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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (12)

  • ジェノサイドの認定はなぜ難しいのか、その定義と大量虐殺史 写真19点

    生存者たちの悲鳴やすすり泣きが聞こえるなか、2014年にルワンダを訪れた潘基文(バン・キムン)国連事務総長(当時)は、スタジアムを埋め尽くす3万人の聴衆に呼びかけた。「『二度とあってはならない』という言葉を何度も発するようなことがあってはなりません」。その20年前、ルワンダではわずか100日間に80万人以上が殺害される大量虐殺が起き、のちにジェノサイドと認定されている。(参考記事:「ルワンダってどんな国?」) ルワンダ虐殺は、国際刑事裁判所が歴史上初めてジェノサイドの罪で有罪判決を下した事件だ。ジェノサイドはナチスのホロコーストをきっかけに定義された犯罪だが、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻は、ジェノサイドの定義と訴追をめぐる議論を再燃させている。以下では、ジェノサイドという言葉が生まれた経緯と、その認定が難しい理由を解説する。(参考記事:「大虐殺後に女性躍進、ルワンダで何が起きたの

    ジェノサイドの認定はなぜ難しいのか、その定義と大量虐殺史 写真19点
    tsysoba
    tsysoba 2022/04/26
    ジェノサイドを巡る国際社会の苦悶とこれまでの議論を整理。写真多数。閲覧には注意を。
  • 英国でデルタ株の亜系統が急拡大、なぜ? 危険度は?

    2021年10月20日、英国ロンドンの地下鉄に乗る通勤客。新型コロナウイルスの拡散を防ぐためにマスクを着用している人もいる。感染者数が急増している英国では現在、病院の負荷を軽減するため、医療関係者が政府に一部の制限を復活させるよう求めた。(PHOTOGRAPH BY TOLGA AKMEN, AFP VIA GETTY IMAGES) 英国では7月以降、デルタ株の亜系統「AY.4.2」が拡大している。依然として主流は元のデルタ株ではあるものの、現在、2つの新たな変異をもつこの亜系統が新規感染の12%以上を占めている。9月上旬の時点では4%以下だったため、割合は増加傾向だ。 さらに憂慮すべきは、AY.4.2がデルタ株の他の亜系統を着実に打ち負かしている点だ。英保健安全保障庁(UKHSA)が10月22日付けで公表した暫定的な証拠では、AY.4.2はデルタ株の他の亜系統に比べ、家庭内での感染率が

    英国でデルタ株の亜系統が急拡大、なぜ? 危険度は?
    tsysoba
    tsysoba 2021/11/09
    デルタ株の変異がまだ続いており、一部の亜系統が英国で広がっているとの話。まだ何ともいえない、という感じだが。
  • なぜデルタ株は脅威なのか、あらためてコロナ感染対策の徹底を

    2021年7月30日金曜日、米カリフォルニア州トーランスのリトル・カンパニー・オブ・メアリー・メディカル・センターで、新型コロナ患者20人に付き添う看護師たち。ここの患者の大半はワクチンを接種していない。(PHOTOGRAPH BY FRANCINE ORR, LOS ANGELES TIMES VIA GETTY) 米国疾病対策センター(CDC)によれば、デルタ株は既知の呼吸器系ウイルスの中でも感染力が非常に強く、ほかの変異株よりも重症化を引き起こしやすいと考えられ、抗体を回避する能力も高い。米国が新型コロナの第4波と向き合う中、ずっと懸念されていたデルタ株(インドで初確認)の危険度について、多くのことがわかり始めている。 米国では、ソーシャルディスタンスやマスクのガイドラインが緩められたり、一部地域でワクチン接種が進んでいなかったりするせいで、デルタ株が急速に主流となった。CDCのデー

    なぜデルタ株は脅威なのか、あらためてコロナ感染対策の徹底を
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    tsysoba 2021/08/17
    画期的新情報があるわけではないが、よく整理されている印象。
  • 新型コロナの起源、WHO報告書の4つの可能性を再検証

    SARS-CoV-2のようなウイルスのルーツをたどるには、何年もかかるのが普通だ。WHOが3月に発表した報告書では、その起源はほぼ明らかにされていないものの、「あるシナリオが他のシナリオよりも可能性が高いと言えるだけの十分な証拠はあると思います」と専門家の1人は言う。(ILLUSTRATION BY NIAID) 6月6日時点で1億7200万人以上が罹患し、370万人の命を奪った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。原因となるウイルスは、どのような経路をたどって動物から人間へと感染したのか。その起源を探る調査が続けられている。 米バイデン政権は5月26日、国内の情報機関に対し、動物からの感染から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含む野生由来のサンプルを研究していた実験室からの流出した可能性まで含めて、経路をより詳しく調べるように指示した。 これまで、新型コロナウイルスの起

    新型コロナの起源、WHO報告書の4つの可能性を再検証
    tsysoba
    tsysoba 2021/06/08
    新型コロナウイルスの起源に関するWHO報告書に取り上げられた4つの説を紹介。WHOによる可能性の高い低いの評価はあるものの、どれもまだ決め手を欠く感じ。
  • 米議会乱入、暴徒のタトゥーや旗は何を意味するのか

    1月6日、トランプ支持者が米議会議事堂の前に組み立てた絞首台。暴力と白人至上主義のシンボルのなかには、誰が見てもそうとわかるものもあれば、一般の人には意味が通じないものもある。(PHOTOGRAPH BY SHAY HORSE, NURPHOTO/GETTY IMAGES) 2021年1月6日、米連邦議会議事堂へ乱入した暴徒たちは、さまざまなシンボルを携えていた。 その中には、テレビでこの異様な光景を見ていた人々にも一目で意味がわかるシンボルもあった。赤地に青いX印、その中に白い星が並ぶ旗は、南北戦争時代に奴隷制維持を支持して合衆国からの独立を図った南部連合の旗で、今も奴隷制や白人至上主義の象徴になっている。絞首台と首のしめ縄も同様に、人種隔離政策であるジム・クロウ法時代の黒人リンチや、西部開拓時代の無法地帯を思い起こさせる。(参考記事:「リンチ殺人が横行した米国、暗黒の歴史」) だがその

    米議会乱入、暴徒のタトゥーや旗は何を意味するのか
    tsysoba
    tsysoba 2021/01/19
    これはありがたい解説。歴史的図像の「盗用」に対して、「中世の専門家の間で危機感が高まっている」という点も示唆的。
  • 国際女性デー、ルーツは思った以上に過激だった

    国際女性デーには世界中の女性が平等な権利を求めて街頭で抗議行動を繰り広げる。写真はバルセロナのデモ参加者。(PHOTOGRAPH BY PAU BARRENA, AFP/GETTY) 毎年3月8日は国際女性デーだ。世界の人々はこの日、人口の約半数を占める女性たちの功績を改めて称える。最近では、セレブやブランドが女性を称える日のようになっているが、そのルーツは思いのほか過激である。国際女性デーは、今から100年以上前に、女性の平等な権利を希求する社会主義運動のリーダーによって提唱された。 1909年、米国では労働運動と女性参政権運動が高まっていた。ロシアからの難民で、労働組合を組織し、ジャーナリストでもあったアメリカ社会党女性委員会のテレサ・マルキールは、こうした運動において女性がより積極的な役割を担えるようにしたいと願い、2月の最終日曜日を「全米女性デー」と定めると宣言した。同年2月23日

    国際女性デー、ルーツは思った以上に過激だった
  • 新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由

    2020年2月18日、世界中に新型コロナウイルスへの不安が拡大するなか、中国江西省の畑で農作業をする村人。インフルエンザウイルスなど一部のウイルスは、気温が低く空気が乾燥していると感染が拡大しやすいが、今回の新型コロナウイルスも同じように天候に左右される性質を持っているかどうかはまだわからない。(PHOTOGRAPH BY LIU HAOJUN XINHUA, EYEVINE/REDUX) 世界中で急速に拡大している新型肺炎(COVID-19)の流行は、インフルエンザのように春になれば終息するのだろうか。多くの専門家は、暖かくなってウイルスがどんな動きをみせるかを予測するのは時期尚早とみている。 コロナウイルスには多くの種類があるが、人間に感染するのは7種だけだ。そのうち4種が、軽い風邪症状を引き起こすことで知られている。目下流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含め、残りは

    新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由
    tsysoba
    tsysoba 2020/03/08
    暖かくなれば流行は沈静化する説に特に根拠はないのか…
  • 新型コロナウイルスに感染するとこうなる

    2020年2月3日、封鎖されている武漢の病院で、回診中に肺のCTスキャン画像を見る医師。(PHOTOGRAPH BY STR/AFP VIA GETTY IMAGES) 中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスについては、まだ知られていないことが多い。しかしひとつだけ確実なのは、このウイルスに感染すると、体中に異変が起きるということだ。(参考記事:「新型コロナ、インフルやエボラと比べた危険度は」) SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)のように動物から人間へ感染した過去のコロナウイルスは、通常の風邪ウイルスとは違い、多くの臓器に広がって様々な症状を引き起こした。今回の新型ウイルスも例外ではない。(参考記事:「MERSワクチン、開発が進まない理由」) わずか1カ月あまりで2000人以上の死者を出したのはそのせいだ。致死率はSARSの5分の1程度のようだが、死者数は既

    新型コロナウイルスに感染するとこうなる
    tsysoba
    tsysoba 2020/02/25
    この解説が正しければ、第2段階以降に突入したら助かる気がしないのだが…。この解説を論破できる識者の登場が待たれる。
  • 地中へのCO2隔離で地震が増加?

    アメリカのテキサス州では20世紀初頭から、石油を汲み出すやぐらが馴染みの光景となっている。当初は自噴する原油も、いずれ水やガスを注入して加圧回収することになる。最近では二酸化炭素注入技術が世界的に普及した結果、同州西部で発生する小地震の原因になっている。 Photograph by America, Alamy 近年、アメリカのテキサス州西部で発生した18回の小規模地震は、油井へ注入する二酸化炭素(CO2)が引き起こした可能性が明らかになった。 アメリカでは気候変動対策として、大気中のCO2を地下に隔離・貯留する「温室効果ガス隔離政策(GCS)」が施行されている。今週、22カ国および欧州連合(EU)のエネルギー行政の責任者がワシントンD.C.に集結、炭素捕捉・隔離技術を世界的に普及させるための方策を話し合った。一方、CO2の地下貯留と地震の関連性を指摘する調査結果によって、地下深くに温室効

    地中へのCO2隔離で地震が増加?
    tsysoba
    tsysoba 2019/02/23
    2013年の記事。相関が証明されたとまでは言えないけど、こういう研究もあることはあるのか。
  • 海賊「黒ひげ」が読んだ探検本?沈没船から発見

    海賊「黒ひげ」の旗艦クイーン・アンズ・リベンジ(アン女王の復讐)号から発見された紙片と、紙片の出所であることが判明したとの比較画像。(PHOTOGRAPH COURTESY N.C. DEPARTMENT OF NATURAL AND CULTURAL RESOURCES) 悪名高きカリブの海賊「黒ひげ」。その旗艦に乗り組んでいた18世紀の男たちは、どうやら読書を楽しんでいたらしい。 難破した「クイーン・アンズ・リベンジ(アン女王の復讐)」号から回収された紙片が、1712年に出版された英海軍のエドワード・クック大佐の著書『A Voyage to the South Sea, and Round the World, Perform’d in the Years 1708, 1709, 1710 and 1711(太平洋および世界一周の航海、1708、1709、1710、1711年に遂行)

    海賊「黒ひげ」が読んだ探検本?沈没船から発見
  • 第3回 覚せい剤の乱用文化は日本起源だった

    さんが所属する国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所は、研究所とはいえ、病院も併設しており、松さんは臨床の仕事をしつつ、治療プログラムの開発と普及を行う立場だ。 治療対象は、もちろん、流行り廃りはありつつも、覚せい剤依存が一番大きなものだという。お話を伺った2017年2月末の時点では、7割方が覚せい剤とのことだった。 ここまで乱用される覚せい剤には、どんな背景があるのだろうか。 「実は、覚せい剤、つまりアッパー系の元気が出るいけない薬物は、ほとんど日独自の乱用文化だったんです。1800年代の終わりに東京帝国大学の薬学部の教授が、喘息の薬として開発したものですし、戦前ではうつ病の治療なんかにも使われていました。第二次世界大戦中には、軍需工場で夜通し働かせたり、神風特攻隊の人たちがそれをキメて突っ込んでいったり、軍需品として使われました。戦争が終わってその軍需品が放出される中で、

    第3回 覚せい剤の乱用文化は日本起源だった
  • 「キリストの墓」数世紀ぶりに開けられる

    エルサレムの聖墳墓教会内で、イエス・キリストの遺体が安置されたという石墓を囲んで建てられた聖堂「エディクラ」の修復作業が行われている。(PHOTOGRAPH BY ODED BALILTY, AP FOR NATIONAL GEOGRAPHIC) イスラエルのエルサレムで、キリストの墓と伝えられる石墓の覆いが数世紀ぶりに取り外された。この墓はエルサレム旧市街の聖墳墓教会内にあり、遅くとも西暦1555年から、おそらくそれよりも何世紀も前からずっと、大理石の板で覆われていた。(参考記事:漆喰の下に12世紀のモザイク画を発見、聖誕教会) 修復プロジェクトの協力者で、米ナショナル ジオグラフィック協会付き考古学者のフレデリック・ヒーバート氏は、「石墓を覆う大理石の板を取り除くと、下に充填材が詰めてあって、その量の多さに驚きました」と言う。「科学的分析にはかなりの時間がかかるでしょうが、ついに、キリ

    「キリストの墓」数世紀ぶりに開けられる
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