2階下の祖母

    祖母のこと、その死と新型コロナ - kanchigai_jam
  • 「広告業界という無法地帯へ」 - 月刊ショータ

    電通の新入社員が自殺して、超過勤務による労災が認定されたという出来事が、メディアで連日取り上げられている。若くして人生を諦めてしまった女性社員の無念と、ご家族の心痛と、友人や同僚たちの動揺を思うと、僕の心も穏やかではいられない。 僕は二〇〇一年に電通に入社し、十五年目で退職するまで関西支社に勤めていた。だから、去年の新入社員だった彼女とは勤務地も違えば、ほとんど入れ違いになっているため直接の知己ではない。だから、彼女の個人的なことに関しては何も知らないので、語るべきを持たない。 しかし、電通という会社、広告業界という特殊な世界については、少し知っていることがある。 この件に関して、加えてこの春に話題になっていた五輪招致にまつわる贈賄疑惑、続くインターネットの空広告の不祥事についても、電通を擁護する気はない。 但し、まず明確にしておきたいのは、電通はメディアの支配者でも、日国の影の主権者で

    「広告業界という無法地帯へ」 - 月刊ショータ
  • 国際交流も観光客誘致の一手段? : 今を読む:社会 : Biz活 : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    1年前、アラブ世界で自由と民主化を求めて、若者たちが立ち上がり、独裁体制が次々と倒されていった。 「アラブの春」と呼ばれ、国民自らの手で成し遂げた変革に世界中が興奮した矢先、日を大震災と津波、原発危機が襲った。 変革の先頭に立つ国々のチュニジア、エジプト、ヨルダンからジャーナリストやNPO活動家ら、「アラブの春」運動を引っ張った16人が日へ招かれ、東北の被災地を回り、復興にあたる人々と交流した。 来日したチュニジア人の記者タレク・ムラドさん(34)が「ぼくらの国が民主化運動の先陣を切ったという自負がある」と胸を張れば、ヨルダン人の若手官僚ナスル・サエル・アルジュードさん(28)は隣国シリアで続く流血事態に、「私の国ヨルダンのアブドラ国王は、自分がシリアの指導者だったら、辞任していただろう、と語り、間接的に隣国の権力者を批判した」と発言した。 いずれも20年以上前、若い特派員として頻繁に

    tsuyudamaeki
    tsuyudamaeki 2012/03/17
    国際交流基金なくなっちゃうの...?
  • “「わからない」ことに耐える力” 中高生へのメッセージ | ブログ

    2011年の秋のシーズンでも、鑑賞事業公演では、県内のたくさんの中高生がSPACの舞台を鑑賞にお越しくださいました。 SPACでは、鑑賞事業公演の際、中高生に観賞パンフレットを配布させていただいていますが、 そのパンフレットの一面にいつも掲載させていただいている、 SPAC芸術総監督 宮城聰のメッセージを、このサイトをご覧頂いている皆さまにもご紹介いたします。(※このメッセージが日経済新聞2011年12月15日発行(朝刊)にも取り上げられました) _______________________ 中高生の皆さんへ みなさんは、いま自分がどういう時代に生きていると感じていますか? そう、地域社会が崩壊し、価値観が流動化し、自殺者は増え続け、そして若者は「ひとり遊び」ばかりしていて孤独のなかに閉じこめられている、そういう「精神的危機」の時代に生きている・・・と感じる人が多いかもしれません。 で

    “「わからない」ことに耐える力” 中高生へのメッセージ | ブログ
    tsuyudamaeki
    tsuyudamaeki 2011/12/15
    “「わからない」ことに耐える力”。それは“孤独と向き合う力”
  • 綿矢りさ ドイツ、イタリア講演の旅

    綿矢りさ(芥川賞作家) ドイツとイタリアに行って講演やその他現地作家との交流などを深めてみないかと誘っていただいたとき、初めに思ったのは、「え、私が行っていいの?」だった。なにせ書いた小説ドイツ語訳とイタリア語訳されているといっても、それは五年以上前の話。ドイツではとっくに絶版になっている。私は行きたいけど、講演しに行っても、ほとんど人が集まらないんじゃないかな?三人くらいだったら誰を見ながらしゃべろう?と人気のないホールの寒々しさを想像して躊躇していた。 結局なぜ行こうと思ったかといえば、新しいことに挑戦してみたかったからだ。うまくできないかもしれない可能性に怯えて二の足を踏むのは、私の生まれもっての性格だが、うんざりしていた。 いっちょ行ってみたらどうかと誘ってくれる人がいる、必要とされると臆病者も奮起する。十日間でケルン、ベルリン、ハンブルグ、ローマの四都市をめぐる旅が始まった。

  • 東京名物「英語Tシャツ」は夏のひそかな楽しみ

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 〔10月26日号掲載〕 夏の東京を歩いていると、道行く人の胸に目が行く。性的な関心からではない。Tシャツにプリントされた言葉を見てしまうのだ。 東京では男女を問わず、多くの胸に哲学的な警句や笑えるコメントが書いてある。それも英語で。東京は間違いなく世界で最も「Tシャツ英語」が多い都市だ。 でも、夏の終わりはTシャツの季節の終わり。一見まじめそうな人々の胸のユーモラスな英語が、夏の間じゅう私を仰天させ、楽しませてくれただけに残念だ。 通り過ぎるTシャツの字を読むには速読の技術が要る。以前は文法もでたらめで意味不明なものが多かったが、最近はそうでもない。Tシャツ業界も英文法のチェックを始めているのかもしれない。 文句も以前より長くなり、一瞬では読めないものもある。こんなのもあった。「I want to find a way for me to...(○○

    東京名物「英語Tシャツ」は夏のひそかな楽しみ
  • 【大震災と文化】伊藤裕夫「いま求められること」+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

    ■ネットやファンド 活かされた支援  住居を流され、肉親を失い、不自由な生活を強いられた東日大震災の被災者に、文化はどんな役割を果たせるのか。8月下旬~9月上旬に連載した企画「大震災と文化」(計5回)では、伝統を守り被災者を励ますために芸術の力を借りる人々を追ったが、支援の広がりはどうなっているのか。文化政策に詳しい富山大の伊藤裕夫教授(62)に、震災後の文化・芸術支援のあり方について寄稿してもらった。                   ◇ 東北地方から北関東の太平洋岸を未曽有の大地震と大津波が襲って、はや半年がたった。死者・行方不明者は約2万人となり、併発した原発事故もあっていまだに7万人を超える方が避難・転居を余儀なくされ、復旧・復興の見通しは依然立っているとは言いがたい。 文化・芸術分野においても、文化施設の被災が278件、文化財の被災が国宝5件を含む725件(いずれも文化庁調べ

  • 学ぶ力 - 内田樹の研究室

    「学ぶ力」という文章を書きました。中学二年生用の国語の教科書のために書き下ろしたものです。が届いて、読んでみたら、なかなか「なるほど」と思うことが書いてあったので(自分で言うなよな)、ここに再録することにします。 中学二年生になったつもりで読んでね。 「学ぶ力」 「学ぶ力」 日の子どもたちの学力が低下していると言われることがあります。そんなことを言われるといい気分がしないでしょう。わたしが、中学生だとしても、新聞記事やテレビのニュースでそのようなことを聞かされたら、おもしろくありません。しかし、この機会に、少しだけ気を鎮めて、「学力が低下した」とはどういうことなのか、考えてみましょう。 そもそも、低下したとされている「学力」とは、何を指しているのでしょうか。「学力って、試験の点数のことでしょう」と答える人がたぶんほとんどだと思います。ほんとうにそうでしょうか。「学力」というのは  「試

  • asahi.com(朝日新聞社):〈でんきとべんり:下〉蛍光灯 日本を照らす - 文化トピックス - 文化

    〈でんきとべんり:下〉蛍光灯 日を照らす(1/3ページ)2011年7月5日10時35分 東京の夜が暗くなって、私たちはいかに明るさ好きだったかを思い知った。戦後の日を白く照らした電気器具は、蛍光灯である。 店先に取り付けられた蛍光灯で、薄暗い通りがパッと照らされた。白熱灯とは明るさが断然違う。1953年の浦和(現さいたま)市。自宅近くの商店街で初めて蛍光灯を見たときの強い印象を、34年生まれの照明学者、乾(いぬい)正雄・東京工大名誉教授はよく覚えている。 「最初の店は確か飲店でした。すぐに4、5軒が同調し、商店街全体が蛍光灯になるのに時間はかかりませんでしたね」 蛍光灯は38年にアメリカで発売され、ほどなく日でも生産が始まるが、戦争中は軍が独り占めで使った。一般向けの販売が再開されるのは48年。商店や工場、事務所などから普及が始まり、「新時代のシンボルと感じられるようになった」(『

  • クラブイベントに疲れた

    趣味で定期的にDJイベント主催している。 最初は、やりたいことが形になって、友達の輪が広がって、よい音楽にふれられる機会がふえて、憧れていたDJが自分のイベントにでてくれてとにかく楽しかった。 そのうち、色んなイベントにDJとして呼ばれる機会が増えてきた。 ノルマが付き纏い、自分のイベントの告知をしていかなくちゃいけなくて 来てくれたDJのイベントに遊びにいって一晩で何件もクラブをハシゴするようになった。 仕事も週末も忙しくて休むヒマがなかった。 二日酔いで会社にいった。 クラブに興味がなかった恋人に振られた。 一緒にイベントしている仲間内でも「告知をする人」と「ほとんどしない人」がでてきた。 あくま趣味なのでそこまできつく言う事もできずせめて自分が動いてるのを見て動く気になってほしいと思いながら動いた。 それでも動かない人は何かと理由をつけて動かなかった。 ふらふらで明け方、山手線寝過ご

    クラブイベントに疲れた
    tsuyudamaeki
    tsuyudamaeki 2011/06/24
    あるある
  • 卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。 | 立教新座中学校・高等学校

    諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。その努力に、校教職員を代表して心より祝意を述べる。 また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、生徒諸君とともに感謝を申し上げる。 とりわけ、強く、大きく、校の教育を支えてくれた保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、心からの御礼を申し上げたい。 未来に向かう晴れやかなこの時に、諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。 このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、配布予定の学校便りにも掲載した。その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、濁流と化し、数多の人命を奪い、憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、どうして

    卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。 | 立教新座中学校・高等学校
  • 第8回 感情1|<構築>人類学入門|平日開店ミシマガジン

    「経済」の回でもふれてきた「感情」。 ここで、もう少し掘り下げて考えていこう。 激しい怒りを覚え、悲しみに涙を流し、何かを手に入れたいと欲する。 こうした「感情」が、ほかならぬ自分だけのものであるのは自明のように思える。 でも同時に、ぼくらは感情がひとりでに生じるわけではないことも知っている。 怒りを覚える対象、悲しみを引き起こす出来事、欲望を喚起するモノ。 そうした広い意味での「他者」の存在よって感情は生み出されている。 感情は、いつもどこでも自然に生じるような能的な現象なのか? その感情をあなたに感じさせているのは、いったい「何/誰」なのか? 今回は、エチオピアでの経験から話を始めよう。 最初にエチオピアを訪れたのは、12年前のことだ。 ほとんど海外に出たこともなかった二十歳そこそこのころ。 10ヶ月あまりの滞在期間の大半をエチオピア人に囲まれて過ごした。 それまで、

    tsuyudamaeki
    tsuyudamaeki 2010/02/19
    「日本は感情をコントロールしている社会」smile¥100-だしな、まったく。
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